2010年3月29日月曜日

大阪人②

大阪在住アメリカ人Michaelさん(写真また無)。相当な日本語ペラペラレベルです。彼と話せばすぐ分かります。彼がどこで日本語を習ったのかが。

「ホンマ?」とか「~やんかー。」とか。

嘉門達夫さんのクリスマスイブの替え歌が思い出されます。

「きっと君は関西人。間違いなく関西人。さいでんなー、おーおおー、ほうでんなー。」

さすがに「さいでんなー」とは言わなかったですけど…。



しかし、そんな日本語ペラペラの彼ですが、こんなやりとりがありました。

「…だいたい2kmくらい。」(私)

「2km…って?アメリカ人やから、キロわかれへんねん。」(Michael)

「あっ、そう。まあ1マイルとちょっとかな。」(素で返す私)




…ン!? ちょっと待てよ…。

日本語それだけペラペラで、なんっっで2kmがわかれへんねん(大阪弁)!? 

と、ツッコめばよかったと後から後悔。やはりツッコミ反射神経は大阪人には遠く及びません。

大阪人①

大阪からお越しの山口さん親子(写真無)。
阿蘇登山についての質問でした。

「山登るとき、道迷わないですかねー?」

「んー、まあ迷わないと思いますよ。」

「へー、そーなんや。」

「でも、この辺(地図を指さし)所々岩に矢印がうってあるんですけど、結構分かりにくくて間違えたルートにはいっちゃうこともありますよ。」

ここで親子ふたり、同時にシャウト。

「それが迷うってことやんかー(それが迷うってことやんかー)!!!」

本場大阪の母とその娘。息のぴったり合ったツッコミを目の当たりにし、なるほど、これが大阪の母娘かぁー、と心の中でひそかに感心しきり。大阪人の遺伝子は確実に受け継がれているようです。

ペラペラへの道

本日掃除をしていたらゴミ箱の中にハッと目を引くこんなものが。




どなたのものかは分かりませんが(おそらく日本語しゃべったフランスの彼かな?)、旅行中でありながらも頑張って勉強してらっしゃいます。他言語ペラペラへの道は大概の人にとっては長く険しいものです。私自身、英語ペラペラへの道半ば。ゴールは遥か先です。よい刺激を受けました。

時間がない。忙しい。なんて言い訳もほどほどにしとかなきゃ、とあらためて考えさせられる、一枚の紙切れでした。





…でもたまには言い訳もします。にんげんだもの(相田みつをさん風に)。

2010年3月27日土曜日

親孝行リピーター

オーストラリアの孝行娘Michelleさんとご両親。レンタカーを借りて、ご両親に九州旅行をプレゼントだそうです。


彼女ジツは、ASO BASE宿泊2度目のリピーターさんでした


“でした。”でした。申し訳アリマセン。パッと顔を見てすぐに思い出すべきなのですが、全然気が付きませんでした。まだ何カ月も経ってないのに。


実際のところ、わたしは寄生獣のように名前に無頓着なところがあり、人の名前を覚えるのが非常に苦手なんですが(ホステルスタッフとしては誠に遺憾であります。はい。)、どちらかと言うと顔覚え力はあるほうだと思っていました。どうやらそれは思い過ごしだったようです。はい。



出発の際、彼女は私達にこう言葉をかけてくれました。

「I'll probably see you again!」

3度目もあるかも、ってことですね。ありがたいお言葉!感謝です!!

そのお顔、今度こそ完璧にインプットしました。次回お越しの時は、必ず

「Welcome Back!」

とお迎えします!

ほんとうは

「Welcome Back! Michelle!」

と名前までつければ完ぺきなんでしょうけど、何でも完ぺきを求めすぎるのも息苦しいんじゃないかと思いますので、皆様もそこまではご勘弁を…。

2010年3月25日木曜日

愛を知る県、愛知県(by 佐藤嘉洋)の豊橋市からお越しの長嶋さんと天野さん。

実は私の出身が豊橋です。


「どちらからお越しですか?」私

「愛知県です。」長嶋さん

(おっ!)私


「ちなみに、ですが愛知県のどこですか?」

「豊橋…、ですけど。」

(ビンゴーー!!!)私


私、豊橋出身なんですよー、と言うとおふたりともびっくり(正確に言うとお隣の新城市だそうですが。)

そのときの長嶋さんの一言。




「あ、汗が出てきた…。」

…イヤ、なにも汗かかなくても…(笑)。

2010年3月24日水曜日

火振り神事

昨晩は、阿蘇神社の火振り神事が開催されました。

こんな感じです。




見に行ったお客さんも満足されたご様子。
妻も少々興奮気味に、よかったー、とのこと。


私はお留守番でしたが、写真を見て“炎のコマ by ゲームセンターあらし”が遠い遠~い記憶の中から呼び起されました。

2010年3月18日木曜日

一時帰国

前回も登場のシンガポールのTeoさん。


彼はプロの写真家&エッセイストです。阿蘇ベース滞在3日目に恐らく雨にあたったせいで、大切な大切な商売道具が…



「My camera is dead.」

…動かなくなってしまったようです。

まだまだしばらくは日本に滞在する予定でしたが、カメラ修理の為、一旦帰国の決断をされました。

夏ごろに必ず日本に戻る。そして、ここ(阿蘇)から今回の続きをまた再開するよ。と、Teoさん。


「We hope to see you again!」

「I'll definitely come back!」

definitely(絶対)が付いてました。夏には再会できるでしょう。固い握手をして旅立って行かれました。


↓↓彼のホームページ(英語)です。↓↓ やっぱり、プロは違うなー。

http://terseandatlarge.tumblr.com/

ありがちな会話

左からクロアチアのGoranさん、オーストラリアのPhaddyさん、シンガポールのTeoさん。
同じく左から3泊、4泊、5泊もしていただきました。どうもありがとうございましたー!!

初のクロアチアからのゲスト、ひげが立派なゴランさんです。


あなたクロアチアから来たんでしょ。と、そんなことを言いたかったのですが、クロアチアの英語的発音がハッキリ分からなくて、こんな感じじゃなかったっけ、とテキトーな発音で、

「You are from くろィゃー?」などど聞いてみたら、「Yes,クロアチア。」

と日本人が言うのと全く同じ発音の“クロアチア”で返されたので、ほんのりはずかしくなってしまいました。

クロアチアと言えば誰が何と言おうとミルコクロコップだな、と思ったので

「I like Mirco Cro Cop!」 と言ってみたのですが、何やらあまり興味なさげ。それ以上話が展開することはなく、撃沈。



そういえば確かに、私が海外に行っていた時にありがちな会話で、

「I'm from Japan.」

「Oh-! Naka‐ta-!」
などと言われたことが何回かあり(ちょっと昔ですね)、「Oh-! Do you know Nakata?」と返してやるのもめんどくさかったりしたことはあります。


それと同じようなことをしてしまって、ホステルスタッフとしては少々やってもうた感アリ。


しかしもっと酷いのも結構あったことを思い出します…。

「I'm from Japan.」

「Oh-! Jackie!」

まあこの場合はジャッキーは日本人ちゃうよ。と、しっかり否定すればいいのですが…。


さらには、

「I'm from Japan.」

「Oh-! I have a friend in Japan. Her name is Yoshiko..」とか…。

言いたい気持ちも分からなくはないですが、そんなこと言われても、何と返せばいいのですか!

2010年3月14日日曜日

かしま

「日本中の“かしま”をたずねているんですよー。」

と、どこからどう見ても純然たる西洋人でありながら非常に流暢な日本語で話してくれたのは、松山で大学教師をしている英国出身のSamさん。


それを聞いても当然私は『???』です。

もう200回くらい同じような説明をしたと言ってましたが、ことの始まりは鹿島アントラーズのホームタウン、鹿嶋市(茨城県)に行こうとして、なぜか福島県の鹿島町にたどりついてしまったことから、「よーし、どうせならすべての“かしま”に行ってやるゼ!」と、このエキセントリックな挑戦が始まったそうです。


彼が持っているリストには日本中の“かしま”の地名がずらり。全部で四十いくつって言ってましたっけ。正確な数字は忘れてしまいましたが、日本にはそんなにも“かしま”という地名が存在するんだとびっくりしました。


私が、「ナンか、とてもおもしろいことしてますねっ!」と言うと

「おもしろいというか、ばかばかしいですね!」とSamさん。うん、それはまあそうですね。否定はしません(笑)。しかし、フツーに考えればアホちゃうか、と思われても仕方ない、このばかばかしい挑戦を本気でやり遂げようとする彼は、間違いなくフツーよりも人生を楽しんでいることでしょう。


彼の話を聞いていると、イキイキ感、ワクワク感、楽しくってしょうがない感。ハッキリ伝わって来ます。

いつかすべての“かしま”を制覇したとき、彼の挑戦の軌跡を知っているすべての人が静かな感動に包まれるでしょう。

Good luck Sam-san! Hope you'll make it!

ヒポポタマス

終始にこやかなフランスのFraissarioさん。4月中頃まで日本を旅行されるそうです。少々ご年配に見受けられますが、ASO BASEに宿泊された3日間、元気いっぱい一日中歩きまわられておりました。

おひとりで旅行されているのかと思っておりましたが、どうやらお連れがいらっしゃるようです。

ショッキングピンクが眩しいhippo(かば)さんです。

「いやー、ワシの娘がのぉ、このかばさんをプレゼントしてくれてのぉー、旅先のいろいろな場所でこのかばさんの写真を撮って送ってくれというんじゃよ。ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ。。。」

と、このように申されておりました(イメージ意訳)。
持参のPCで、撮った写真を毎晩送っていたみたいでしたよ。

素敵な旅をされています。お元気で!

2010年3月10日水曜日

Winter is back!

朝、外を見たら、白でした。

本日は日本中寒波に見舞われたようですね。今年の冬最後かもしれない雪景色なので車を飛ばして山の上のほうまで行ってきました。

モーレツ(死語)にふぶいていて、ばっちり樹氷にもなってました。美しいです。
そして除雪車も出動してました。



まあ、雪が降って迷惑される方も多いのかもしれませんが、もうイヤ!というくらい雪が降るわけではないので、個人的には雪が降ると結構喜んで庭駆け回ります。


犬を飼いました(阿蘇ベース常駐ではありません)。

たまーにウチに連れてきます。

2010年3月8日月曜日

練習

遅ればせながら3月7日の日曜日に予定されていた阿蘇山の野焼きは、雨の為3月14日に順延されましたことをお知らせします。

3月13日は大火文字Fire Festival、3月14日は野焼きと今週末はイベントがメジロ押し(野焼きはイベントではありませんが)です。

ここのところ1月2月よりは予約が入るようになってきたASO BASEです。今週末もプライベートは残り少なくなってます。が、ドミトリーはまだまだ“がっつり”空いてます。

『We are very sorry, but we are fully booked for tonight!』

と言える日がいつか来るのでしょうか。備えあれば憂いなし。その日の為に、噛まない様に練習しておきます…。

2010年3月7日日曜日

菓心なかむらさん

阿蘇に引っ越してからしばらくは、「あー、随分近くに和菓子屋さんがあるなー、」くらいとしか見ていなかったお店でしたが、ある日中に入ってみるとケーキとかシュークリームとかいろいろなスイーツがあり、そのシュークリームが105円と安かったので食べてみたところ、あまりのおいしさになんで今まで食べなかったのか、と大きく後悔。
そのへんのスーパーで売っているシュークリームと菓心なかむらさんのシュークリームでは、カニカマと本物のカニくらいの差があります。なっるほど~、コレがモノホン(死語)のシュークリームかぁ、感激したものでした。しかも105円と格安!

ASO BASE BACKPACKERSから徒歩1分!!『菓心なかむら』さんです。


先日ウチに宿泊された、姉弟旅行中オーストラリアのJasonさんはここのシュークリームを買ってきて、ぎっしり詰まったクリームをこぼしそうになりながらほうばりつつ、うまいうまいと絶賛し、食べ終わってどこか行ったなーと思ったらすぐ帰ってきて手には再び菓心なかむらさんの紙袋。

私と目が合うと、にっこり笑って


「For tomorrow!」




もちろんシュークリームだけじゃなく、他にもいろいろと種類があり、丁寧な職人技の絶品スイーツ達が楽しめます。折角ASO BASEに宿泊するならば、食べなきゃソンぢゃ、とまで思いますので是非どうぞ!

2010年3月4日木曜日

贅沢

近くに温泉があると聞かされてはガッツポーズ。ASO BASEがキレイだといってはガッツポーズ。とにかくガッツポーズを乱発される、どこかマーク・コールマン、あるいはケビン・スペイシーを彷彿させる容貌のデンマークのJonnyさん。

彼は南米から日本に飛んできた長期旅行者で、1年間の旅の現在10ヶ月目だそうです。さすがは長期旅行者。雨の日の過ごし方にも余裕があります。





アナタ昼間っからビール飲んでる初めてのお客さんだから写真撮るよ、と言うと、彼は

「This is very light. Only 3%!」

あ、そ、そうですね。いいですよね。アルコール分3%なら(そういう問題かなぁ)。



でも、いいんです!だって外は雨降ってるんですもん。旅先での雨天休日読書 with Beer all day
なんて贅沢!

しかしこれは、今まで一生懸命働いて、お金を貯めて、そして旅に出てこその贅沢です。

人それぞれいろいろありますので、すべてのみなさんがこんなに余裕のある旅が出来るわけではないでしょうが、大いに見習うべきところもあるんじゃないかなー、と思います。

リベンジ

来日歴6回を誇る日本のベテラン、フランスからお越しのShapiroさん夫妻と、Boucheratさん。



何と7年前にも阿蘇にお越しいただいていたリピーターさんです。7年前は火口ガス発生の為クローズされていて見れなかったとのことで、今回は7年越しのいわゆるリベンジとなります。

7年越しのリベンジです。

見せてあげたいです。火口の中を。噴煙の切れ間から、時折、ほんの数秒姿を現す神秘的なエメラルドグリーンにゆらめく水面を。

チェックアウトされたので、その結果は知り得ません。


しかし、


本日は、





…雨と濃霧です(同情)。


風向きが良く、火口見学がOKだとしても、恐らく頂上付近は視界がほとんどないであろうことが予想されます。

時に阿蘇はあなたにつれない表情を見せることもあるでしょう。でもそれは、またいつかここに戻ってきてほしいからなのかもしれません。

Shapiroさん夫妻、Boucheratさん。次回、3度目の正直に期待ですっ!!

2010年3月1日月曜日

Escape from Alcatraz

『ヲタク』と書かれたTシャツがほほえましいカナダのAdrienさんとDionさん。少々シャイでおとなしい彼らですが、内心結構『むきーーっっ!!!』となってます。

何故かというと、ASO BASEに置いてあるEscape from Alcatraz というパズルのせいです。檻のようなものに入った玉をなんとかして外に出すという単純なものなんですが、これがムチャムチャ難しい。


このパズルを一時間くらいこねくり回した後、彼は私に聞きました。

『Is this possible?』

よくわかります、その気持ち。私は、ええ可能ですよ、と答えます。

その後、阿蘇山を観光され戻ってきて更に1時間くらいこねくり回し、私が言ったことがイマイチ信じられなかったのか、今度はとなりにいる妻に聞きます。

『Is this really possible?』

妻は、ええ可能ですよ、と答えると、更に

『Show me if it's really possible. But don't show me how.』

と言ってきます。本当に可能なのか半信半疑です。分かります、その気持ち。私もそうでした。

私はそれを受け取り、彼の見えないところに行って中の球を取り出して見せます。目の前に、外に出された球と空っぽの檻をみて

『So, it IS possible..』 と、あきらめたようにつぶやきます。

彼はその後も、たたいたり、さすったり、まわしたり、最後まで散々いじくりまわした挙句、私にその謎の答えを聞かないままに旅立って行かれました。誠にアッパレです。

因みに私は、ギブアップしました。インターネットで解き方を見てしまっていたのでした。

今の世の中、何でもインターネットで調べられてしまうので、便利と言えば便利ですが、味気ないと言えば味気ないですよね。

そうでなければ、このパズルを解いた人には一泊タダにしてあげるのに。それほど難しいパズルです。
今だにズルなしでこれを解いた人はおりません。

どうですか?チャレンジ精神がムクムクと湧いてきませんか?阿蘇ベースでは、随時挑戦者待ってます。『むきーーっっ!!!』っとなりますよ。

評判悪し

4人対戦可能チェス、開業以来初めて4人でプレイされる、のショット。


あまりチェスの実力が直接勝負に反映されるゲームではない様で、ぶっちゃけ、評判悪かったです。