2010年9月27日月曜日

扇風機を仕舞いました。


朝晩は結構寒くなりましたので、扇風機を仕舞いました…。






「はーい、みんな注目~!!」




「ダラダラすんな~! 整列!!」




「はい皆さん、今年の夏は御苦労様でした。しかし、なかには一度も働かずに過ごした者もいるようで、先生は悲しい! そんなことだから、うんたらかんたら、ぐちぐちくどくど………。」










「先生ー。田中くんが貧血で倒れました~。」

2010年9月25日土曜日

カッコイイとは、こういうことさ。



バックパッカーとダンディは通常お互い相容れぬ関係にあります。

極端な例で言うと、舘ひろしさんには裸の大将の主演オファーは絶対に来ないし、世界ウルルン滞在記でどこかジャングルの部族の家にホームステイすることも絶対に無い、と、つまりそういうことです(←わかります?)。

この『バックパッカーはダンディに成り得ない』という法則を半分破るダンディなゲストさんが、彼女(もしくは奥さん?)のZurcherさんと旅行中のチェコのChrisさんです(“半分”というのは、バックパックを背負ってはいましたが、だからといってバックパッカーと言えるのかどうかはいまいち“?”だったからです。)。

高級そうな眼鏡にきれいに整えられた口ひげを蓄え、年齢は見た目40歳前後でしょうか?ダンディに欠かせないアイテム、煙草をくわえた姿は、それだけでも見る人が見れば「結構ダンディね。」と後ろ指をさされそうです(←誤用)。


ただし、それだけでは私こんなに何行も書きません。

それは彼らが出発する時でした…。

彼が帽子を本棚の上に忘れているようでしたので、「I think this is yours.」と彼に帽子を手渡そうとしたら、彼女のZurcherさんが、

「いいのよ、それは。彼、いつもそうするの(意訳)」


えええ~~っ!い、いつも帽子置いて行くんですか!?か、かっこい~~!!


そして、「それでは have a nice trip!」 と彼らを見送ってから改めてその帽子を見てみると、なかにカードが挟まれているのに気が付きました。そしてそこには手書きのメッセージが…。

A gift for the one who takes this hat. May all my good thoughts be with you.

Chris


(この帽子は手に取ったあなたへのプレゼントです。私のすべての良い考えがあなたとともにありますように。 クリス)


う~ん。渋いっ!紅の豚の名コピー、“カッコイイとは、こういうことさ。”がサッと頭をよぎりました。正にカッコイイとはこういうことです!



この帽子自体もMade in Italyのブランド品で2000、3000円で買えるようなものではなさそうです。


オーストラリアのほぼすべての$1ショップで売っている(と思う)、10個かそこらで1ドルのコアラクリップを置いていくのとはわけが違います(今までにコアラクリップをくれたオーストラリアのゲストの皆様、大変感謝してます。そのお気持がとても嬉しいのです。お気持が…。)。



ダンディに近づくために、これは是非マネをしたい行為です。帽子は高いし、もったいないので無理ですが(←それじゃあ、ダンディは無理だ)、可能な範囲で何を置いていくのがいいか、次に旅行に行く前に考えておくことにしましょう…。



2010年9月15日水曜日

そういえば

昨日のブログを書いていて、そういえば、と、ふと思い出したのですが、私が19歳か20歳か21歳の時(このへんの時間的記憶がとても曖昧なのです。)、バイクで九州旅行をしたことがあります。私が初めて阿蘇を訪れたのは10数年前のそのときでした。

そのときはもちろん、自分が阿蘇に将来住むことになるとはこれっぽっちも考えてはいなかったのですが、ひとつこんなことがありました…。


中岳火口横駐車場までバイクで行って、火口を見学し「オォー。」か「ウワァ。」か忘れましたが、感嘆のつぶやきを漏らし、記念撮影をして、さて行こうかとバイクに戻ったときでした(典型的速攻旅だ)。


前輪か後輪か忘れましたが、空気がかなり抜けていたのです。パンクです。それまでにパンクの経験など一度もありませんでしたし、その駐車場に駐車するまでは全くなんともなく、何か変なものを踏んだような感触にも気が付きませんでした。

(おっかしいなぁ。)とか思いつつ、しょうがないのでタイヤをペコペコさせながら南阿蘇までゆっくり下りてガソリンスタンドで直してもらったのでした。


…10数年経った今思うと、これは何か運命的な啓示だったのではないかという気がしないでもありません。阿蘇のカミサマが「オイ、どこ行くんだ。オマエのウチはここだぞ」と、引き止めたような…(それは言い過ぎか)。


とにかく昔々、阿蘇と私にそんな小さな因縁があったのでした。

皆さんには、そういえばあの時のアレはこーゆー意味だったのかなぁ…、なんて思う経験はありますか?

2010年9月14日火曜日

わかりません。

日本語は日本人か、と思うほど。英語は日本語より得意。でも母国語はポルトガル語。


完璧なtrilingualにして、ちゃきちゃきな江戸っ子気質(と感じました)、三重在住日系ブラジル人のアンナさん(写真無)から質問がありました。


「これどういう意味か教えてください。」

「え?」

「レンタル自転車で走ってたら、ネックレスが切れたんです。ホラ。

「うん?」

「これは阿蘇がパワースポットだから、切れたんですか?これは素敵な人に会えるってことなんですかね?」





すみませんがその意味は私には分かりませんし、おそらく誰にもわからないと思います…(でも、時がたてばその意味が分かるかもしれませんね)。

2010年9月13日月曜日

疑問だ…。

阿蘇ベースから車で5~6分、湧水自噴スポット。



河童、河童♀、そしてマーライオン



本気なのか、冗談なのか、量りかねます…。

2010年9月5日日曜日

古坊中 その②


「ウーン無いなぁ。写真のこの感じだと、絶対ここらあたりだと思うんだけどなぁ。ひょっとして誰か持ってっちゃったんじゃない?」と思い始めた頃、ソレは藪の中に転がっていました。





スコップです。


怪しい…。

怪しすぎる…。



もうひとつの梵字の刻まれた石碑を探しに古坊中に通い、すでに2日目になっていました。


石碑を掘り起こすのに丁度良さそうなスコップが、手掛かりの写真からここら辺りじゃないかなー、というまさにその場所近くの藪の中にわざと隠すように捨てられています。

もうこのあたり一帯大概歩き回りました…。


「もうここには無いのだろうか…。」


そのうちに「誰だよ盗んだの。バチ当たりヤロウめ…。」、と毒づき始め、誰かが盗んでいったというストーリーがだんだんと真実であるかのように心の中で優勢になっていきます。なんかすでに9割方諦めモード。


そんなとき、一応聞いてみるか…と、古坊中から飛び立つヘリコプター遊覧飛行のスタッフ方がいらっしゃったので聞いてみました。


(写真を見せて)
「こんなの探しているんですが…。」
「うーん、見たこと無いけどねぇ。でもあの辺(指を指して)に何かあったような…。」といういかにも曖昧な情報をくれたのでした。

昨日から古坊中で牛を放牧させている酪農のおじさんや、ロープウェイ乗り場近くでゴミを拾っていた(恐らく駐車場の)管理人のおじさんにも聞いてみたのですが、皆さん一様に「見たこと無いねぇ、でもあの辺で見たような、見ないような、むにゃむにゃ。」的な答えしか返って来ませんでした。


あの辺もすでに歩いてんだけどなぁ、とか思いつつも、もう一度“あの辺”に行ってみます。




「…オヤ?」

私の立っている位置から、その距離、記憶によると恐らく3mくらい。草の塊から黒っぽい頭が“ちょこん”出ているのが不意に目に入ったのです…。



「…こ、こ、」




「こんなとこにいたんかー!!!」


盗まれてません。まだこの平原の中に昔と同じように佇んでいたのです。

本日見つからず帰ってしまったら、『結論:どこかのバチ当たりなドロボウが盗んで行ったようだ(終)』になっていたところです。ふぅ、危なかった。



そして、前回と同じく待望の対面に感謝し、その古い碑に水を掛けて手を合わせたのでした…。





後日談ですが、、

阿蘇の大先輩、陶芸家である阿蘇坊窯の山下さん(とてもオモシロい人なんです!)が梵字の意味を持っている梵字の本で調べてくれました。

それによると、この丸に囲まれた梵字は阿弥陀如来で、その左下右下にそれぞれ観音菩薩、勢至菩薩にあたる梵字も刻まれており、阿弥陀三尊を表現しているとのことでした。

前回の碑に刻まれた梵字は、まだ調べ中です。

フリアコ、タクミくん

先日から阿蘇ベースでフリアコしてもらっているタクミくんに、一回ブログ書いてよ、とお願いして書いてもらいました。彼は以前ウチに宿泊され、しばらくして募集もしてないのに「フリアコしたいんですけど…。」、と電話してきた、少しシャイに見える割に勇気と行動力のあるチャリダーさんです。

フリアコとは“Free Accommodation”の略で掃除などを手伝ってもらう代わりに宿泊代タダですよ、というシステムです。

もし興味がある方がいらっしゃいましたらご一報下さい。

それでは、タクミくん、よろしく!パチパチ。



はじめまして。
8月20日からヘルパーとしてASO BASE BACKPACKERSに滞在しているTAKUMIと申します。
只今、某関東の大学に通っていますが、夏休みということで阿蘇に来ています。
初めて阿蘇に来たのは今年のGW。阿蘇の雰囲気、景色、そしてASO BASE BACKPACKERSに心を奪われ、もう一度阿蘇に来ると決心。そして3ヵ月後すぐに阿蘇に戻ってきてしまいました^^;

外国の方と話をしたり、地元の祭りに参加したり、自転車で阿蘇山に行ったりなど阿蘇ライフを満喫しています^^
ヘルパーとしては、掃除を毎日3時間程度しています。掃除が終わってからは自由な時間で、スーパーに行ったり、自転車で近所を散策したりしています。
また先日は休みを2日間いただき、由布院・黒川温泉を旅してきました。
由布院では由布川渓谷という神秘的な場所(イメージとしてはもののけ姫みたいな感じ)に行き、癒されてきました。

[写真] 由布川渓谷



さてASO BASEステイはあと3日。最後まで阿蘇を満喫して帰ります!!
それでは。


2010年9月1日水曜日

美しい光景

夕日に照らされながら、思案にふけるアマガエル。阿蘇ベースでは御馴染(!?)の光景。

何気に、“ウツクシい”と思いませんか?





え、思わない…?

やっぱり?

還暦の旅

東京在住のアメリカ人、日本語ペラペラScottさん。還暦を迎えた(る、だったかもしれない)という彼は宗谷岬から自転車で日本縦断中。ここまで約1ヶ月半、3700キロ余り、雨にも風にも夏にも負けず走って来ました。




間寛平さん然り、60歳になってもこんな風に挑戦している人はかっこいい。かっこいいんだけど、「俺、今スゴイ挑戦してるんだぜ!」という雰囲気が全くなく、“さり気ない”ところがまたシブいです。

こういう挑戦は世間のおっさんたちにとってよい刺激になるのではないでしょうか。私もあまり積極的には認めたくないのですが、一般的にはおっさんと言われても否定するにはかなり苦しい世代になってしまってますのでよい刺激になります。心から拍手を送りたいですし、そしてやはり結構羨ましかったりもします。


ゴールに設定しているのは九州最南端の佐多岬。9月9日の自身の誕生日に到着予定だそうです。あと少しですね。最後まで気をつけてゴールしてください!