2016年4月20日水曜日

地震後5日目に思うところ。

阿蘇ベースのある地区はまだ水道が復旧しておりませんが、救助、復旧活動を全力で行っているみなさま、自身も被災されている中、職場に戻り働くみなさま、せっせと我が家や周りの片付けをされている住民のみなさまひとりひとりのチカラによって、一日一日以前の状態に近づいて来ているように見えます。


先日のブログに書いたのですが、阿蘇ベースのあるこのあたりでは初めの15日のいわゆる前震では、これはなかなか…などとまだ若干の余裕があったのですが、16日未明のそれは揺れた瞬間『ヤバいッ!!』 と思いましたし、これほどの揺れが震度6弱ならば震度7といわれるの益城町の揺れは本当に想像を絶します。

因みに本震翌朝の阿蘇ベース↓。これでも少し片付けてます。



今後についてですが、水道が復旧しないことには然るべき館内清掃が出来ませんし、当然ゲストさんを受け入れることもできません。水道局に問い合わせましたが、復旧の見通しは本日20日現在まだ立っていないとのことでした。

阿蘇ベースでも少しは役に立てるかもしれないなと考えていた災害ボランティアの受け入れも阿蘇市では今のところは予定しておらず、確かに街をぐるぐる回ってみると、あくまでも私個人の全体的な印象としては2012年の水害時のほうが被害が大きく感じました。もちろん個々に焦点を当てると、阿蘇神社然り、全壊した家屋や倒れた塀等無残な事例はそこかしこに垣間見えるのですが。

また、阿蘇の山への登山道路もバスが走ったら崩れそうな大きなひびが入っておりましたので、復旧までしばらく時間がかかりそうです。

余震もまだたびたびあり、なんだか“地面は揺れるもの”、との考えが普通になってきた気もしています。

報道などで何か毎日、“今後一週間程度は余震に注意”などと聞きいている気もしますが、これも専門家である彼らがどういう根拠で一週間と言っているのか分かりません。

岩手県一ノ関市の父の知り合いが、父を心配して電話をしてくれたとき、父が「これだけ大きい地震が来たから、今後はまあ大丈夫だろう。」というようなことを言ったら、その方は「とんでもない!こっちでは震災の約一ヶ月後の地震で多くの建物が倒れたんですよ。一ノ関では3.11より4.7なんです!」と言われたそうで、私もそんなこと知らなかったのでへえー、そうなのかと大変参考になりました。

まあ心配しすぎても仕方ないし、私がどれだけ焦ったってなるようにしかならないのでとにかく出来ることからコツコツやっていこうと思います。今日は地震後初めて風呂に入ってきました。心配してくださっているみなさま、ありがとうございます。でも私共阿蘇ベースに対しての心配はご無用です。またいつか遊びに来ていただけたら、それがいちばんありがたいです。

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