以前会社員時代にデトロイトに出張させてもらってたことを少し前に書いたような気もしますが、私の勤務していた工場でランチタイムにこんなことがありました…。
そこの食堂ではみんなトレイを持って一列に並び、食べたいものを取ってそしてレジに並ぶという手順になっており、私は何を選んだかは覚えてませんが(たぶんいつもの日本食だと思います)、いつものようにレジに並びました。そして私の順番になり、いざお金を払おうとしたとき、レジのおばちゃんが言いました。
「前のあの彼がお金払ったからアンタ払わなくていいよ。(意訳)」。
「??」
どうやら私の前に並んでいた、ちょっと太めの黒人の彼がすでに私の分のお金を払ってくれていたのです。かなり大きい工場で、働いている人も多いので周りは知らない人だらけ。その彼も全然知らない人です。私は混乱しました。私は彼に向ってかろうじて「ほ、ホワイ?」とか何とか言ったような気がします。彼はいいんだいいんだ、という感じでさっさと向うに行ってしまいました。
レジのおばちゃんに、えーと、困った、どうしようという視線を向けると「こういう時はありがたくもらっとけばいいのよ。」とか何とか言ってくれたので結局思いがけずランチを奢ってもらう形になってしまいました。
私がビンボーそうに見えた可能性も無きにしも非ずですが、基本的に出張で来ている日本人なので、私にお金が無いと思っているわけではないと思いますし、何より全く接点のない人間(レジで後ろに並んでいただけ)にランチを奢るという行為がどういうことか未だによく解りません。
後で彼を見かけたとき、この間はありがとうと言いましたが、彼は同じようにいいんだいいんだという感じで、それ以上特に話そうとしませんし、その後もたまーに彼を見かけてあいさつしても私に親しげに話しかけてくる様子もありません。正直に言うと、実は彼はアジ専(特別にアジア人が好き)のゲイで私を秘かに狙っているのではないかとも考えてしまったのですが、そんな彼の様子を見ると一瞬でもそう考えてしまったことを恥ずかしく思ったのでした(ただし私はオーストラリアで金持ちそうな初老のアジ専紳士に唇を奪われそうになった経験があります)。
その他にも有料の公園に車で入ろうとしたとき、入口の料金所で料金徴収のおばちゃんに「前の車が払ってったから通っていいよ。」と言われた時もありました。
そのようなことが続くと、スーパーの駐車場などで子供達に「教会に寄付をお願いします。」と言われても「オレクリスチャンじゃないから。」とびた一文払わなかったことを少し恥ずかしく思ったりもします。
もちろん皆が皆そうではないのは前提としても、「世界には大きく分けて二つの国がある。アメリカとアメリカ以外だ。」「アメ~リカ、ナンバーワン。他の国、興味なし。」などと思っているようなアメリカ人がけっこう多いのではないか、とアメリカ人に対して若干の偏見を持っていた私が、そんな出来事のおかげで、アメリカ人への偏見がずいぶんと和らいだ、というか見直したのでした(←ってエラソーな言い方ですが)。
…というアメリカでの思い出とは全く関係ないのですが、それを思い出したある出来事が実は今回の本題です。しかしながら前振りが長くなりすぎましたので次回に続きます。
2012年4月12日木曜日
2011年7月1日金曜日
幸か不幸かもってるのか。
一日中車でクネクネとした山道や、所々落石のあるような細い脇道をウロウロした帰りがけの国道で、信号で止まった後スタートしようとしたら、
「キュルキュルキュル…。」と車のどこからか不吉な異音が聞こえてきました。
「うおっ、どうしたどうした。」とあわてて歩道に停めて、雨がけっこう降っていましたが外に出てみると、右前輪のタイヤの空気がマンガのように抜けていました。明らかにパンクです。
国道とはいえ街中でもないし、暗いし、こんなに空気が抜けていたらタイヤを変えなければこれ以上は全く動けないし、こりゃーまいったなあと思いました。
真っ暗闇の雨の中でタイヤ交換なんて考えただけでウンザリだし、このまま車中泊して明日の朝明るくなって雨が止んでから作業した方がいいかなあ、などと傘をさしながら沈んだ気持ちでボンヤリとしていた時、ふと車の斜め後ろを見ると、そこはなにかの資材置き場になっていて、なんと上には屋根が掛っているではないですか。おおぉ、こ、これはラッキー!雨に濡れずに作業できるならやってしまおうか、とそろそろと車を屋根の下に入れました。でも暗いので作業が出来るのかと不安でしたが車の中をさばくるとなんとヘッドランプも出てきました。これなら大丈夫だろ。しゃーないからやるぞ、と外に出ました。
しかしそこには同じように雨から逃れてきたらしい大量の蚊が突然のごちそう(私)に大興奮して、無謀とも思えるほど勇敢な攻撃を仕掛けてきたのでした。殺らなければ殺られる状態でしたので、多くの屍を築きながらのとても困難なミッションでしたが、なんとか無事に予備のタイヤに交換し、被害もまあ10箇所程度に抑えることができました。ふぅ。
しかし、たまたまパンクして停車した街中でもない歩道すぐ脇に屋根。しかもたまたまヘッドランプも積んでいた…。やはり私は相当ラッキーです。“もってる”と言い換えても大きな違いはないでしょう。。“人生の幸運をまたひとつ消費してしまった”というシニカルな考え方も、あるいはあるのかもしれませんが、ここはシンプルに“ワタシ、もってる”で納得しておいたほうが精神衛生上よさそうなので私はそう考えることにしておきます。
この際、“雨の夜中、パンクをしてしまった。”という根源的な不幸について考えることは御法度です…。
「キュルキュルキュル…。」と車のどこからか不吉な異音が聞こえてきました。
「うおっ、どうしたどうした。」とあわてて歩道に停めて、雨がけっこう降っていましたが外に出てみると、右前輪のタイヤの空気がマンガのように抜けていました。明らかにパンクです。
国道とはいえ街中でもないし、暗いし、こんなに空気が抜けていたらタイヤを変えなければこれ以上は全く動けないし、こりゃーまいったなあと思いました。
真っ暗闇の雨の中でタイヤ交換なんて考えただけでウンザリだし、このまま車中泊して明日の朝明るくなって雨が止んでから作業した方がいいかなあ、などと傘をさしながら沈んだ気持ちでボンヤリとしていた時、ふと車の斜め後ろを見ると、そこはなにかの資材置き場になっていて、なんと上には屋根が掛っているではないですか。おおぉ、こ、これはラッキー!雨に濡れずに作業できるならやってしまおうか、とそろそろと車を屋根の下に入れました。でも暗いので作業が出来るのかと不安でしたが車の中をさばくるとなんとヘッドランプも出てきました。これなら大丈夫だろ。しゃーないからやるぞ、と外に出ました。
しかしそこには同じように雨から逃れてきたらしい大量の蚊が突然のごちそう(私)に大興奮して、無謀とも思えるほど勇敢な攻撃を仕掛けてきたのでした。殺らなければ殺られる状態でしたので、多くの屍を築きながらのとても困難なミッションでしたが、なんとか無事に予備のタイヤに交換し、被害もまあ10箇所程度に抑えることができました。ふぅ。
しかし、たまたまパンクして停車した街中でもない歩道すぐ脇に屋根。しかもたまたまヘッドランプも積んでいた…。やはり私は相当ラッキーです。“もってる”と言い換えても大きな違いはないでしょう。。“人生の幸運をまたひとつ消費してしまった”というシニカルな考え方も、あるいはあるのかもしれませんが、ここはシンプルに“ワタシ、もってる”で納得しておいたほうが精神衛生上よさそうなので私はそう考えることにしておきます。
この際、“雨の夜中、パンクをしてしまった。”という根源的な不幸について考えることは御法度です…。
2010年6月13日日曜日
ゲリラライブ
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