2012年9月26日水曜日

ペトログラフ。


以前隠れキリシタンの十字らしきものがブワーといっぱい彫ってある岩を発見した友人Yさんは(詳しくは以前のブログ)、先日四国や近畿地方の神社仏閣、巨石のあるようなパワースポット等を重点的に回ってきてから考えを改め、あれは隠れキリシタンが残した痕ではなく、もっとはるか昔、縄文人とか要するに古代人が残したものだと確信しましたよ、と言ってました。


確信した、…そうです(ここで(笑)とかつけたらあんまりですのでつけませんが、確信しましたよ、と聞いたときはずいぶんと笑かされました)。

縄文人とか古代人とかシュメール文字とかそちらの方面に以前よりも熱心で、私もついていくのが精一杯です。別に無理してついていかなくてもいいのですが、私もそんなロマンのある(のか?)話は実際のところキライではないのです。

Yさんはその後の探究の結果、他にも阿蘇にペトログラフ(岩刻画)があることを探し出しました。知っている人は知っているところらしく他にもまだあるようですが、その中のひとつに昨日連れて行ってもらいました。











…ウウム、確かに何か彫ってあるゾ。いつの時代のものか分からんし、欲を言うともうちょっとはっきりと何かを模した絵とか文字的な“伝えたい意思を感じさせるもの”だったらいいんだけど、とにかくちょっとすごい気もしないではない。


岩石偏愛症の彼は岩を見るととにかく人の顔とか何かの形に見えてしまうらしく、岩自体の形も古代人が造形してると言い張るのですが、まあそれは岩石偏愛症の症状のひとつということでやんわりと否定しておきました(もちろん本人は納得しませんが)。


あんまりインターネットとかに出してほしくないんですよねー、と言われたヒミツの場所ですのでご案内は出来ませんが、興味のある方でしたらYさんも相談に乗ってくれるでしょう。


その日は日が暮れてから帰りましたが、帰る途中、鹿2頭(別々)、ウリボウ2匹、リス1匹、イタチ1匹を見ました。残念ながらどれも写真は間に合いませんでしたが、阿蘇でナイトサファリしたら結構イケそうなことに気がつきました。



また今度、他のところにも連れて行ってもらってきます。

2012年9月23日日曜日

赤うし丼。



『このオレに あたたかいのはのは 便座だけ』

という涙なしでは詠めないサラリーマン川柳がありますが、先日暖房便座をONにました。朝晩はすでにちょっと寒い秋の阿蘇です。


便座から食べ物へと話題はヴィダルサスーンのようにスムースに移行しますが、昨日阿蘇で行列のできる話題の食堂へ行ってきました。阿蘇ベースから車で10数分、隣町の内牧にある赤うし丼が大人気のいまきん食堂さんです。色々なメディアで紹介されているらしく、聞くところによると、テレビ番組のいきなり黄金伝説からU字工事が食べに来たこともあるそうです。私達もそのうち食べに行きたいとずっと思ってました。

私達は土日も平日もあまり関係ないので平日に行けばいいのですが、行列がどのくらいになるのか確かめる為にも昨日(土曜日)行ってきました。文庫本持って。ちょっとわかり難いかもしれませんが、見てくださいこの行列。




午後1時頃からたっぷり1時間半待ちました。食べ物の為にこれだけ待ったのは生まれて初めてじゃないかと思います(でも大半は車の中で本読みながら待ってたので楽勝でしたが)。

阿蘇ベース近くのお肉屋さんが卸している(と聞きました)上質な赤うしの厚切りががっつりと載っており、見た目からして大変インパクトがあります。コレは大盛り、1,300円也。





もちろん味だって大変おいしかったです。肉食べたー、という気になりました。


また、いまきんさんはちゃんぽんも大変有名です。



レンゲのポジションがいささか不自然なのは撮影前に少し食べてしまった為です。ごまかしきれてなさそうなので正直に言っておきます。またしてもフライングしてしまいました。

ちゃんぽんも大変おいしかったです。ごちそうさまでした。

2012年9月17日月曜日

縁起がいい。

 私は子供の頃から阿蘇にいたわけではなく、つい3年前に移住してきた者なのでコイツが阿蘇でどれくらい珍しいかわかりませんが、私にとっては生で見るのはホント小学生以来。






玉虫です。

掃除終了時外を見ると風に煽られながら何かがフイーンと飛んでました。あの独特の色、カナブンの飛び方じゃないし…、「ひょ、ひょっとしてアレ玉虫じゃ…。」ドキドキしながら後を追いかけ、着地したときにパッと捕まえました。いやー、ホントに玉虫だ。ウレシー。玉虫がいるなんて流石は阿蘇。






どーですこの光沢。ゴージャスですねー。何かいいことありそうな気がします。

2012年9月16日日曜日

一発芸。


先日のこと、私達が犬を飼っていることに気付いたオーストラリアのTomさんから犬見せて、というリクエストがありました。たまーーにですがこのリクエストをいただきます。ナイスリクエストです!

とにかくウチのキキは知らない人が大好きなので、ちぎれんばかりに尻尾を振ってオオヨロコビします。



こーゆー時、飼い主としてはウチの犬のちょっといートコ見せちゃおーかなー、という心理がムクムクと湧き上がってくるものです。ちっちゃい頃は、ヨロコビ過ぎて、コーフンして腸が活発化するのかもよおしてしまい、ずいぶんと恥ずかしい思いをしたものです。



最近のキキの得意技。ニボシを鼻の上に乗せて待たせて、





ヨダレが出るまで待たせて、



ヨシ!と言ったら落とさずにパクっと食べるウルトラB級一発芸です。


Tomさんにこの技を披露しました。2回連続成功。「Impressive!!」(スゴイ!)とずいぶんと感心されました。そして3回目、最後のニボシです。その挑戦前、彼はちょっと待ってと言ってカメラを構えました。動画で撮影するとのこと。

ひょっとしてYoutubeに投稿されちゃって、再生回数10万とか超えちゃって、そしてウチのキキを見にゲストさんが来ちゃうかもという妄想が一瞬で頭の中を駆け巡りました。



私はキキに言いました。「次本番だからな。ビデオ撮るから絶対失敗すんなよ。」



………ヨシ!








失敗。

まったく誰に似たのか本番に弱いんだから。

台風の、

台風の、ばかやろー!

台風の、ばかやろー…

台風の、ばかやろー…
 
台風の、ばかやろー…








あー、少しすっきりした。

2012年9月7日金曜日

猿は怖い。

つい3日くらい前に猿の惑星ジェネシスのDVDを借りて見ました。まあぼんやりと何だか薄っぺらいハナシだなあと思いましたが、シーザーこと主人公のお猿さんの深い知性を宿す瞳は少し印象に残ってます。
そしたら、本日パンくんが研修生を襲うというブラックジョークのようなショッキングなニュースが入ってきました。パンくんも『ノオオオォォォォ~~~!!!』とか叫び出しそうな雰囲気ありますからね(ナイか…)。


引退前のイタい汚点になる事件で被害者の方はもちろん、パンくんにも同情します。



そこでサルにまつわる昔話なのですが、インドの聖地バラナシの安宿でのこと。ドアを開け放してある部屋のベッドの上でうだうだしてると、視界の隅に何かがササッと動きました。パッとそちらを見てアッと思いました。サルです。サルが部屋に入ってきました。呆気にとられていると、机の上に置いてあった私のバナナをわしっと掴みました。“オレのバナナ、盗られる!”と気付いてガバッと起きたものの時すでに遅し、ましらの如く(←そのまんま)逃げ去ってしまいました。


そして次の日かその次の日か覚えてませんが、その宿の屋上でまたうだうだしていた時、屋上の縁にサルが座っていました。とにかくバラナシにはサルがいっぱいいるのでそれがバナナを盗ったサルだとは思いませんでしたが、とにかくサルはオレのバナナの仇、連帯責任を取ってもらおーか、とじわじわ近づいていきました。そしてその猿と私の距離約2メートル、こっちをじーっと見ていますが、猿、まだ逃げません。そこで私は静かに両手を持ち上げファイティングポーズをとりました。ボクシングは好きでよく見てましたし、実際ボクシングの経験は無いですが、鏡前でのシャドーボクシング歴だけは結構長かったのでなかなか様になっているはずです。
『オラ、どーだ。ビビっただろ。さっさと逃げた方が身のためだぜぇ。』と心の中で挑発しました。するとその猿、私の体重の4分の1もないだろうになんと私に向かってシャーーッ!!とか言って威嚇してきたのでした。…奴、やる気です。



私は、『ええっ!に、逃げないの??き、聞いてないよー!』と思いました。絶対すぐ逃げると思ってたのに。その時の私をマンガにしたら絶対額に汗が描かれていたはずです。


私は仕方ないので素早くあたりを見回し、棒のようなものを発見。それを取ってきて、再び猿に突進すると、今度はさすがにウキキッとか言いながら逃げていきました。

『フン、ざ、ザマーミロ。人間サマに逆らうと怖いんだぞー。』と心の中で言ってやりました。私の強さを身にしみて思い知ったであろうあの猿はその後2度と人間サマに逆らうことはないんじゃないかと思いますが、実際のところはどうか知りません。



イヤー、猿って結構怖いなあと思った20代前半の冬。

2012年9月2日日曜日

熊本阿蘇間電車開通。


熊本阿蘇間の列車の運行が明日9月3日から再開します。大分方面へは引き続きJR代行バスが途中の豊後竹田駅まで往復して、電車と連絡します。


阿蘇(宮地駅)豊後竹田間の線路の開通がいつ頃になるか、JR九州のHPを見ても情報が告示されていないのでわかりませんが、先日公開されたレールがぐにゃぐにゃになった写真や、線路下の地面がごっそり流されてレールと枕木が空中に残されているような写真を見るとまだしばらくがかかるものと覚悟はしています。

しかしながら、別府、阿蘇、熊本と九州を代表する観光地を結ぶJR路線がバス代行運転で繋がっているとはいえ“不完全な状態”であるということはJRパスという外国人専用日数限定電車乗り放題チケットを使う外国人旅行者にとって、従来よりも、一段階強い動機がないと阿蘇という観光地まで足を伸ばす決断しないということになります。




すでに10回近く阿蘇ベースに来ていただいているリピーターのT夫妻が昨晩いらっしゃって「外国人がいない阿蘇ベースは初めて。」とちょっと驚かれたのですが、確かにそれはなかなか珍しく、外国人訪問者の減少はやはり感じています。


阿蘇ベースというと外人さんの多いとこ、と認識されていますし、まあ言えばその通りなのでJR豊肥本線の早期の完全復旧を心待ちにしています。