2014年3月20日木曜日

韓国でこんなものを食べてきた。

日韓関係がいつにも増してにキンキンに冷え切っている今日この頃ですが、先日の休みに韓国にほんの少しだけ行ってきました。


ご存じの方はご存じなのですが、私の奥さんは韓国人なので韓国に行く場合は、『さあ、韓国のいいところを見せてごらんなさいっ!』と言わんばかりにふんぞり返りながらも、奥さんの後を子供のようにトコトコとついてまわるような、いささか残念な旦那というか人間になってしまいます。不本意なのですが。


今回は釜山と、奥さんが幼少のころ住んでいた晋州(ジンジュウ)という街に初めて行ってきました。彼女にとって何十年ぶりというその街で、ここは昔父が何々したところだとか、この教会こんなに小さかったっけとかそんな説明をいろいろ聞きながら街をぶらぶら歩いたノスタルジックな小旅行となりました。


私としては観光というより、とにかく韓国料理を食べることだけを楽しみにしていましたので、韓国でこんなものを食べてきたぜ、というのをサラッとご紹介します。




まずはコレ、




うなぎです。この晋州市ではうなぎが名物で川沿いにうなぎ屋さんが数軒並んでいました。奥さんも昔何回も行ったことがあるというその中の一番の老舗で食べてきました。韓国ではうなぎはこのように甘辛いタレで焼いて、葉っぱに包んで食べるのが一般的だそうです。うなぎの下には刻んだ玉ねぎが敷いてあります。韓国らしくたくさんの種類の小皿がついてきました。韓国では普通らしいですが若干グロテスクな虫の炒め物もありました。全然食べられますが、今後積極的に食べたいかと聞かれたらそうでもないと答えます。うなぎはやはりうなぎなので当然かなりウマいですが、日本のウナギの蒲焼きとどっちがいいかと聞かれれば蒲焼きがいいと答えます。でもまた食べたいです。冷麺は韓国に来たら一回は食べなきゃと言う奥さんのリクエストです。



そしてコレ、



これは奥さんが子供のころの同級生の両親がやっているというスイーツのお店のチンパン(蒸しパン)というものです。昔と変わらず小さくて古くさい、オシャレさのかけらもないお店ですが、遠くからお客さんがコレ目当てではるばるやってくる超有名店で、メニューは一種類(季節によって違うらしい)。

簡単に言うと小さいあんパンにあんこベースのたれが掛っているという、何となくどこでも同じようなものは作れなくはなさそうですが、何かクセになる秘密もあるような気もします。写真を見てると今でもまた妙に食べたくなります。

開店してすぐの時間にお店に行ったのですが、すでに狭い店の中はお客さんで一杯。毎日何個販売と決めていて、昼少し前に開店なのに午後の早い時間には売り切れてしまうそうです。『店を大きくしない(増やさない)。たくさん売らない。それなりに生活できる分売れれば十分。』というお店の姿勢も潔くて男前です。店構えの写真など撮り忘れましたけど、こんなお店はなかなか観光客では分かりづらいと思います。韓国人が身近にいることの特典はこんなところでしょうか。


写真は撮ってなかったのですが、この街には昔ながらの市場が街の中心にあり、生鮮食品からキムチ、たくさんのお惣菜類などなどバラエティに富んだ韓国の食べ物が売っています。この街で一週間くらい部屋を借りて、市場でいろいろなおかずを買ってご飯だけ自分で炊いて食べまくるのはさぞ楽しかろうと想像しました。




そして釜山に移ってチャジャン麺 。ウマいですが、細切りのキュウリが致命的に邪魔してます(←キュウリ嫌い)。




そしてマンドゥー(韓国餃子)。なんか変わった形ですがウマかったです。




行列のできるホットク(甘い焼き(揚げ)パン)屋さん。ここが元祖とのこと。いろんな種類のナッツが入ってます。



今回韓国に行って円安の影響もあり、食べ物が安いという感覚はほとんど無かったのですが、かなりお得だと思ったのがコレ。



ホテルで取ったいわゆる韓国的中華料理の出前です。これで16000ウォン(1600円弱)。

この写真だとイマイチおいしそうさが伝わってないですが、どれもかなりウマかったです。この韓国チャンポンはエビやら貝やら魚介たっぷりの出汁が利いていました。日本の白濁スープチャンポンもいいですが、これはこれで好きです。チャーハンには韓国ではチャジャンがかかっているのが普通、というのは初めて知りました。そしてタンスーユク(豚唐揚げに餡をかけたもの)も相当ウマかったです。これはセットメニューですがお腹が空いていても私達ふたりでぎりぎり食べられるかどうかというボリュームで(ビールも飲んだので結局翌朝の朝ごはんにもなりました)、なお且つ本格的なウマさで少し感動してしまいました。40年やっているという出前のお店ですがおススメです。



今回は期間が短すぎたので他にもまだまだアレとかソレとか食べてみたかったという心残りもたくさんあるのですが、まあいつかまた行くこともあるでしょう。これから韓国に旅行を考えている方の中で、何か気になる食べ物があるという方はご遠慮なく阿蘇ベースのスタッフに聞いてください(出来れば泊まってね)。

2014年3月12日水曜日

中岳火口規制解除のお知らせ。

本日3月12日、阿蘇中岳火口の噴火警戒レベルが2から平常の1へ2ヵ月半ぶりに戻りました。


今年はひょっとしたらずーーーっとレベル2が続いてしまうんじゃないかと最悪の事態まで考えないことはなかったので、3月の本格的な観光シーズン前という思いのほか絶妙なタイミングでの規制解除に阿蘇やまの神様に感謝の気持ちでいっぱいです(-人-)。40に手が届きそう(かひょっとしてすでに届いてしまっているのかは内緒)なおっさんが思わずが絵文字を使ってしまうほど感謝の気持ちでいっぱいです。

というわけで火口から高岳登山のルートが通行できるようになり、山登り目的のゲストさんもこれからじわじわ増えてくれるんじゃないかと期待しております。私も出来れば近いうちに一度登ってきたいと思ってます。

2014年3月9日日曜日

ヘルパーさん募集してます。

今まだ阿蘇ベースではヘルパー募集してんのかなー?と疑問に思っている方がひょっとしたらいらっしゃるかもしれないので、ここらへんでまた声を大にして言っておこうと思いますが、阿蘇ベースでは現在ヘルパーさんを募集しています。絶賛募集中です。誰が絶賛しているかはご想像にお任せしますが、とにかく募集中です。


ヘルパーってどうゆうもん?っていう方の為に一応ご説明しますと、1日3時間程度の主に清掃のお手伝いをしていただいて、給料が出る代わりに宿泊費が無料になる、というシステムです。フリーアコモデーション、略してフリアコとも言います。

やはり“外人さんが来るとこ”とよく言われてしまう阿蘇ベースですので、

・外国語を話す機会を作りたい。
・国際交流的なものに興味がある。
・海外に旅に出る予定だが、もう少し先で時間があるので外国語の勉強がしたい。

という方には非常にいい環境だと思います。他にも、

・仕事を辞めて人生思案中。
・長期旅中だがしばらく落ち着きたい。
・将来阿蘇に住むことも視野に入れている。
・都会の生活に疲れた。
・毎日途方に暮れている。
・なんか楽しそう。

という方もどうでしょうか。さらには、

・掃除のことを考えるとアドレナリンがでる。
・ベッドメイキングのプロになって、プロフェッショナル仕事の流儀に出たい。

というような方にもぴったりだと言えるでしょう。

尚、ヘルパーさんには個室を使っていただけますので、集中して勉強したい時や、今はひとりになりたいの、というブルーな気分の時にも対応してます。休む日は相談して決めますが、5勤1休の割合でお休みもあります。


というわけで、阿蘇ベースでは現在ヘルパーさんを募集してますので我こそはと言う方は、

1.お名前
2.希望期間
3.年齢
4.電話番号
5.志望動機・自己紹介

をお書きの上、とりあえずメールで(asobase@aso-backpackers.com)ご応募ください。質問などは電話でもメールでもお気軽にどうぞ。

コチラ過去のヘルパーさん募集の記事ですので参考にしてください。それではご応募お待ちしております。

2014年3月5日水曜日

タンカ。

数か月前もネパールに行っていたというマレーシアのLさん。

阿蘇ベース内のどこか目立たないところにひっそりと飾られているタンカ(仏画)を発見すると、「これはどこで買ったんだ?ベリーグッドタンカだ。細かいとこまで良く描けてる。今これはけっこう高いよ(英語です)!」と、何やら事情通とおぼしき態度で熱心にそう語ってくれました。

昔は安かったけど今は凄く値上がりしているとのことなので、それじゃあこれ今だったらいくらくらいしますか?と試しに聞いてみると、「2、3千US$はするだろうね。」だそうです。



このタンカは、昔私がネパールを旅行していた時、何故かどうしてもタンカが欲しくなり、カトマンズの街中探し回って何千ドルもする高いのから10ドルもし ない安しょぼいものまで相当な数見て回り、そしてカツカツ旅だったけれど、何とか手の届く値段で最高(と思った)ものを相当値切って買ったものでした。

Lさんが何の仕事をなさってるのかは結局聞かなかったのですが、古美術品などのバイヤーなんじゃないかと勝手にニラんでます。ゲストハウスのスタッフ歴5年弱の私がそうニラむのですからおそらく間違いないでしょう。そしてそのLさんが2、3千ドルというのですからおそらく間違いないでしょう。


実際のところ100ドルも出してないんですけど、それが今や2、3千ドルもするとは私の目利きもたいしたもんです。


彼はこんなとこに飾っといちゃダメだよ、とアドバイスしてくれましたが、目立つところに飾るのは奥さんが強く反対するので、目立たないところに飾ってます。気付かなかった方も多いんじゃないかな。これから阿蘇ベースにお越しのみなさま、2、3千ドルするらしいのでそのつもりでどうぞじっくりご鑑賞ください。


2014年3月3日月曜日

メッセージ。

3月に入り、以前のような厳しい寒さも少しずつ和らいできたと同時に目も痒くなりだした今日この頃、まだまだゲストさんは少なめですが、ぽつぽつと予約も入ってくるようになりました。今のところまだ噴火警戒レベルは2のままですが、3月は野焼き、火祭り、阿蘇神社の火振り神事と一気に阿蘇観光に勢いが出てきます。出てきてほしいです。


さて、こんな感じのゲストさんの写真は久しぶりになりますが…。



旅行中にいろんな人にメッセージを書いてもらっている、自転車旅行のOさんです。出してもいいですか?と聞いたらお任せしますと言われたので、遠慮なく晒させて出させていただきます。



彼は4年前も阿蘇ベースに泊まったことがあるというので今回2度目でした。彼をパッと見たとき何か以前見たことあるようなモヤモヤ感がたしかにあったのですが、確信が持てないまま、先に「以前にココに来たことあるんですよ。」と言われてしまいました。こんなときは今までも何度かありましたが、秘かにちっくしょーヤラレタ、と思います。後からジツはなんか見たことあると思ったんですよ、とか言うのもなんとなくウソ臭いじゃないですか。


どことなくシャイな雰囲気のあった彼ですが、手書きの九州マップの上にいろんな人からメッセージを書いてもらいながら旅行していました。私も書いてくださいと言われて、へーそんなことやってもらうんだ、と勝手に少々シャイな人だなと思っていた私は少し驚きました。これだけ書いてもらってんだからさぞや長い旅行なんだろうと勝手に思っていたら、10日間の旅行の8日目と聞いてさらに驚きました。意外とガンガン行くタイプなんですね。私がもし同じことをやるならこれだけ書いてもらうのに2年くらい旅行しないといけないでしょう。



また来てくれてうれしかったです。まだまだお休みにはいろいろなところを周ろうと計画しているようですが気を付けて旅行してください。是非阿蘇にもまたどうぞ。