彼の名前はMr.Cornelius Yak。
中国原産のミドリヤクの仲間です。
というのはまんざら冗談でもなく、オーストラリアからアジア全域長期旅行中8ヶ月目、Davidさんの中国からの旅のお供です。
バックパックを背中に、そしてMr.Corneliusさんを小脇に抱えながら玄関から入ってくるなり、「Hello! His name is Mr.Cornelius Yak.」と、奇妙に高いテンションで他己紹介してくれた彼を見て、ちょっと変わった人が来たなぁ、などとほんのすこしだけ心配したのですが、誰にでもとてもフレンドリーで、意外と(失礼。)まともだったので安心しました。
私は、カレ、ウシじゃない?と当然の疑問をぶつけてみたのですが、Davidさんによると、やはりヤクで間違いないようです。
Davidさんは出発の朝、カンタンで奇妙な朝食を作っていました。残ったパスタをフライパンで炒めて、味付けは醤油と中国のお土産、本場の豆板醤のみ。
興味を示していた私達を見て、こころやさしい彼はすこしおすそ分けしてくれました。
うっ、ウマい…。
お世辞ではありません。本場の豆板醤、恐るべし。
食べるラー油の次のブームとして豆板醤が来る日も、そう遠くないかもしれません…。
2010年11月30日火曜日
2010年11月27日土曜日
山歩きシーズン。
12月が近いこの時期の阿蘇、寒いことは寒いのですが、歩いていれば体も暖まりますし、天気さえ良ければまだまだ山歩きには絶好のシーズンと言えるかと思います。
それにしてはゲストさんが少ないので、もう一度大きな声で言っておきましょう。まだまだ山歩きに絶好のシーズンですよぉぉーー。
ゲストさん少ない。 → 掃除が早く終わる。
というわけで、久しぶりに妻も連れて、彼女は行ったことがない知る人ぞ知るおすすめルートを歩いてきました。
天然の橋に…
天然の穴(中はなかなか広く、上部に空いた穴から外に出られます)。
時間切れの為途中で引き返さなければならなかったのは残念でしたが、太陽の光を浴びてキラキラと輝くススキ野の山肌に、毎度のことながら、「阿蘇ってウツクシイなー。」、と目を細めつつため息を洩らすのでした…。
2010年11月24日水曜日
阿蘇坊窯出展
ASO BASEから歩いて20分弱の窯元、阿蘇坊窯さんで年に2回開催される窯出し展に行ってきました。
屋外展示場がスゴイんです。
山道を歩いていくと、道の脇の岩の下や林の中にぽつんぽつんと作品が展示されており、その道の終点には自然の崖があり、向かい側の絶壁の斜面に作品が整然と陳列されている、というドラマティックな演出で見る人をアッと驚かせてくれます。
窯出し展が終了しても、この屋外展示は続けられてます。
陶芸家というと、それだけでなんとなく海原雄山のような、気難しくやや高齢な方を想像しがちですが(私だけ?)、阿蘇坊窯の山下さんは私と年齢も近く(つまり、若くもないけどそれほどトシでもない)、いろんな経験をされているとてもユニークな方です。今回の窯出し展では、山下さんの弟さんもお手伝いにみえてまして、すこしお話をする機会がありました。弟さんは弟さんで、彫刻家であり、認定された伝統工芸士です。
修行時代のビンボーばなしや、モロッコのサハラ砂漠で飲み水が無くなり死にそうになったはなしなど、この兄さんにしてこの弟だな、と妙に納得した次第です。
兄弟揃って、どちらかというとあまり一般的とはいえない人生を歩んでいるのは痛快です。弟さん、「勉強はキライだった。」と言ってました。就職活動に躍起になっている学生さん達には、道はそっちだけじゃないかもよ、とヒントになりそうなご兄弟です。
そしてコチラは山下さんとこのネコ、以前名前聞いて今は忘れてしまいましたが、むかしの彼女か?というようなヒト(女性)らしい名前だったことは覚えてます。
ネコらしいツンデレ具合でした…。
屋外展示場がスゴイんです。
山道を歩いていくと、道の脇の岩の下や林の中にぽつんぽつんと作品が展示されており、その道の終点には自然の崖があり、向かい側の絶壁の斜面に作品が整然と陳列されている、というドラマティックな演出で見る人をアッと驚かせてくれます。
窯出し展が終了しても、この屋外展示は続けられてます。
陶芸家というと、それだけでなんとなく海原雄山のような、気難しくやや高齢な方を想像しがちですが(私だけ?)、阿蘇坊窯の山下さんは私と年齢も近く(つまり、若くもないけどそれほどトシでもない)、いろんな経験をされているとてもユニークな方です。今回の窯出し展では、山下さんの弟さんもお手伝いにみえてまして、すこしお話をする機会がありました。弟さんは弟さんで、彫刻家であり、認定された伝統工芸士です。
修行時代のビンボーばなしや、モロッコのサハラ砂漠で飲み水が無くなり死にそうになったはなしなど、この兄さんにしてこの弟だな、と妙に納得した次第です。
兄弟揃って、どちらかというとあまり一般的とはいえない人生を歩んでいるのは痛快です。弟さん、「勉強はキライだった。」と言ってました。就職活動に躍起になっている学生さん達には、道はそっちだけじゃないかもよ、とヒントになりそうなご兄弟です。
そしてコチラは山下さんとこのネコ、以前名前聞いて今は忘れてしまいましたが、むかしの彼女か?というようなヒト(女性)らしい名前だったことは覚えてます。
ネコらしいツンデレ具合でした…。
2010年11月19日金曜日
懐かしくは、ない。
2010年11月14日日曜日
1 year anniversary
先日ASO BASE BACKPACKERSは無事1周年を迎えることが出来ました。
告知も無しで、ひっそりと迎えてしまいましたが、しっかりと二日酔いにはなりました。
阿蘇ベース立ち上げにご協力いただきました皆さま、この1年、いろいろな側面から阿蘇ベースを盛りたててくださった皆さま、この1年の間にご宿泊いただきましたゲストの皆さま、こころより感謝申し上げます。本当にどうもありがとうございました。
1年間を通して、良かったこともたくさんありますし、反省するところもたくさんあります。
阿蘇ベースの『伸びしろ』はまだまだまだあるのです。
あそこをこんな風に変えたり、ここにあんなものをふやしたり、そんなものを作ったりしたらおもしろそうだ、等々改善したい箇所や試してみたいアイディアは結構いっぱいあるのですが、なにぶん私はスピードに欠ける面がありますので、ぼちぼち、じわじわと、一歩一歩、阿蘇ベースを進化させていきたいと思ってます。
「(この仕事は)短距離走じゃないから。」
いつもお世話になっているホステルオーナーのI社長から阿蘇ベース開業前にいただいたアドバイスのひとつです。
1年目が終わり、2年目に突入。ホステルとしてまだまだかけだしです。
みなさま、今後ともASO BASE BACKPACKERSをよろしくお願い致します!
We have had one year anniversary the other day.
Thank you for coming to Aso and choose to stay at ASO BASE BACKPACKERS.
We are greatly appreciate your warm support and we will step by step, keep improving our hostel for sure!
写真は宮地のパン屋さん柑七(かんな)さん作の記念クッキーです。スペリングにツッコミどころはありますが、そんなことはどうでもいいのですっ!K先生、私達は全く何もしてないのでとてもカタジケなく思ってますが、本当にどうもありがとうございましたー!
2010年11月11日木曜日
有為転変
阿蘇ベースでは職場体験学習を受け入れています。今回が3校目(一年に一回だけかと勝手に思ってましたので聞いてないよー、という感じですが。)で2名の女子中学生が今週勤務してます。
バックパックにセサミストリートのアーニ―を磔(はりつけ)ながら旅行しているオランダのCastagna兄弟と英語での小会話を、気持ち得意げに披露していると、横で聞いていた職場体験中学生のひとり、えみりちゃんが「カッコいい」と小声で連発しています。
ま、まいったなー、などと一瞬思ったのですが、やはりそういうわけではなく、その兄弟の弟さん(かな?)のことでした。
ふむ、なるほど。言われてみれば上半身裸の海パンスタイルが似合いそうな、オランダ人なのになぜかラテンの風を感じる、リッキーマーティン系ハンサムさんです。
彼女たちに言ってみました。
「彼、リッキーマーティンに似てるね。」
ウケを狙ったわけでは全くないのですが、なぜかキャハハと黄色の愛想笑いがあがったのでした。
しばらくして、ハッと疑問が浮かびました。彼女達、リッキーマーティンを知っているのか?と。
聞いてみました。
知らない、とのこと。
ガーン。やっぱり。
ラテン系ハンサムの代名詞と言っても過言ではなかった彼なのに、今の中学生は知らないんだ。避けようとしても耳に入ってくるくらい、そこいらじゅうで彼の音楽が流れていたのはそんなに昔なのか…。
リッキーマーティンに時の流れを想ふ秋の夕暮れ…。
バックパックにセサミストリートのアーニ―を磔(はりつけ)ながら旅行しているオランダのCastagna兄弟と英語での小会話を、気持ち得意げに披露していると、横で聞いていた職場体験中学生のひとり、えみりちゃんが「カッコいい」と小声で連発しています。
ま、まいったなー、などと一瞬思ったのですが、やはりそういうわけではなく、その兄弟の弟さん(かな?)のことでした。
ふむ、なるほど。言われてみれば上半身裸の海パンスタイルが似合いそうな、オランダ人なのになぜかラテンの風を感じる、リッキーマーティン系ハンサムさんです。
彼女たちに言ってみました。
「彼、リッキーマーティンに似てるね。」
ウケを狙ったわけでは全くないのですが、なぜかキャハハと黄色の愛想笑いがあがったのでした。
しばらくして、ハッと疑問が浮かびました。彼女達、リッキーマーティンを知っているのか?と。
聞いてみました。
知らない、とのこと。
ガーン。やっぱり。
ラテン系ハンサムの代名詞と言っても過言ではなかった彼なのに、今の中学生は知らないんだ。避けようとしても耳に入ってくるくらい、そこいらじゅうで彼の音楽が流れていたのはそんなに昔なのか…。
リッキーマーティンに時の流れを想ふ秋の夕暮れ…。
2010年11月6日土曜日
Tongue Twister
2010年11月5日金曜日
秋晴れの高岳にて。
昨日はキリッと肌寒くも抜けるような青空で、風も弱く完ぺきな山歩き日よりでしたので久しぶりに高岳に登って来ました。
高岳頂上の少し下に、月見小屋というなんとも風流な名前の小屋があります。月見小屋というくらいなので、天気のいい日にひと晩泊って月でも眺めたらえーだろーなー、とずーっと前から思っていたのですが、なんやかやと忙しかったり、天気が悪かったりしているうちにすっかり寒くなってしまいました。でもそのうちやったろうとは思ってます。
その月見小屋の近くを歩いていると、奇妙に人為的に石が並べてあることに気が付きました…。
(むむ、コレは一体何だろう??)
大昔の住居跡?
阿蘇の地上絵?
カタカナの“カ”のように見えるけれど、嘘か誠か押戸石にも刻まれているといわれている古代シュメール文字??
ロマンに満ち溢れたいろんな想像が頭の中を駆け巡り、(ひょ、ひょっとしたら大発見かも…。)と一気にテンションが上がったのでした。
どきどきしながらそのあたりを見回すと、すぐ横にも十字に並べられたような石の連なりが!よく見るとそこから北西方向に続けざまに石を並べてあり、文字のようなものが書かれているように見えます。
『カ』に見えるなぁ。
『+』?いや『ナ』っぽいなぁ。
次のコレは、も?『モ』?(…イヤな予感。)
次、『リ』(だぁぁぁーー!)
…そしてご丁寧に
『サ』『ト』『シ』
まで、フルネーム揃ってました。
カナモリサトシくんへ。私からひとこと…。
どぅぁほぅ。
高岳頂上の少し下に、月見小屋というなんとも風流な名前の小屋があります。月見小屋というくらいなので、天気のいい日にひと晩泊って月でも眺めたらえーだろーなー、とずーっと前から思っていたのですが、なんやかやと忙しかったり、天気が悪かったりしているうちにすっかり寒くなってしまいました。でもそのうちやったろうとは思ってます。
その月見小屋の近くを歩いていると、奇妙に人為的に石が並べてあることに気が付きました…。
(むむ、コレは一体何だろう??)
大昔の住居跡?
阿蘇の地上絵?
カタカナの“カ”のように見えるけれど、嘘か誠か押戸石にも刻まれているといわれている古代シュメール文字??
ロマンに満ち溢れたいろんな想像が頭の中を駆け巡り、(ひょ、ひょっとしたら大発見かも…。)と一気にテンションが上がったのでした。
どきどきしながらそのあたりを見回すと、すぐ横にも十字に並べられたような石の連なりが!よく見るとそこから北西方向に続けざまに石を並べてあり、文字のようなものが書かれているように見えます。
『カ』に見えるなぁ。
『+』?いや『ナ』っぽいなぁ。
次のコレは、も?『モ』?(…イヤな予感。)
次、『リ』(だぁぁぁーー!)
…そしてご丁寧に
『サ』『ト』『シ』
まで、フルネーム揃ってました。
カナモリサトシくんへ。私からひとこと…。
どぅぁほぅ。
2010年11月3日水曜日
日本通
阿蘇ベースでは食事などは一切提供しておりませんが、ラーメンの出前が出来ます。頑固おやじ然とした大将こだわりのラーメン、ちゃんぽん、チャーハン、餃子etc、確かにウマいです。尺間ラーメンさん、いつもありがとうございます。
チャーシューメンと餃子を注文したフランスの Patinecさん、割り箸を割り、食べはじめて少し経った頃、おもむろに2階へあがったかと思うとすぐに戻りました。戻ってくるときに、レセプションに座っていた私をちらりと見た彼の眼が心なしかキラリと光ったように見えました。
そして、その手には何と“MY箸”が!
ぬぬ、かなりの日本通と見た!
来日回数を聞いてみると、やはり今回が6回目、とのこと。納得です!
しかーし!本日はさらなるツワモノが!
カナダからのGrahamさん、来日回数、なななんと14回!!
聞けば彼はパイロットで、航空券がいわゆるトモダチプライスで購入できるらしいのです。しかも、彼の勤務形態はすこし特殊で、8週間働いて8週間休み、を繰り返すそうで、休みの度に世界中をあちこち旅行しているそうです。
…これはウラヤマシイ。
この情報を私が20年前に聞いていたら、私もパイロットを目指してマジ~メに勉強していたかもしれません…。
チャーシューメンと餃子を注文したフランスの Patinecさん、割り箸を割り、食べはじめて少し経った頃、おもむろに2階へあがったかと思うとすぐに戻りました。戻ってくるときに、レセプションに座っていた私をちらりと見た彼の眼が心なしかキラリと光ったように見えました。
そして、その手には何と“MY箸”が!
ぬぬ、かなりの日本通と見た!
来日回数を聞いてみると、やはり今回が6回目、とのこと。納得です!
しかーし!本日はさらなるツワモノが!
カナダからのGrahamさん、来日回数、なななんと14回!!
聞けば彼はパイロットで、航空券がいわゆるトモダチプライスで購入できるらしいのです。しかも、彼の勤務形態はすこし特殊で、8週間働いて8週間休み、を繰り返すそうで、休みの度に世界中をあちこち旅行しているそうです。
…これはウラヤマシイ。
この情報を私が20年前に聞いていたら、私もパイロットを目指してマジ~メに勉強していたかもしれません…。
2010年11月1日月曜日
はっけん。
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