阿蘇ベースには世界のいろいろな国から旅行者においでいただいてますが、インド人のゲストさんは実際のところ滅多にいません。先日その大変珍しいインド人ゲストのSさんにお泊まりいただいた時にドミトリー同室の3泊もしてくれた日本人好青年Yさん、英語も話される方でしたのでそのインドの方ともよくお話されてました。
で、Yさんがあるとき半笑いで私にこう言いました。
「インド人ってめっちゃアグレッシブっすねえ!」
私は特にインド通というわけではないのですが、むかーーし3ヶ月半ほどインド旅行をしたことがありまして、Sさんのいかにもインド人的な曲者具合(←失礼。でも悪い人という意味ではないですよ)には当然気付いてましたので、「わかりますっ!」などとは言わなかったものの、同意の笑いを返しました。
どうやらおしゃべりしていて明日の予定の話になり、Yさんがレンタカーを借りて黒川温泉に行く予定を伝えたところのSさんの返しのひとことが、“俺も行けるよ。”だったとのこと。
「“俺も行けるよ。”ってどういうこと?って思いましたよ(笑)。」とはYさんの弁。おそらくですが、『I can go.』とか『I can go there with you.』などと言われたんじゃないかと思います。
コレ普通日本人ならだいたいこんな感じじゃないですか↓。
A「明日はどこ行くんスか?」
B「レンタカー借りて黒川温泉行くつもりなんですよ。」
A「えーっ、そうっスか。いいなあ。(などと行きたそうな雰囲気をそこはかとなく醸し出す)」
B「え、明日の予定は?」
A「まだナンも決めて無いんスよ。」
B「もしアレだったら、一緒に行きます?」
A「え、いいんスか?」
B「いいですよ。じゃあ一緒に行きましょう!」
これが、インド人のSさんになると、こんな感じになったようです(なんとなく大阪弁にしますが、特に気にしないでください)。
Sさん「じぶん、明日どこ行く予定なん?」
Yさん「レンタカー借りて黒川温泉行くつもりなんですよ。」
Sさん「ワイも行けるで。」
Yさん「えっ、じゃ、じゃあ一緒に行きます?」
Sさん「ええで。ほないこ。」
日本人の一般的な例とは許可を出す側が完全に逆になってます。流石はインド人。私には到底真似のできないその奔放さ、自信満々さには憧れすら抱いてしまいます。
帰ってきたYさんにおそるおそる「どうでしたか?」と聞いてみると、「なんだかんだで楽しかったですよ(ニコッ)。」となんだかんだでふたりで楽しんできたご様子。Sさんのチェックアウト時はふたり並んで記念撮影もしましたし、それなりに良い思い出になったようでひと安心しました。
ところでこの好青年Yさん、耳を見てそうじゃないかと思ったので聞いてみるとやはりプロの格闘家の方で、日本の格闘技メジャー団体で今年4戦4勝の注目株の選手でした。「今年は結構試合したんで、しばらく休もうと思ったんですけど来年の1月下旬にまた試合が決まっちゃいました。」とのことでお話を伺うと、格闘技ファンなら絶対知っているUFC経験者のビッグネームとの対戦がほぼ決まりそうとのことで、私もとてもびっくりしました。大変厳しい相手ですがチャンスと言えばチャンス。これに勝てばUFCの目にも留まるはずです。東京だけど見に行きたいなあ。がんばれYさん!今後も陰ながら熱烈応援してますよ!
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