2011年9月28日水曜日

ある夜突然。

玄関の扉を開け外を見たら足元に座っていたそのコと目が合った。私を見てそのコは『みゃ~。』と甘えたような声で言った…。

そのコは名古屋から来た、、

のではない。







ある夜、ゲストさんが「猫飼ってんの?(意訳)」と聞いてきて何のことかと思っていたら「外に猫がいる。」ということだったので玄関の外を見に行った時のことでした。


おぉ、かわいいやないか。首輪とか無いけどノラか?それにしてはずいぶん毛並みもいいな。

う、うお。すりすり甘えて来よる。キミとは初対面のハズだけど、どういうことだ?イヌ語なら多少は分かるけど、ネコ語はさっぱり分からん。

し、しかしそんなに愛嬌いっぱいに迫られると…、



惚れてまうやろ!!



猫好きのチェコのKaterinaさん、Tomasさんカップルもやって来ました。相変わらず愛嬌を振りまくネコ。お腹空いてんのかな…。ドッグフードをほんのすこしあげましたらがっついて食べました。それを見てTomasさん、「これは良くない兆候だね。(意訳)」。そしてちょっとどこかに行ったと思ったらビニール袋をぶらさげて帰って来ました。すぐ横のコンビニでキャットフードひと袋買ってきたのでした。こーゆーことは賛否両論あるとは思いますが、目の前にお腹空かしてるヒト(ヒトじゃないけど)がいたらねぇ…。


次の日の昼間、またそのコがウチに来ました(上の写真はその時撮ったもの)。しょーじき、おかえり、って気分。その次の日は来なかったんで、無事本来のウチ(があるならば)に戻ったかなとも思いましたが、また先程ウチの玄関前で待ってました。どうやらまたお腹空かしてるようですね。


もしこの猫の飼い主の方がいらっしゃって、ウチのネコに食いもんやるなとかあるようでしたら阿蘇ベースまでどうぞ。

2011年9月27日火曜日

酢。

ここは多分知ってる人は地元の方でもあまりいないだろうなあ、という超穴場。





何だと思いますか?

天然の酢です。

地面からの蒸気が天井の岩に付着して、それが水滴となってぽとぽと落ちたものを溜めています。飲んでみるとさっぱりとして少し柑橘系な感じもする酸っぱい液体。

どういうことなのかさっぱり分かりませんが、とにかく酢、らしいです。


ここの場所を教えてくれた人によると、その彼が山を散策中、息子さん(か娘さん)のアトピーに効くということで遠く山口県からはるばるこの酢を汲みに来ていた人がいてここを教えてもらったそうです。

彼はにんにくやオリーブオイルを入れてドレッシングにして食べてました。私もいただきましたがおいしかったです。

サワ―ドリンクなども作れそうだけど、まあまずはドレッシングからだな…。

2011年9月22日木曜日

特典付き宿泊プラン

多くの宿泊施設ではお部屋ををインターネット経由で販売しておりますが、例えば楽天トラベルさんや自社ホームページ等から、普通の宿泊に何かプラスアルファの特典を付けて『**プラン』、としてお部屋を販売しているのをよく見かけます。『朝食付きプラン』とか、『レンタカー付きプラン』とかそういうやつですね。



山にも秋の気配が色濃くなり始めた今日この頃、阿蘇ベースでもひとつ新しいプランを考えました。

題して、

『スポーツの秋到来!広背筋を鍛えてパンチ力アップ!ダイエットにももってこい!薪割り体験つきプラン!』


なんと今ならおひとりさまにつき、宿泊費プラス2000円のところ50%OFFプラス1000円ですっ!




……


…え、何ですって?

「薪割り手伝ってお金払う…?なんだそりゃ。ただ自分がラクしたいだけじゃないのか?」


ギクッ!

“トムソーヤのペンキ塗り作戦”見破られたか…(←心の声)。




え、えーと、薪割り体験、無料でございます!



薪割り体験つきプランご希望の方はご予約の際「薪割りプラン希望」とお伝えください…。
いやホント、やってみると結構楽しいですよ(本気)。

2011年9月17日土曜日

阿蘇は自転車に最高。

1年ぶり2度目のご宿泊、韓国のJoohさん。
4000人以上が参加する韓国のアマチュアレースで上位常連、1位を獲ったこともある、もはやアスリートと言ってもいいくらいの相当気合の入ったチャリダーさんです。初日のもらい事故にもめげず、5日間阿蘇ベースを基点に走り回っていました。





今回一緒にご宿泊のチャリダーで同僚のYonさんが由布院まで行って帰ってきたので(2人は昼間全く別行動)、Yonさんもずいぶん走りましたねと感心してそのことをJoohさんに話してみると、彼にとっては由布院はまだ『近場』だそうです。

ココから由布院が近場?

彼の一日の走行距離を聞いてたまげました。なんと300キロ超ですって。300キロ超って言ったらバイクでもフツーにまずまず走ったなっていう距離だと思います。

そんなJoohさん、阿蘇周辺の道を絶賛。ここで2週間合宿したらまた1位になれそうだと言っておりました。特に阿蘇ベースから阿蘇山に登る道の角度が急すぎず、緩すぎず、丁度いい塩梅らしく特にお気に入りだそうです。

まあ多分それは彼だから丁度いいのであって、例えば私などがチャリで登ったとしたら、多分辛すぎて途中で心が折れて、「さあここから歩き出そう!」、などとそれでも前向きに自転車を押してヨタヨタ歩くことになりそうですが、走り好きのチャリダーの皆さんにとってはすごくいい道だと思いますよ。

2011年9月13日火曜日

エアメール。

旅行時代の古い友人から久しぶりに絵葉書が届いたと思ったらカトマンズからのエアメールでした。「相変わらずフラフラしとんなあ(憂&羨)」、とも一瞬思ったのですが、昔とは違い、なにやらコレをやって生きていく、ということを見つけてのそれに沿ったネパール行らしいので一概に“フラフラしてる”わけではなさそうで安心しました。




『世界はまだまだ広く、おもしろい事はつきそうにもない。』と書いてありました。イイね。旅先からの便りというのはやはり嬉しいものです。



阿蘇ベースでも阿蘇の絶景ポストカードを販売しており、爆発的に売れないまでもちょくちょく売れます。自国の家族や友人、恋人へ現地の空気を少しでも届ける為には、Eメールなどよりポストカードの方がより情緒のある方法なのは間違いないと思います。



で、それに関連して今回ちょっと言いたかったのが、コレ↓。



切手です。

海外へのポストカード用の切手は70円です。しかし70円切手の種類は、このシジュウカラしかないのです。

ネパールの切手見てください。これは“Golden Jubilee Year of The First Ascent of Mt.Dhaulagiri, 2010”と小さな説明書きがあり、ダウラギリ山初登頂から50周年の記念切手のようですがやはりネパールといえば山ですし、外国人旅行者が一番よく使うポストカードの切手としてネパール代表感があります。

シジュウカラさんのがんばりももちろん認めてあげたいところですが、やはり日本代表クラスとしてはすこし弱いんじゃあないかという気がします。シジュウカラさんには悪いですけど正直なところ、北斗の拳でいうと風のヒューイクラス、キャプテン翼でいうと来生くんクラスじゃあないかと思います(古)。

やはりここは日本の代表としてフジヤマ、スシ、ゲイシャ、アソクラスのイロイロな種類の70円切手があるべきじゃないかと思うのですがいかがでしょうか。日本郵政グループはすこし考えてもらえないでしょうかね。

2011年9月11日日曜日

大漁。

野(?)ブルーベリー、発見。

というか、実はある場所でおばちゃんたちが何か一生懸命採ってたのを見たので気になって行ってみるとブルーベリーでした。こんなところでさり気なくブルーベリーが食べ頃を迎えているとは、やはりさすがは阿蘇と言えるでしょう。連れていたキキ(ウチの犬)にあげてみるとヨロコんで食べてました。


それから私達もせっせと収穫。大漁。



ジャム作ります。

2011年9月8日木曜日

男池湧水群

ススキも目立ち始め、夏から秋へ衣替え中の阿蘇。ちょっとドライブへ。

阿蘇ベースから1時間半ほど、男池湧水群です。




飲んでみる。うむ。いつも飲んでる手野の名水とは違うことがはっきり分かるぞ。




原生林の遊歩道。




ほぼ湧きたての源流ですので川はとても綺麗。冷たい水です。すでに水浴びするには相当気合がいる季節になってしまいました。

2011年9月5日月曜日

Risking death on a Japanese Volcano

CNNのウェブサイトをサラッと眺めていると『Risking death on a Japanese volcano (日本の火山で死の危険を冒す)』などという見出しがあったので気になってクリックしてみると、パッと米塚の写真が画面に出ました。阿蘇の記事でした。


http://www.cnngo.com/tokyo/visit/mount-aso-and-me-or-how-i-risked-death-japanese-volcano-668919?hpt=hp_mid


“世界の阿蘇”と常日頃から言ってますのでCNNの記事になったくらいで舞い上がったりはしませんが、平常時より若干鼻息が荒くなった可能性は否定できません。

記事の内容はというと、簡単な阿蘇の紹介と仙酔峡からの登山の様子が書かれてました。

読んでみた感想としては、まあとにかく大げさ、そしてビビりすぎ。記事のタイトルからして“How I risked death on a Japanese volcano(日本の火山で私はどのように死の危険を冒したか?)”ですし、阿蘇のことを“taker of life(命を獲るもの)”などとおどろおどろしく呼んだりして、「そりゃ言い過ぎってもんだぜお嬢ちゃん。」と窘めたくもなります。

おそらく冗談まじりで書いているのでしょうが、阿蘇のことを全く知らない人が読んだら「ほぉ~。阿蘇っちゅうのは危険なとこなんじゃのぉ~、じいさんや。」などと言われそうなくらいの書き方だと思います。


案の定、その記事のコメント欄には阿蘇に行ったことがある人が『バカ言っちゃーいけない。阿蘇なんて全然安全だぜ。』と文句を言ってたりしてます。

まあ確かに中岳高岳の登山は全く上、中級者向けという山ではないかもしれませんが、“extremely easy hike”などと言われると、ちょっと待てよと思います。カリスマスーパーモデルが歌がヘタだと文句言われても「あたしゃー、ソコで勝負してんぢゃないわよ。」と反論するのと同じように、「阿蘇は登山の難しさで勝負してんちゃうわい!」と言ってやりたくなります。火口を見て高岳まで登って「余裕すぎてつまんなかったぜ。」くらいの感想しか持てないような登山者なら、ウチ帰ってテレビでも見ながらヒンズースクワットの世界記録でも挑戦してろや思います。

しかし、『阿蘇の登山で一番の危険は観光バスに轢かれることだ。』などのコメントには反論が難しいです。『龍の口(と本文中で形容されている火口)から駐車場までたった300Mだぜ!』とか言われると、『いや100Mじゃい!』と自虐的なツッコミも頭に浮かびますし。

もうちょっと、こう、『太古からの信仰の対象である霊山』としてのアピール、及び方針でいってくれないものかなぁ、と個人的には思うのですが…。

2011年9月3日土曜日

毎日が地獄です。


地獄のような毎日を送っているということを周囲に大きくアピールしていた原チャリ旅行者本西さん。

この場合、「あきらめるな!まだ若いんだし、生きていればきっといいことあるよ!」などと安易に励ましの言葉を掛けていいものかどうか迷いましたが、人として、また人生の先輩として、“スルー”はいけないんじゃないかと思い声をかけてみると、大学の英文科に在籍する18歳で、明るく、受け答えもしっかりしており、今すぐどうこういうことはなさそうなのでとりあえず安心しました。



翌朝には私に「今日からは毎日が天国ですっ!」と、どうとらえてよいのか若干理解に苦しむことを意気揚々と宣言されました。地獄から天国へ、精神的な浮き沈みが相当激しいらしいのは少々気懸りですが、まだ18歳、これから先さまざまな人生の艱難辛苦を乗り越え、強く生きていってくれるでしょう。


2011年9月1日木曜日

団体さん?


ここ数日、夕方以降阿蘇ベース前の駐車スペースに大きなバスが駐車しております。



「阿蘇ベース、団体さんで一杯なんじゃないか?」と思われそうですが、実際は運転手さんおひとりさまですのでご安心ください。

このバスを眺めながら、『このバスの乗客皆さんがウチに泊まったら満室かなあ…。』などとと想像するとニヤニヤと目尻も下がりますが、すぐにただの想像だと思い出すまでもなく思い出すので実際のところ目尻は下がりません。だた想像力はとても大事なチカラです。


…しかしながら、阿蘇ベースのポリシーとしてグループのゲストさんは8人まで、と決めています。なぜかというと、これは私の経験からですが、やはりグループ内で盛り上がってしまうと個人旅行者は隅に追いやられる傾向がある、ということへの開業当初からの対策です。

たまーーにですけど十数人の予約の電話がかかってくることがあり、そんなときはどれだけベッドが空いていてもお断りさせていただいております。後ろ髪はなくとも後ろ髪を引かれる思いになりますので、今後阿蘇ベースにご宿泊を考えられている、大変お目が高い(←自画自賛)皆さまは8名様以下でお願いしますね。