2012年4月27日金曜日

ヘルパー募集。

実は現在プロのサッカー選手を目指して阿蘇で合宿をしている近年稀にみる超好青年、カイくんに阿蘇ベースヘルパーとして掃除の手伝いをしてもらっているのですが、入団テストがあるためゴールデンウィーク後にヘルパー卒業となります。彼ならばサッカー以外でも何でもしっかりやっていけると信じますが、「一生懸命練習しましたのでこれで落ちたら悔いないです。」と、かなりハードな練習に耐えてがんばっておりましたのでとにかくよい結果が出るよう祈っています。ガンバレ。



つきましては阿蘇ベースで今まで積極的に募集したことは無かったのですが、次期ヘルパーを募集します。このブログで募集しても反応は薄いと予想しますが、とにかくいちど試してみます。だいたい次のような勤務条件となります。

・1日3時間前後の主に清掃手伝いです。
・給料は出ません。宿泊費の対価としてお手伝いいただきます。
・5勤1休(休みの日は要相談)。
・2週間以上働ける方。


阿蘇ベースというと「あー、あの外人さんとこの…。」と若干不本意ながら言われてしまうように、外国人ゲストさんの割合が多めの宿ですので、英語や他の外国語を使う機会もその気があればたくさんあるでしょう。ただ外国語ができるに越したことはないですが、必須ではありません。


ただし、私達もやはり誰でもいい、というわけではございませんので、もし興味のある方がいらっしゃいましたら面接、というわけではないですが、一度お電話又はメールでご連絡いただいてからお会いしてお話しさせてください。

0967-34-0408
asobase@aso-backpackers.com


とりあえずご連絡される前の簡単なチェックとして、下の項目、“Yes”の場合はチェックを入れてみてください。

□ キレイなところより汚いところのほうが気分が落ち着く。
□ 外国人とは絶対に目を合わせない。
□ 初対面から馴れ馴れしい。
□ 少し慣れるとすぐ調子に乗る。
□ 人に指図されるとムカつく。
□ 料理はするが片付けはしない。
□ タバコをたくさん吸う。
□ あいさつは基本「ちーっす。」だ。
□ 「~じゃね?」が口癖だ。
□ 家出中である。
□ お酒を飲むと手の震えが止まる。
□ 飲むと必ず泣くor絡むor吐くor手拍子を付けて歌い出す。
□ 彼氏、彼女は西洋人以外は絶対に嫌だ。
□ AKB48のメンバーの名前を全員言える。またはジャニーズの追っかけをしている。
□ 全然怒ってないのに、「何怒ってんの?」とよく言われる。



チェックがひとつでもある場合は、阿蘇ベースヘルパーなどでちまちまと細かな掃除をしながら時間を浪費するより、もっとスケールの大きな舞台に羽ばたいていってほしいと思いますので、連絡はひとまずご遠慮ください。




※ 募集は本気です。念のため。

2012年4月24日火曜日

シャローム。



1ヶ月以上鼻がずーっと詰まっていて、体調的にいまいちシャキッとしなかった私ですが、ここにきてようやく片方の鼻が通るようになり、疲れ気味傾向からも脱しつつあり、「よっしゃ、ゴールデンウィークかかってきやがれ」、という気分の今日この頃です。

というわけで今年もゴールデンウィークが近づいてまいりました。旅行者のみなさん方は一体どこで何をしているんだろうと不思議に思うくらいスッカスカな近頃の阿蘇ベースですが、ゴールデンウィークは、ゴールデンウィークだけはすでに予約で満室に近い日が多い状態です。日にちによってはまだ若干の空きのある日もございますので、さあゴールデンウィークどこ行こっかなー、とお考えののんびり屋さんは一度阿蘇もご検討されてはいかがでしょうか。

さて、大変お話し好きで60歳は過ぎているのではないかと思われますが、とてもお元気にひとり旅を楽しまれておりましたイスラエルのHannaさん。帰り際彼女に教えていただき、へえ~っと思ったイスラエル豆知識・・・。

ヘブライ語の日常的なあいさつ、おそらく「こんにちは」とか「おはよう」に相当する言葉が『シャローム』と言うそうです。そして、その意味するところが“Peace=平和”なんだそうです(ただし日本語の“平和”より広い意味を持っているようですね)。



イスラエル故に、へぇ~~のボリュームが秘かに割り増しになってしまったからといって、イスラエルの方々が戦争を望んでいるわけはないのはもちろん言うまでもないでしょう。


写真はHannaさんにいただいたエルサレムのブックマーク。いつかは行ってみたいところです。次は韓国へ渡るようですがお気をつけて良い旅を。







2012年4月17日火曜日

再々…河童さん。

少し遅れてしまいましたが13、14、15日とイベント盛りだくさんな阿蘇でした。13日は火渡り及び夜は竹燈籠でライトアップ、雨の中河童さん登場。火渡り参加の私の奥さんは去年に引き続きイモムシ顔を激写され、しかしやはりここに掲載は断固拒否。14日は阿蘇ベースで再び河童さんの舞披露、後宴会。午前2時までコソコソ飲みましたが、私の二日酔いは比較的マイルドに抑えました。15日は旅する蚤の市in阿蘇。阿蘇ベースのゲストさんの入り具合とはなぜか全く比例せず、ずいぶんとたくさんの人で賑わっていました。そしてここでも河童さん登場。



ウチのブログに何度も登場してます河童さんことおいかどいちろうさん。あらためて言うまでもないですが、見ていてあきれるくらいタフです。“このビールをどこで飲むのが一番気分がいいか?”と考えた後、火口まで歩いていってしまうひとです(阿蘇ベースから3時間くらいかかります)。お酒も毎晩相当量飲みます。でも次の日の朝、「昨日は躍ったから今朝は体調がいいねえ。」などと言いながら、また朝からプシュッとビールのタブを開けたりしています。どんなに飲んでも朝は何故かシャキッとしてます。なのでアル中ではないです(と信じます)。

3日連続のパフォーマンスお疲れさまでした。また次回、いつか分かりませんがお待ちしてますよー。

2012年4月13日金曜日

ヒッチハイクをする理由(続き)。

昨日のブログと関係ないようでいて一応続きなのですが、先日宿泊された阿蘇ベースでは珍しいロシアからの女性のゲストさん、Kさんにまつわる話です。

小柄でかわいらしい感じの彼女ですが、やはり女性の海外一人旅、肝が据わっています。

発売以来大好評というと言い過ぎですが、好評と言っても言い過ぎではないと思われる阿蘇ベースオリジナル手拭いご購入で、女ひとりヒッチハイクに挑戦されました。

早朝出発してお昼頃早めに戻って来られた彼女はまだ掃除していた私になんとも訳が分からないといった表情で「I'm sooooo embarressed.」と言ってきました。え、なになにどうしたの?と聞くとこんなことがあったそうです。

ヒッチハイクはやはり、というか行きも帰りもすぐ車が停まってくれたとのことです。帰りに乗せてくれたのは40代半ばくらいのご夫婦でしたが、お土産に、とミカンとそれと何やら封筒も持たせてくれたそうです。彼女はポストカードかなんかかな、と別に深く考えずそれをもらってそれじゃあどうもありがとうございました~、とそこはそれで何事もなく別れたのでした。

で、後でその封筒を開けてみると、コレを読んでくださってるみなさんには大方予想がつくと思いますが、彼女にとっては全く予想外の紙切れが中に入っていたのでした…。




そーです、お金です。しかもなんと1万円札!千円でなくて、五千円でもなくて1万円です。す、スゲー。そりゃー訳が分からなくもなりますよね。


そこでひとこと言っておきたいのですが、確かにヒッチハイクはお金を節約するという目的もありますけど、それだけが目的でヒッチハイクをしているのではない場合もかなりあると思います。
特に阿蘇ベース手拭いでヒッチハイクしている方はお金セーブよりむしろおもしろそう、ということでトライされる方が多いです。


もちろんその一万円をくれたご夫婦も、Kさんがお金に困ってそうだから一万円を渡したのではないとは思いますが、要するに、今回一番強調したかったことは、ヒッチハイクしている人を見て(特に阿蘇ベース手拭いで)『あー、このひと必死にお金切り詰めてんのね~。』などと考えることがないようにしてほしいということです。


旅人応援の意味を込めてミカン等あげたりするのは全然分かりますが、お金となるとちょっとやり過ぎでしょう。まあそんなことは滅多に無いことというのは十分承知してますので、それほど言う必要もないのかもしれませんけど、先日60歳位のアメリカ人のご夫婦も阿蘇ベース手拭いご利用で山往復してきたことですし、“ヒッチハイク=お金のない若者のやること”、と見られがちなところ、そうばっかりじゃあないんですよ、とここでひとこと言っておきたかった訳です。


とはいえ彼女はベリーベリーラッキーでした。お礼に、という訳ではないけれどマトリョーショカキーホルダーを頂いてしまいました。ありがとう。よい旅を。

2012年4月12日木曜日

アメリカの思い出(前振り)。

以前会社員時代にデトロイトに出張させてもらってたことを少し前に書いたような気もしますが、私の勤務していた工場でランチタイムにこんなことがありました…。

そこの食堂ではみんなトレイを持って一列に並び、食べたいものを取ってそしてレジに並ぶという手順になっており、私は何を選んだかは覚えてませんが(たぶんいつもの日本食だと思います)、いつものようにレジに並びました。そして私の順番になり、いざお金を払おうとしたとき、レジのおばちゃんが言いました。
「前のあの彼がお金払ったからアンタ払わなくていいよ。(意訳)」


「??」


どうやら私の前に並んでいた、ちょっと太めの黒人の彼がすでに私の分のお金を払ってくれていたのです。かなり大きい工場で、働いている人も多いので周りは知らない人だらけ。その彼も全然知らない人です。私は混乱しました。私は彼に向ってかろうじて「ほ、ホワイ?」とか何とか言ったような気がします。彼はいいんだいいんだ、という感じでさっさと向うに行ってしまいました。

レジのおばちゃんに、えーと、困った、どうしようという視線を向けると「こういう時はありがたくもらっとけばいいのよ。」とか何とか言ってくれたので結局思いがけずランチを奢ってもらう形になってしまいました。

私がビンボーそうに見えた可能性も無きにしも非ずですが、基本的に出張で来ている日本人なので、私にお金が無いと思っているわけではないと思いますし、何より全く接点のない人間(レジで後ろに並んでいただけ)にランチを奢るという行為がどういうことか未だによく解りません。


後で彼を見かけたとき、この間はありがとうと言いましたが、彼は同じようにいいんだいいんだという感じで、それ以上特に話そうとしませんし、その後もたまーに彼を見かけてあいさつしても私に親しげに話しかけてくる様子もありません。正直に言うと、実は彼はアジ専(特別にアジア人が好き)のゲイで私を秘かに狙っているのではないかとも考えてしまったのですが、そんな彼の様子を見ると一瞬でもそう考えてしまったことを恥ずかしく思ったのでした(ただし私はオーストラリアで金持ちそうな初老のアジ専紳士に唇を奪われそうになった経験があります)。


その他にも有料の公園に車で入ろうとしたとき、入口の料金所で料金徴収のおばちゃんに「前の車が払ってったから通っていいよ。」と言われた時もありました。

そのようなことが続くと、スーパーの駐車場などで子供達に「教会に寄付をお願いします。」と言われても「オレクリスチャンじゃないから。」とびた一文払わなかったことを少し恥ずかしく思ったりもします。


もちろん皆が皆そうではないのは前提としても、「世界には大きく分けて二つの国がある。アメリカとアメリカ以外だ。」「アメ~リカ、ナンバーワン。他の国、興味なし。」などと思っているようなアメリカ人がけっこう多いのではないか、とアメリカ人に対して若干の偏見を持っていた私が、そんな出来事のおかげで、アメリカ人への偏見がずいぶんと和らいだ、というか見直したのでした(←ってエラソーな言い方ですが)。





…というアメリカでの思い出とは全く関係ないのですが、それを思い出したある出来事が実は今回の本題です。しかしながら前振りが長くなりすぎましたので次回に続きます。

2012年4月9日月曜日

桜咲いてます。

阿蘇ベース開業後、敷地内に3本植えた桜咲きました。今は5分咲きくらいでしょうか。

まだまだ若くて細い、貫禄のない桜ですので有名なお花見スポットをすでにご覧になられた方々にとっては「ショボっ。」とか思ってしまうかもしれませんが、そう思っても口に出さないようにお願いします。少なくたって花は同じように綺麗ですから。




今後毎年少しづつ太く大きく、そしてたくさんの花を咲かせてくれるようになってくれると思いますので私達も一緒に成長していきたいと思います。

2012年4月7日土曜日

検閲

今まで数多くの国をバックパックで旅行され、日本も相当周ってらっしゃる旅好きニシムラさんと、「彼女はかなりいろいろ行ってるけど私のほうはほとんど地元から出たことないくらいなんですよ。」ととてもニコヤカで優しそうな彼氏のMさん。

私はこのような趣味(と言っていいのか分かりませんが)があるということを全然知らなかったのですが、ニシムラさんは日本全国の神社を訪ね御朱印を集めてらっしゃるという御朱印ハンターで、御朱印帳がすでに二冊目に突入しているそうです。

私は、へぇ~おもしろい、と思ったので写真を撮らせてもらいました…。



「もしかしたら、ですが、ブロクに写真出しても大丈夫ですか?」と聞いてみると、間髪入れずこのひとこと。






「それは顔によります。」


そしてご本人の検閲を無事通過した写真がコチラ。



しかしながらアウトの写真とOKの写真の線引きの位置、私にははっきり言ってよくわかりませんでした…。


※ ただし彼女の検閲はウチの奥さんのそれと比べるとかなり緩い、ということをひとこと付け加えておきましょう。カメラマンの腕が不十分で申し訳ないです。

2012年4月5日木曜日

第一号。

阿蘇ベースオリジナル手拭い、ありがたい事に発売以来ぽつぽつちょろちょろ売れており、早くもスマッシュヒットの様相を呈しているような気がします。しかしながら大概お土産として買っていかれる方が多く、中にはヒッチハイクをトライされた方もおられますが悪天候の為短時間で断念してしまったり、髪が天に向かってツンツンしていて皮ジャンに金属のトゲトゲがいっぱい付いている感じの北欧からのゲストさんなどは私達の不安通りにいまいち車が停まってくれなかったりして、今まで成功したぜ!という話をゲストさんから聞いたことはありませんでした。

そんな中フランスのJEANさん、手拭いの説明を聞くと「それは楽しそうだね。明日は是非トライしてみるよ(意訳)」とやる気満々でした。

そして翌朝、手拭いを購入し若干の不安を内包しつつも決意を秘めた表情で出発されました。彼はこの日も阿蘇ベースに泊まりますので私達も結果を楽しみにして、「Good Luck!」と見送ったのでした。

そしてその日の午後、帰ってきた彼に聞くと満足げな表情で話してくれました。

「行きは車通りがとても少ない中10分程で、帰りはたった3分でつかまりましたよ。」


ヤリマシタ。往復成功第一号おめでとうございます!日本旅行を積極的に楽しまれているとてもフレンドリーなJEANさんなら出来ると思ってました。


「それは良かったですね。お金もセーブ出来たし。」と言うと

「イヤ、お金というよりもとても良い経験が出来た。乗せてくれた人は私が写真を撮ろうとするといちいち停まってくれたし、最後は一緒に記念撮影までしました。」

そうそう、そういうことなんですよ。乗せてくれる方々にとっても、この間フランス人のヒッチハイカーを乗せたったんだよ、などと話のタネにもなるし、お互いにとって阿蘇の火口を見ました以外のひとつの思い出ができるし。


阿蘇での思い出作りのちょっとした手助けができたかと思うと私達も作った甲斐があるというものです。とりあえずやっとですが第一号が出てくれたのでホッとしました。今後も続々と彼に続いてほしいものです。

2012年4月1日日曜日

4月はいろいろあります。

4月に突入しました。寒さも和らぎ桜も咲きだす春の行楽シーズンです。今朝は阿蘇ネイチャーランドさん主催の熱気球体験定期開催の初回でしたが強風のため空に浮かばせることが出来なかったようです。天気はバッチリ良かっただけに残念でした。来月の第一日曜に期待しましょう。



13日は阿蘇ベースから徒歩4分、西巌殿寺で毎年恒例の『火渡り』の行事があります。どなたでも参加可です。燃え盛る炎(←これはちょっと言い過ぎか)の上を裸足で歩いて一年の無病息災を願いましょう。最悪火傷しますが、順番を待つ間のドキドキ感、渡り切ったときのやったった感も相当なものですので、是非参加して自分の殻を破ってください(←これもちょっと言い過ぎか)。今年はいつもよりにぎやかに出店もあるそうですよ。


そして今月も来ます。
河童さんことおいかどいちろうさん阿蘇ベース公演、4月14日(土)に決定。世界を股にかける旅芸人の渾身のパフォーマンスを目の前で見ることが出来る絶好の機会です。お見逃しなきよう。


続けて15日は阿蘇神社前門前町商店街でフリーマーケット、“旅する蚤の市。in 阿蘇”が開催されます。河童さんのパフォーマンスも予定されてます。またぶわぁ~っと火を噴くんじゃないかな。

と、このあたり何かと行事が続いていますが阿蘇ベースは今のところまだまだスカスカですので皆さま何とか来阿蘇(ベース)を検討していただけないでしょうか(泣き落とし作戦)。


さらに20日には全身音楽家、奈良裕之(ならゆうじ)さんのコンサートも阿蘇ベースから徒歩16分程の窯元、阿蘇坊窯ギャラリー内で開かれます。こちらはコーヒーor抹茶付で2500円です。阿蘇ベースに泊まる必要はもちろんありませんが、ご予約は阿蘇ベースでも受け付けます。


4月はそんなイベント目白押しな感じのままゴールデンウィークへと続いていきますので忙しくなりそうです。いや正確に言うと忙しくなってほしいな、という今のところはまだ願望です。