2018年3月4日日曜日

火口周辺立ち入り規制とメキシコの小咄。


 先月28日、3年半ぶりに火口見学が再開したのでよかったなーと思っていたら、今月に入って阿蘇の火山活動の活発化した模様で、昨日3日ぶりに火口周辺1㎞の立ち入り規制を再開しました。して、しまいました…。




『はやい!はやいんじゃあ!!』

ナゼか千鳥のノブさんの声に変換された心の叫びが頭の中にこだましました。


永遠に規制なしの状態が続くわけはないのは百も承知でしたが、それにしても早かった。少し不思議なのは噴火警戒レベルは今のところ1のまま、みたいなんですよね。3年半ぶりオープンのお祝いムードへの忖度なんでしょうか。とにかく残念ですが、こればっかりは仕方ないです。自然のことですから一喜一憂もほどほどにしておきます。

しかしながら、その立ち入り規制がされていなかった間の唯一すっきり晴れた日に、前日のボクシングのことで大変胸糞悪い中、久しぶりに砂千里から中岳のルートを歩いてきました。




やっぱりこのコースのランドスケープは文句なくスバラシイです。旅行者のみなさんにはこれを生で見てほしい、と思いますね。また今度規制解除されてからになりますけど。


で、その前日のボクシング中継の勝利に浮かれる陣営の面々を見てふと思い出した私の思い出小咄をひとつ。

私その昔、一度メキシコの工場に会社の出張で行かせてもらったことがあるんですよね。工場に着いて軽く自己紹介なんかしつつ、10数人ぐらいの現地の方々の中で諸々の案内されてふと気が付くと置いてあったはずの私の安全靴がなくなっているんですよ。アレ、安全靴がない、おかしいなー、どこ行ったどこ行ったと探している私を見て、近くにいた現地のスタッフが冗談めかして一言。

『Welcome to Mexico!』

“メキシコ”、じゃなくて“メヒコ”です。周囲でどっ、と笑いが起きました。意味わかりますかね。結局安全靴はどっかからすぐ出てきたんですが、例えば電車で何かもの置き忘れてきても結構な確率でだれかに持っていかれることもなく終着駅に保管されている国と、その辺に物を置き忘れると必ず誰かに持っていかれてしまうものだと皆が当たり前のように認識している国の違い。こんな国に住むのはストレスだろうなー、と思ったものです。


ボクシングの体重超過はファイトマネー全額を対戦相手に支払う、ぐらいのことをしてほしいものです。全くメキシコの恥ですよ(怒)。