2012年11月29日木曜日

フレンドリ―さが足りない。


はく(猫)と暮らし始めてすでに1年を過ぎましたが、相変わらず何を考えてるのか、何を言いたいのか分からんことだらけです。状況的に、

「おなか空いたー。」
「外に出たいー。」

は分かります。触っていてゴロゴロ言うので「気分いいー。」も分かるのですが、おなかのほうをさすっていてゴロゴロしていたのに急にカプッと噛みつくこともあり、な、何で?と理解に苦しみます。

下の写真は「開けてよー。」


またおなかのほうを触っているとたまに「ヤメテ。」と警告してくることもあります。この「ヤメテ。」の“みゃー”は特徴的な音ではっきり分かります。これを無視して触り続けると、“シャーッ!”と言ってキレます。今まで私は2回、妻は4回ほどはくにキレられましたが、基本はバカボンのママのように普段はめったに怒らない、おっとり癒し系の性格です。

最近は寒いので私がコタツに入ると必ず膝の上に乗ってきてゴロゴロ言ってくるので大変癒されますが、夏はこっちおいでと言っても知らんぷりして全く寄ってこなかったことを考えると私のことを暖房器具の一種か何かだと思っている可能性も否定できません。また最近は夜になると布団にもぐりこんで来てゴロンと横で寝ます。愛嬌たっぷりで大変癒されますが、ラジオ体操よりも早く起きて「おなか空いた―。」とやりますので、まるで窓を開けっぱなしで暖房をかけているかようにせっかくの癒しが睡眠不足に相殺されてしまいまうのが残念なところです。


いちばんなんとかならんかなあと思うことは、たまーにネコ好きゲストさんに見せようとするとき怖がってすぐ逃げようとすることです。人見知りでビビり屋なんです。ゲストハウスのネコですからこのへんはウチの犬を見習って誰にでもフレンドリーに愛嬌を振りまいてほしいところなのですが。


それをふまえて我こそはというネコ好きゲストさんは是非、「ネコ見せて。」のリクエストをお願いします。ゲストハウスネコとして場馴れしてほしい、という私の願いもありますので、もしはくと仲良くなることが出来たゲストさんにはもれなく…、



えーと、もれなくはくが癒してさしあげます。

2012年11月25日日曜日

遠慮不要。

昔私が住んでいた東海地方では恐らく誰もが知っているであろう、ある宝石屋の名物テレビCMがありました。

そのコマーシャルでは自ら出演する社長(だと思う)が堂々とこんなことを言っていました。

「100万円以上の品がよく売れています!」

これはその当時私にはこう聞こえました。

「1万や2万かそこらのものをお探しの一般庶民のみなさま方はウチにはお呼びじゃありませんからご遠慮くださいねーっ!」

たぶん多くの方々が私と同じように聞こえたんじゃあないかと思います。





先日お泊まりの、先日リタイアされてこれからは何週間の旅行ではなく何ヶ月の旅行に行きたいとおっしゃっていたイングランドのご夫婦、3泊のご予約のところなんと6泊まで延長していただきました!また、ゴボウをお土産に買っていかれた日本語検定試験の為猛勉強中のフランス人女性Fさん、4泊の予定のところ結局7泊もしていただきました!

…などと書こうとしたところ、冒頭でご紹介したテレビコマーシャルを思い出しました。



たしかに連泊のゲストさんは大変ありがたいのは正直なところなのですが、1泊だから阿蘇ベースは遠慮しとこうなどと思われては、我々毎日おかずなしでご飯を食べるくらいの清貧生活を強いられることになり、そのうち何処かとお~~くに行きたくなってくると思いますので、絶対に遠慮はご遠慮ください。



2012年11月15日木曜日

漫画あります。


フランスのイラストレーター、Franckさんが阿蘇ベースのGuestbookに残してくれた絵が流石イラストレーターという感じなのでご紹介します。





火山、温泉、草原(+酒)と阿蘇の魅力がバッチリ描かれています。お見事!、なイラストをどうもありがとう。


フランスは日本と同様に漫画文化が一般に浸透しているようですね。

フランスの漫画をB・D(バンド・デシネ)と呼ぶらしく、邦訳されている作品もちらほらありまして、日本でも近年特に注目度が上がってきているような気もしています。かくいう私もほのかに注目しており、阿蘇ベースにも数冊置いてあります。今回彼らにもおススメ作品を数点教えてもらいまして、おもしろそうなので早速アマゾンで注文してしまいました(英語版です)。興味のある方は是非どうぞ(←阿蘇ベースに泊まって読んでね、という意味です)。

2012年11月14日水曜日

褒められる。


昨日も夕方雹が降り、今日も真昼間から雹が降り、山を見たら上のほうが白く雪化粧をしていました。本格的な冬はもうすぐそこまで来ています。




先日阿蘇ベースにお泊りいただいた自転車旅行の日本語ペラペラ韓国人スーさんが九州の南をひとまわりしてまた帰ってきてくれました。先日最初に泊まった時も阿蘇ベースをずいぶんと気に入っていただきまして、朝2階から見える阿蘇山に感激したらしく、「この施設は5つ星なのに山がこんなによく見えたら7つ星ですよ!」と、私もそりゃ褒めすぎでしょうと思うくらい大袈裟に褒めていただきました。彼は私を見て「ユルブリンナーにそっくりですねえ!」、などとかなり時代を感じる例で褒めてくれましたので、とにかく大袈裟に褒めるのが彼のやり方のようです。実際のところ本当に褒めているのか微妙な部分もありますが、褒められるぶんには悪い気はしませんので、とにかくどうもありがとうございます。

ちなみに私は部分的にはユルブリンナーになかなか似てると言えなくもないですが、全体的には全く似ていないのでそのつもりでがっかりとかしないようにくれぐれもよろしくお願いします。

2012年11月11日日曜日

冬季休業。

閑散期の足音が遠くに聞こえてきたと思っていたら、ふいに肩をトントンと叩かれて振り返ったら閑散期がそこにいた、みたいなB級ホラー映画じみた展開で心臓に負担がかかった日曜夜の阿蘇ベースです。とりあえず閑散期には「しっしっ。」と言っときました。今はまだまだ紅葉も綺麗ですし、本格的な冬を前に山登りには絶好のシーズンですよー。
 
閑散期というと阿蘇で観光業に携わる者としてはアタマの痛いはなしですが、冬はやはり訪れる方が少なくなってしまいます。イヤ、阿蘇の冬も大変美しいんですよ。樹氷も出来るし、凍る滝もある。しかしいかんせん寒くて火口周辺や草千里等を観光するにも多少の気合がいる為、なかなか大賑わいには成り難いのは今のままでは仕方ないと言えるでしょう。

というわけで阿蘇ベースでは真冬にはお休みを取らせていただいており、来年もやはり休ませていただこうと計画してます。最近日程を決めました。

【阿蘇ベース冬季休業期間】
2013年1月11日(金)~2013年2月22日(金)

上記の期間は申し訳ございませんがお休みさせていただきます。うだうだしたり、どこかにちょろっと旅行に行ったり、営業中はなかなかできないことをしてリフレッシュさせていただこうと思っておりますのでご了承ください。この期間でもご予約は受け付けします。

「ええーっ!休むのぉー!ぶーぶー。」というブーイングがそこらじゅうから聞こえるものなら上を向いて歩かなければならない程宿冥利に尽きるというものですが、まっすぐ前を向いて歩けそうなのがいまひとつ寂しいところです。

2012年11月8日木曜日

三周年。


おかげさまでASO BASE BACKPACKERSは三周年を迎えることが出来ました。


震災の起きた二年目に続き、三年目も夏の豪雨災害やその他にもまあいくつかの逆境もあり、実際淡々とすんなり過ぎたわけではなかったわけですが、とにかく無事に三周年を迎えることが出来たこと、今までに泊まっていただいたゲストさん、何度もリピートしていただいているゲストのみなさま、お世話になっている多くのみなさま、友人たちに感謝申し上げます。





韓国語で『そろん』という言葉を私達夫婦間用語としてよく使うのですが、これは“サムい”という意味です。例えば山崎邦正が一発ギャグを披露して松っちゃんが「さぶっ!」とか言ってたアレと同じでして、味気ないとか寂しいとか殺風景とかそんな意味合いで使っています。

阿蘇ベースも亀の歩み並ですが、何もなかったところに少ーしずつモノが入り、それに伴って徐々に“そろんさ”が抜けて来ていると感じています。

ただ今でもまだまだだと思っているので、オープン当初はどれだけ“そろん”だったかと思うと冷汗の出る思いです。今後もまだ手を加えたいところがいろいろありますのでスピードは遅いかもしれませんが、じわりじわりと進化させていこうと思ってます。


とにかく四年目に突入しました。阿蘇にこんな宿があると少しずつ認知されてきているのでしょうか?三年やってきた実感としては、はっきり言ってまだまだな気もしていますが、今後も地道にぼちぼち頑張っていきますので、みなさま今後とも阿蘇ベースをどうぞよろしくお願い致します!



↑薪ストーブで焼いた手作りピザをゲストさんに振るまいました。いい感じで焼けましたよ。

2012年11月6日火曜日

二年ぶり。

 古い友人Nくんがまたひとり増えた家族を連れて二年ぶりに遊びに来てくれました。山登りもしてみたいらしく、しかし子連れなのでサラッと登れる草千里火山博物館裏の杵島岳でも登ろうと思っていたのですが、丁度子供達がオヤスミタイムになったようなので急遽奥さんと子供を残し、男ふたり、“コドモは危ないぜ、おとな用、少ーしヒミツでスバラしくうつくしい”山登りコースに連れていきました。



少ーしヒミツですのでご存じの方も少なくないとは思いますが、普通に観光に来られる方はまず歩かないコースです。しかしながらあっちから、もしくはそっちから登るよりも変化に富んでいて、昔は国内外いろんな所をフラフラウロウロしていたNくんも大絶賛の大変面白いところです。









上の写真は今回初見の次女。二年前にNくん家族が来たとき、お姉さんのほうは私が抱っこしようとすると必ず泣きだしておっさんの心を傷つけるハートブレイカ―なタイプだったのですが、次女は初め私の顔を見るなりなぜかニコッと笑っておっさんをホッとさせる、掴み上手なタイプで、抱っこしても泣きもせず、私の心もこれ以上傷つかずに済みました。