2018年5月14日月曜日

ジェット機級。


将棋の藤井聡太棋士が連戦連勝で日本列島をざわつかせていた頃、高野秀行六段という滅茶苦茶面白い本を書くノンフィクション辺境作家さんと同姓同名の棋士の方が、藤井さんについて大変秀逸な形容をされていました。

『性能のいいマシンが参戦するらしいと聞いて、ベンツかな?フェラーリかな?と想像していたら、ジェット機が来た。』

私もゆとり世代がなんだかんだと言いがちなおっさんですが、最近の若いプロスポーツ選手で、このジェット機クラスと思しき人達がチラホラ出現していて、おっさんの私もワクワクしています。

野球には基本的にほとんど関心のない私ですが、やはり大谷翔平選手の試合結果はとても気になりますし、野球界での彼の存在は、ほとんどジェット機級と言えるのではないでしょうか。

ショーヘイ界でも元祖プレイボーイと言われた火野ショーヘイ氏、東洋の巨人と言われた馬場ショーヘイ(ジャイアント馬場)氏を抜き去り、現在のキングオブショーヘイ、ショウヘイヘーイでお馴染み笑福亭ショーヘイ氏をも凌ぐ勢いです。



ある記者の方が大谷選手に聞きました。

「変なこと聞かれて、イラッとすることはないの?」
当時20歳だった彼の返答が、

「イラッときたら、負けだと思ってるんで。」

少し前のヤフーニュースで読んだ大谷選手の人となりを表すエピソードです。これを読んだ私は大変感心するとともに少し落ち込みました。時間だけは彼の倍ほども長く生きている私が、未だにどんだけ負け続けているのだ、と。
天は二物を与えず、といいますが大谷選手に関しては二物も三物も与えられている印象です。ド凡人の私にもせめて一物くらいは、…あっ、ありました(←下ネタ)。とにかく世界は不公平で残酷なものなのです。



大谷選手の他にもボクシングの井上尚弥選手は間違いなくジェット機級でしょう。ボクシングは小学生の頃からテレビで放送する限りは見ていますが、歴代の日本人世界王者の中でもダントツ一番でスケールの大きさを感じます。今月の試合に勝てば、各団体の世界王者が集うトーナメント形式の大会にも参戦が予定されているとかでワクワクが止まりません。

また、RIZINなどで活躍中のキックの那須川天心選手も前述の二選手に比べると世界的な知名度ははまだまだだと思いますが、ジェット機クラスの若者じゃないかと期待しています。コナーマクレガー選手のように世界でのし上がって一試合何億と稼ぐ選手になっていってほしいです。


あとはサッカー選手でジェット機クラスのプレイヤーがでてきてくれればうれしいんですけどねえ。


それと遅くなりましたが、ゴールデンウィーク中は一週間近く満室に近いゲストさんに来ていただき、ありがとうございました。例年ゴールデンウィーク後に少しの間パッタリ予約がなく、ほっと脱力する期間がありがちなのですが、火口見学再開の影響もあるのでしょう、そこまでパッタリすることもなくそれなりに多くのゲストさんに来ていただいてます。
おかげさまでなかなか脱力はできないですが、ありがたいです。ブログ更新は稀になってしまってますが、ぼちぼちがんばって営業してますので今後とも阿蘇ベースをどうぞよろしくお願いします。