2010年12月30日木曜日

感心なご家族

上は小学校5年生、真ん中は7歳、下は2歳の男ばかりの3兄弟、ペルー人のお父さん、日本人のお母さんのアルテスさん一家。京都からお車で10時間程、すっ飛ばしてお越しです。

すてきなご家族で、私達はいろいろと感心してしまいました。


到着時、私が荷物を運ぶのを手伝おうとすると一番上のお兄ちゃんが「あ、ぼくがもちますよ。」と私が持っていた荷物を横取り(←誤用)しようとします。私はすっかり感心してしまいました。


何気なくご家族の様子を見ると、皿洗いなどお母さんのお手伝いはもちろん、末っ子のめんどうもよくみます。「こんにちは。」「おはようございます。」、あいさつもきっちり。うーん、感心だ。

なんでこんなに好少年なのか?その理由のひとつは、お父さんでしょう。

「階段は走っちゃアカンやろ。」

「ソファは遊ぶとこちゃう。」

子供たちは、すぐに言うことを聞きます。関西弁ペラペラの冗談好きでたのしいお父さんですが、子供たちにとってはけっこう恐いお父さんだったりするんじゃないかなと思います。

阿蘇ベースでは幼児のゲストさんにはぬいぐるみを貸してあげたりするのですが、そのぬいぐるみでかわいらしく遊んでいた真ん中の子と末っ子のやりとり、

「アベル(一番下の子)ー。このイヌ100円ですよー、ほしいですかー。」

そばで聞いていたお父さん、

「命あるもの100円とか、お金で売ったらアカン。」

私は秘かに(おおっ!)っと感心してしまいました。


ほかにも、この真ん中の子がお母さんに言った言葉が、これがまたいいんです。

「ママ、明日もうお仕事やろ。たいへんやなー。でもここふつか(阿蘇に来て)休めてよかったやろ。パンくんおもしろかったしなー。」

私は、(イヤ、末っ子のめんどうみたり、ごはん作ったり、山へ行ったりで、かなり忙しそうだったけど。)と、こころの中で軽くツッコミはしましたが、母を思いやる優しい言葉に静かに感動したのでした。

末っ子は今までで一番手がかかる子だそうですが、まーかわいらしい。何を言っているのか全く分かりませんが、私の手を引っ張って何ごとかいろいろ私にしゃべりかけてくる位馴染みました。


お帰りの日の朝、一番上の兄ちゃんが何気なく言った言葉、私は聞き逃しませんでした。

「あと3時間半で帰るのか―。もっとここにいたいなー。」


も少し大きくなったら、またおいで。今度はひとりででも。

2010年12月27日月曜日

銀世界。

「○○くん。今年は2人で迎える初めてのクリスマスだね。来年も、再来年もずーっと一緒にいようね!」

阿蘇クリスマスバルーンフェスティバルの会場でMCの方が会場に来ているカップルさんのメッセージを読み上げていました。


私はひとりごとにしてはやや大きな声で、「アホか。」と呟きます。




そんなこんなで今年が最後となる阿蘇クリスマスバルーンフェスティバルが先日行われました。

24、25日両日とも強風のためバルーンイリュージョンは残念ながらバーナーイリュージョンとなってしまいましたがたくさんのひとたちがバーナーの強力なファイヤーで暖まりながら冬の夜空を彩る花火やアトラクションを楽しんだのでありました。

来年はバルーンフェスティバルに変わるイベントが企画されるとか、されないとか、そんなお話もあるようですので、とりあえず来年にも期待しましょう。



昨晩は一生懸命雪が降っていましたので、本日、外は一面の銀世界。雪国の人には鬱陶しいものでしょうが、雪の降らない、積もらない地域の人たちにとっては雪はエンターテイナー(私にとってもそうです)。オーストラリアのMarcusさんにとってはもっと珍しい光景でしたので、よろこんでいたようでした。


今年も残すところあと4日です。皆さん、よいお正月を迎えられるよう、残りのお仕事がんばってください!

2010年12月21日火曜日

That's the bottom line.

スッと頭に入りやすい英単語、熟語もあれば、なんど聞いたり、読んだりしても、「えっーと、何だったっけ、」というものもたくさんたくさんあります。


今朝、インターネットで『If Attacked by a Florida Panther "Don't Run, Fight"(フロリダ豹に襲われたら、逃げずに戦いなさい)』という見出しの記事がパッと目に付いたので、この先いつか豹に襲われた時の為にと読んでみました。

で、読んでいるとまた出てきました。

“that's the bottom line.”

この“bottom line”、結構いろんなところでよく使われるのですが、いつも引っかかってしまいます。


意味としては


1. 最終的な収益[損益]、純損失、純利益、総決算

【語源】計算書の最下行(bottom line)に集計結果が記入されることから。

2. 最終結果、結論

3.〈話〉肝心[主要]なこと[点]

4.〈俗〉女性のヒップの線

(スペースアルクさんより抜粋)


上記の2と3の間でいつもどっちだろうと思ってしまうんです。

例えばオックスフォード現代英英辞書にあった例文、

The bottom line is that we have to make a decision today.

これは、

(最も重要なことは、今日決断を下さなければいけないということだ。)

(つまり結論としては、今日決断を下さなければいけないということだ。)

と、似てるけど違う、ふたつの意味にとれてしまうと思うのです。もちろん前後の文脈によってはっきりとどちらの意味か確定できるのでしょうが、私程度の英語力では、とっさの判断がつきかねたりします。



The bottom line is, こんな文章も可能でしょう。


The bottom line is, a woman's bottom line is the bottom line.

(つまるところ、女性のヒップの曲線が最も重要なことだ。)


…記事の内容とは全然関係ないはなしですみません。

The bottom line is, 豹に襲われたら逃げずに戦ったほうが助かる確率が高いそうなので、これは皆さんひとつ覚えておいてください。

2010年12月20日月曜日

チキン南蛮は宮崎。

先日兵庫県からお車でお越しの永井さんに、「宮崎でチキン南蛮食べてきましたよー。」と言われました。

チキン南蛮は宮崎発祥、チキン南蛮と言えば宮崎、宮崎と言えばチキン南蛮(そこまでは言わないか)、ということを、私はその時初めて知ったのでした。


「そんなことも知らないんですか!?」とまでは言われませんでしたが、まるで私が日本の総理大臣を知らないかのごとく、とても意外そうなリアクションをされたので私はすこし恥ずかしくなってしまいました。


しかし、愛知県で育った私は、いわゆる『ほか弁』でしかチキン南蛮というメニューを見たことがなかったですし(いや、あったのかもしれないけど目に留まらなかった)、チキン南蛮弁当、もとい、チキン南蛮の由緒を気にする人も周りに誰もいなかったので、これは致し方ないと言えるでしょう。


そして本日、お仕事の関係で阿蘇ベースに長期滞在中、宮崎出身のプロの料理人である渡部さんに本場チキン南蛮の作り方をご指南いただきました。なるほど、アレ入れて、そーやって、こんなふうに作るんですね。意外と簡単。バッチリ覚えましたよ。

そして、いただきます。

…うん、ウマいっ!!

あっ、写真撮るの忘れた!

2010年12月11日土曜日

Aso Christmas Balloon Festival FINAL

毎年クリスマスに阿蘇の冬で盛大に開催されるイベントと言えば、『阿蘇クリスマスバルーンフェスティバル』です。




今回で13回目を迎えるバルーンフェスティバル、なんと今回が“FINAL”、最後だそうです。残念!

私は昨年初めて見に行ったのですが、強風の為バルーンを膨らますことがNGになり、下の写真のようにバルーンなしファイヤーで会場を暖めていました。




やはり熱気球のイベントとなると、やはり天候に大きく左右されますので、今までの12年間も毎年天候との戦いだったようです。


ことしはバルーンフェスティバルとしては最後になります。天候に恵まれ、私は見たことがないバルーンイリュージョンが予定通り行われることを祈ります。そして、また来年は形を変えてまた何か大きなイベントが開催されることを期待しています。


12月24、25日、聖夜の阿蘇の屋外は間違いなくかなり寒いですが、バルーンの幻想的な光と冬の夜空を彩る花火で、老いも若きも、カップルもシングルも、来場されるすべての皆さんを暖めることでしょう。


ちなみにその日、ASO BASE BACKPACKERSは、今のところ、「タスケテオクレー。」って言いたくなるくらい空いてますので、みなさまのお越しをお待ちしてます…。

2010年12月5日日曜日

霊?

阿蘇にはサムライの幽霊が出るみたいです…。




ジェイソン“メイヘム”ミラー似のオーストラリアのBillさんから、昨晩近所のコンビニで撮ったという心霊写真をいただきました。



かなり、はっきり写ってます…。








店員さんに憑依しようとしてるのか…?






結構、良い霊なのかもしれません…。

2010年12月4日土曜日

Best Atmosphere Award

ロンドンの消印で差出人不記載のあやしい郵便物が阿蘇ベース届きました。

何だろうと思って開けてみると、ウチが登録している海外の宿予約サイトHOSTEL BOOKERSからの月間Best Atmosphere Awardの記念品でした↓。




へ、9月のBest Atmosphere Award?そうなんですか、それはどうもありがとうございます。


宿に泊まったゲストさんの評価により、

atmosphere(雰囲気) 
cleanliness(清潔さ)
staff(スタッフ)
value(対価)
special recognition(特別表彰)

のそれぞれの部門の優秀な宿をHOSTEL BOOKERSが月別に選別している“らしい”のです。

“らしい”というのは、「どれどれ、それじゃあ9月のCleanliness賞はどこの宿が取ったのかなー?」と疑問に思ってHOSTEL BOOKERSのホームページを探してみても、どこをクリックしてもそんな情報は見つからなかったからです。

ふーん、そうか。これは、私のようにこうやってブログやホームページで「賞、獲ったどー!」と発表してもいいよー、ってことなんですかね。

例えば、ベストジーニスト賞が『発表は発送をもって代えさせていただきます。』だったら、賞をもらった人はすこしさみしくなるのではないかと思います(個人的にはそれでも全然構いませんが)。

まあ、自分から言うにしても言わないにしても、賞をもらった宿にとってはありがたいことですし、HOSTEL BOOKERSにとっても、こうやってブログに書かれたり、ホームページで発表されたりすることは多少なりとも名前が広がることなので、これもいいことなのだろうと思いますし、結局誰もソンはしなさそうなので、きっといいことなのでしょう。


そんな感じですので、このような月間賞をとることがどのくらいスゴイことなのかというと、はっきり言ってよく分かりません。私の勝手な想像ですが、学校の写生大会で佳作に選ばれる、とか、運動会のクラスのリレーの選手に選ばれる、くらいのスゴさなのではないかという気がしています。


「イヤイヤ、甲子園に行くくらいスゴイことだよ。」とか、「イヤイヤ、給食当番くらいだよ。」とか実際のところをこの業界に詳しい方は教えていただきたいものです。

2010年12月1日水曜日

1歳未満。

ウチの横の道が小学校の通学路になっているので、キキが小さい頃は子供たちに結構人気がありました。

未だに下校時など、「キキー!キキー!」と元気に呼んでくれるコアなファンはいるようですが、二本足で立つと低学年の子供たちより大きかったりするので、散歩の時などキキがヨロコんで飛びかかろうとすると、結構怖かったりするみたいです。


犬の成長って、しかし、切なくなるくらい速いですね。ウチのキキはまだ1歳にもなっていないのですが、冷静にキキの顔を観察すると、犬としてすでにおっさんのような風格が漂っているように見えるときがあります。ひいき目に見ても美犬とは言い難いですし、オスかメスかの街角アンケートを実施したら、おそらく10人中7~8人はオスと答えるのではないかと想像します。





それでもフレンドリーで甘えん坊でヒト好きな気のいい乙女です。

かまってやれば、キキは間違いなくおおよろこびしますので、犬好きの方はひとこと言ってもらえればスグ連れてきますよ。