2011年11月29日火曜日

未だに言われます。

昨日も言われました。

「あのぉ~、ここ日本人でも泊まっていいんですか?」

近頃は

「いいんです!くぅぅ~~~っ!!」

などと川平慈英さん風に返してみようかというイタズラ心もムクムクと湧いてきたりしますが、よく考えると(イヤ、考えないか)そんなものまねはできませんので普通に返答します。


確かに阿蘇ベースは外国の方の割合の多い宿ですが、もちろん日本の方も歓迎しております。緊張したり構えたりする必要は全くありませんので、とりあえずお気軽にお越しいただければと思います。

ただし、外国人と交流してみたい!とお考えの場合は少しの勇気(と運※)も必要かもしれませんね。


※運が悪いと外国人だれもいない場合も無きにしも非ずなので、その時は私だけでなんとか我慢して下さい。

2011年11月26日土曜日

Girls, be ambitious!

先日で3回目の来阿蘇ベースになる福岡の仲良し美女2人組リピータさん、今回はもうひとりお友達を連れてこられて3名さまでした。
そのなかのおひとりが誕生日で、そういう特別な日に阿蘇ベースで過ごすことを選んでいただいたのは、たいへん光栄です。ありがとう!


そんな彼女たちの朝の会話。
決して耳をダンボにして(←死語?)盗み聞きしようとしているわけではないのですが、キャピキャピと(←死語?)大きな声でしゃべっているのでどうしても聞こえてしまいます…。

「ワタシ、ここに座ってワイン飲むのが夢なのぉ~。」
と、阿蘇ベース自慢の(?)カウンターに座ってかわいらしいことをおっしゃいます。




それはそれは。気に入ってもらってうれしいです。でも夢はもう少し大きく持とうぜ、と心の中でツッコんだことをここで白状しておきましょう…。

2011年11月25日金曜日

ハーモニカ。

東京の佐々木さん。夏、阿蘇に来て1週間阿蘇ONLYで観光され(←ちょっとめずらしいですよね。)すっかり阿蘇好きになってしまい、今回早くも阿蘇再訪。5泊もしていただきました。


ハーモニカ歴が2年とは思えないほどの腕前で、「2年でそこまで出来るんですか?」と聞いてみると、力強く「毎っっ日練習してますからっ!」と仰いました。やはり『Practice makes perfect.』ですね。

佐々木さんには田中光栄さんという師匠がいて、月一でレッスンをされているそうですが、今回その田中さんのサイン入りCDをいただいてしまいました。阿蘇ベースのリビングルームに流すBGMにぴったりで、今後頻繁にかけさせてもらうことになりそうです。どうもありがとうございました。


やはり楽器の出来る人はカッコいいですね。私も何か楽器をマスターしたいという想いがあるにはあるのですが、ズルズルとアラフォーと言っても過言ではない年齢まで口笛と指パッチン(右手限定)のみできてしまいました(←楽器?)。

しかし死ぬまでにしたいことのひとつとして、“何か楽器をやる”、が入っているのでいつかやろうとは思ってます。ハーモニカもいいなぁと彼女の演奏を聞いて思った昨晩でした。

ちなみに昨晩は少人数の中、Yさんプレゼンツのなべ会を開催したのですが、日頃お世話になってるHさん夫妻をお招きしたところ偶然奥さんが誕生日で、みずから焼いたケーキを持って来られたのでした。さらにその日偶然Hさんのお友達から差し入れされたという釣りたてのブリの刺身も持参いただいてしまい、大変豪華な晩餐となりました。偶然に次ぐ偶然で誰かはわかりませんが、引きが強い、と言うか…。



楽しい夜になりました。

2011年11月19日土曜日

お姉ちゃんなんだから・・・

最近はくちゃんがあまりにもかわいいので↓、



今までキキにかけていた時間が必然的にはくちゃんのほうにとられてしまい、こころなしかキキの表情が若干憂いを帯びているような気がしないでもありません。『キキ、アンタお姉ちゃんなんだからガマンしなさいっ!!』と言うのも何だか間違った教育方法のような気もするし、そう言ってもまず何のことか分からないだろうし、とりあえず今日はせめて散歩にでも連れて行くことにしました(いつもは大概父が連れて行きます。)




阿蘇ベース近くの西巌殿寺さんに樹齢何年になるか知りませんが数百年の大公孫樹(イチョウ)があり、この時期黄色に色づいた落葉がその樹の周り一面に敷き詰められており、一見の価値がある美しさです。


この美しさをこれっぽっちも理解しているようには見えないキキですが、うれしそうな顔をしていたので少しはよろこんでくれたでしょう。

2011年11月17日木曜日

初破れ。


記念すべき、ではない障子の初破れは開業より2年経過後でした(←怒ってないですよ)。

開業時、「この障子何カ月もつかなー。」と言っていたので思っていたよりはるかに長く持ちました。

阿蘇ベースでは1階の共有スペースでお酒を飲んだりするのは全然OKで、ゲストの皆さんよくお酒を飲んだりされているのですが、飲み過ぎて大声で騒いだり、羽目を大きく外されるような方は本当に少なく、さすが(と私が言うのもヘンですが)阿蘇ベースのゲストの皆さま方は大人、というかマナーのよい方が多くて助かっております。ありがとうございます。

この場を借りてお礼まで。

2011年11月14日月曜日

小土産。

以前阿蘇ベースに宿泊されたお友達におススメされて来てくださったというイギリスのTimさん。出発時、コレ↓をくれました。



ほぉ~、これはなかなかかっこいいというかかわいいというか…。ありがとう!でもなんで忍者?と聞いてみると「I work for LEGO.」とのこと。

へぇ~、あの有名なレゴですか。ホントだ。この忍者、ブロックなんだ。スゴイ。手も足も動くし手首も回る。さすがによく出来てます。ただ頭巾がとれるのもスゴイんだけど、とったらかっこよさは大きく損なわれてしまいました…↓。



でもこれは旅先などで配ることができる、かさばらないちょっとしたプレゼント(“小土産(こみやげ)”、と勝手に呼ぶことにします)として最高ですね。こんなところで働いているんだっていう自己紹介のツールにもなっていますし。


これは他の職業でも応用が利くのではないか、と一瞬考えたのですけれどもよくよく考えてみるとなかなか難しいということに気が付きました。

例えば自動車関連でいうとプリウスで使うネジだとか、水産業関連だったら人差し指大のにぼしではどうかとか、学校の先生だったらチョークあたりではいかがか、とか。なかなか気の利いた小土産は思い浮かびません。

やはり、このレゴ忍者のように喜ばれる小土産は、かなり限られた職業でないと職場調達は難しそうですね。皆さんの仕事では小土産として使えそうなもの、ありますか?

2011年11月12日土曜日

車椅子ひとり旅。



久しぶりに火口へ行ってきました。あまりゲストさんを連れて行くことはないのですが、掃除も早く終わったことですし(=ゲストさん少)、たまにはホスピタリティを発揮してフランスのGianさんを連れて行ったのでした。彼は足が不自由なため車椅子生活なので、まあそれも私の溢れるくらいあるわけではないホスピタリティが発揮された理由と言えば理由です。

しかし正直私はとても感心してしまいましたね。全く歩けない車いす生活なのに、ひとりで海外旅行って…。皆さんはどう思われるでしょうか?私はすごいことだと思います。

もちろん電車バスの乗り降りなど様々な場面で人の助けが必要です。とにかく人の助けは借りたくない、と肩ひじ張るでもなく、卑屈にもならず、上手に助けを借りつつ感謝の心も忘れない姿勢が絶妙です。これは簡単なことではありません。才能もあるでしょうが、おそらくそれは彼が長年培った生きるために必要な特別な技術なのだと思います。



この前日、ある黒川温泉行きのバスで、彼が何時のバスに乗りますと伝えていたにもかかわらず運転手さんが“めんどくさいのはごめんだ”とばかりに訴える彼を無視し、仕方が無いので這いずりながらなんとか自力でバスに乗ったのだと聞きました。憤っているわけではなく、淡々と、そんなこともあるよと言う感じで言うので余計に日本人として情けなく、申し訳ないなあという気持ちになりました。


まあそんな前日のエピソードも、私の溢れるくらいあるわけではないホスピタリティが発揮された理由と言えば理由です。3泊しても火口を見ずに行くところでしたので喜んでくれたんじゃないかと思います。

(クレープを作るGianさん↓。ごちそうさま。)


ちなみに阿蘇ベースは全くバリアフリーではなく、部屋も全て2階にあり、もちろんエレベーターなどはなく階段を昇るしかないので、彼の場合じつは電話でやんわりとお断り方向でお話したのですが、どうしてもウチに泊まりたいとおっしゃるのでまあそれならとOKしたのでした。基本、車いすの方に優しい宿とは言い難いことをご留意下さい。

2011年11月9日水曜日

3年目突入。

お陰さまで先日阿蘇ベースも3年目を迎えることができました。阿蘇ベース立ち上げにご協力していただいていた皆さま、様々なことで助けていただいたり、あたたかく見守っていただいている皆さま、もちろん今までお越しいただいた皆さま、二度三度とリピートしていただいてる皆さま、本当に感謝しております。ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。


九州新幹線も開通した2年目の今年は、まあ1年目よりゲストさんが少なくなる要素はないのではないかなどと安易に考えていたところでの震災及び原発。被災者の方々の苦労とは比べるべくもありませんが、この影響で今年は海外からのゲストさんが激減し、大変苦しい状況でした。さらに夏前には阿蘇の火山活動の活発化による1ヶ月強に及ぶ火口付近立入規制や、長引く円高の影響もあり、未だ通常の状態とは言い難く、なんとかふんばっているという状況です。


人生次の瞬間に何が起こるか分かりません。なかなか思い通りに物事は進みません。出来る限り悔いを残さないように毎日を送っていかないといけないなあと、3年目突入のこの機会に、最近幾分怠け気味だったことを反省し、また気持ちも新たに頑張っていこうと思いました。





三日坊主も毎週気持ちを新たにすれば週三日頑張っていることになります。今回のように定期的に気持ちを新たにする機会を見つけつつ、3年目もぼちぼちがんばります。“ぼちぼち”は余計かもしれませんが、私はぼちぼちが好きです…。

2011年11月6日日曜日

キマイがいい



阿蘇ベースのスタッフとして働いている私の奥さんが韓国人だということがおおいに関係していると思いますが、韓国人のゲストさんが宿泊されるとけっこう高い確率で何か韓国の食べ物を差し入れしてくれます。特に自転車で九州を周られているゲストさんになるとことごとく、という感じで辛ラーメンだとか、チューブ入りコチュジャンだとか、パック入りキムチだとか何かくれます。

韓国人の気質なんでしょう。気前がいい、というか。と思ってたら、この何か人にあげる物を“キマイ”と言うのだということを今回学びました。


気前がいいの気前と、人に何かサービスであげる物=キマイ、と似ているようで使い方は違いますが、これも有名どころで言うと“レンジャンコ”(冷蔵庫)、“センタッキ”(洗濯機)、“サンカクカンケイ”(三角関係)などと同じ日本語由来の言葉のような気はします。


話は前後しますが、何か韓国の食べ物をくれるということは、韓国から食べ物を持ってきている、と言うことになります。そんなに韓国の食べ物持ってこなくても日本にだっておいしいものけっこうあるでよ、と言いたい気もしますが、体力と気合が不可欠な自転車旅行者の方々にとってはチキンラーメンやサッポロ一番ではいまひとつ意気があがらず、やはり辛ラーメンでないと心と体のバッテリーチャージが十分に出来ないようです。


まあ長く海外にいると(基本九州旅行の韓国の方はそれほど長くないですが…)やはり自分の国の食べ物を食べたくなりますからわかるような気もしますが、せっかく日本に来ているのですから出前一丁あたりでもトライしてほしいところです(←インスタントでいいのか?)。

とにかくいただきもの感謝します。Parkさん、Kimさんコチュジャンありがとうございました!




…かくいう私の舌はいくらか韓国人化しているという自覚があります…(辛ラーメン>サッポロ一番(塩)>出前一丁>チキンラーメン…)。

2011年11月4日金曜日

うらやましい。

11月に入りましたが寒くない日が続いており、まだ昼間は半袖で過ごしています。
どちらかというと早く焚いてみたくてしょうがない新薪ストーブも、焚くにはイマイチ寒さ不足ですし、布団は冬用のあったか羽毛に半分は替えたものの、すべての布団を替えてしまうことは躊躇するという、なかなかなやましいなまあたたかさの今日この頃。

おととしの11月4日にはすでに氷点下を記録していたというのに(父曰く)全く阿蘇らしくありません。

そんな先日、1年ぶりにカナダのGrahamさんが阿蘇ベースに再びやってきました。来日回数は今回でなんと16回目、2ヵ月仕事して2ヵ月休みを繰り返すといううらやましいパイロットの方で、チェックイン時、顔を見て直ぐに思い出しました。

「あ、あの、pilotの…。」と日本語まじりいうと、「You have a good memory!」とホメられました。自分の乗っている車の名前が思い出せなかったり、携帯電話をどこに置いたかすぐ忘れたり、水を飲んだすぐ後に「あれ、さっき水飲んだっけ。」などと思うことも多い私ですが、ホメられると自信が湧きます。

そのGrahamさん、来年の予定もすでにだいたい決めているようでした。まず2月の休みはニュージーランド、6月はトルコ、そして次は再び日本に。阿蘇ベースにもそのときまた来るよ、と仰いました。うれしいですねえ。そしてうらやましいですねえ。

息子さんをお持ちの親御さんは、飛行機のおもちゃなどを買ってそれとなくパイロットを目指すよう仕向けることをお勧めします…。