上は小学校5年生、真ん中は7歳、下は2歳の男ばかりの3兄弟、ペルー人のお父さん、日本人のお母さんのアルテスさん一家。京都からお車で10時間程、すっ飛ばしてお越しです。
すてきなご家族で、私達はいろいろと感心してしまいました。
到着時、私が荷物を運ぶのを手伝おうとすると一番上のお兄ちゃんが「あ、ぼくがもちますよ。」と私が持っていた荷物を横取り(←誤用)しようとします。私はすっかり感心してしまいました。
何気なくご家族の様子を見ると、皿洗いなどお母さんのお手伝いはもちろん、末っ子のめんどうもよくみます。「こんにちは。」「おはようございます。」、あいさつもきっちり。うーん、感心だ。
なんでこんなに好少年なのか?その理由のひとつは、お父さんでしょう。
「階段は走っちゃアカンやろ。」
「ソファは遊ぶとこちゃう。」
子供たちは、すぐに言うことを聞きます。関西弁ペラペラの冗談好きでたのしいお父さんですが、子供たちにとってはけっこう恐いお父さんだったりするんじゃないかなと思います。
阿蘇ベースでは幼児のゲストさんにはぬいぐるみを貸してあげたりするのですが、そのぬいぐるみでかわいらしく遊んでいた真ん中の子と末っ子のやりとり、
「アベル(一番下の子)ー。このイヌ100円ですよー、ほしいですかー。」
そばで聞いていたお父さん、
「命あるもの100円とか、お金で売ったらアカン。」
私は秘かに(おおっ!)っと感心してしまいました。
ほかにも、この真ん中の子がお母さんに言った言葉が、これがまたいいんです。
「ママ、明日もうお仕事やろ。たいへんやなー。でもここふつか(阿蘇に来て)休めてよかったやろ。パンくんおもしろかったしなー。」
私は、(イヤ、末っ子のめんどうみたり、ごはん作ったり、山へ行ったりで、かなり忙しそうだったけど。)と、こころの中で軽くツッコミはしましたが、母を思いやる優しい言葉に静かに感動したのでした。
末っ子は今までで一番手がかかる子だそうですが、まーかわいらしい。何を言っているのか全く分かりませんが、私の手を引っ張って何ごとかいろいろ私にしゃべりかけてくる位馴染みました。
お帰りの日の朝、一番上の兄ちゃんが何気なく言った言葉、私は聞き逃しませんでした。
「あと3時間半で帰るのか―。もっとここにいたいなー。」
も少し大きくなったら、またおいで。今度はひとりででも。
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