バックパックにセサミストリートのアーニ―を磔(はりつけ)ながら旅行しているオランダのCastagna兄弟と英語での小会話を、気持ち得意げに披露していると、横で聞いていた職場体験中学生のひとり、えみりちゃんが「カッコいい」と小声で連発しています。
ま、まいったなー、などと一瞬思ったのですが、やはりそういうわけではなく、その兄弟の弟さん(かな?)のことでした。
ふむ、なるほど。言われてみれば上半身裸の海パンスタイルが似合いそうな、オランダ人なのになぜかラテンの風を感じる、リッキーマーティン系ハンサムさんです。
彼女たちに言ってみました。
「彼、リッキーマーティンに似てるね。」
ウケを狙ったわけでは全くないのですが、なぜかキャハハと黄色の愛想笑いがあがったのでした。
しばらくして、ハッと疑問が浮かびました。彼女達、リッキーマーティンを知っているのか?と。
聞いてみました。
知らない、とのこと。
ガーン。やっぱり。
ラテン系ハンサムの代名詞と言っても過言ではなかった彼なのに、今の中学生は知らないんだ。避けようとしても耳に入ってくるくらい、そこいらじゅうで彼の音楽が流れていたのはそんなに昔なのか…。
リッキーマーティンに時の流れを想ふ秋の夕暮れ…。
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