表題にあります通り、阿蘇ベースも10周年というかオープンして丸10年経ちましたのでいくら蜘蛛の巣の張ったような当ブログでも、ここはひとつ日頃のご愛顧への感謝を込めてご挨拶しなくてはならないとの決意のもとキーボードをたたき始めました。
10年ともなると誰しもが良いことも悪いことも一通りはあったかと思いますが、私共でもこの10年、地震、水害、噴火などみなさんご存知の災害だけでなく、宿運営の舞台裏ではいろいろな危機、難局があり、冷や汗や脂汗、寝汗をかきつつ、なんとかこうして10年の節目を迎えることができました。
家族経営の小さな宿ですので誰か一人に病気やけがなど、何かあれば一気に運営が立ち行かなくなりますし、ここ数年でこんなにも変わるのかというくらい人手不足も肌で感じており、未だ盤石には程遠い、脆弱な事業ではありますが、自分達ができることをできるだけしていけばなんとかなるんじゃないか、と努めて楽観的に、必要以上の心配をせずに今後もぼちぼちがんばっていこうかと思っています。
阿蘇ベースの近況ですが、先月は思いがけずラグビーワールドカップが熊本にやってきた影響をモロに受けたようで、かなり忙しくさせていただきました。忙しいと売上は増えるのですが、それに比例して夫婦喧嘩の回数も増えるのでいいことばかりではありません。今年はまた阿蘇山の活動が結構活発で、断続的に火山灰を放出しており、風向きによっては窓を開けられない状況が長いこと続き大変でした。
本日11月6日の阿蘇ベース2階からの夕方の噴煙↓。
今年もやはり3月からは阿蘇ベースに張り付いて殆ど出歩けず、余裕を持って日々の仕事や生活を送るという理想の姿には10年目の今年もまだまだ遠かったですが、次の10年はもう少し余裕を持てるようにひとつずつ、ひとつずつ、不備や欠点を克服していきたいです。
これまでに阿蘇ベースに宿泊していただきましたゲストのみなさま方につきましては、大変ありがとうございました。今では何度もご利用いただいているリピータさんも数多くいらっしゃいまして、本当~~~に、”~”×3では全然足りないくらい感謝しております。
私共の接客スタイルとして基本的にあまりテンションが高い方ではなく、さらになるべく毎日の感情の振れ幅を少なくするよう極力意識していますので(そうしないと、どこかでヘタリます)、イマイチノリが悪いとかフレンドリーさが足りないんじゃないかと思われる方もいらっしゃるでしょうが、この宿はこういうもんなんだとあたたかい目で見てくだされば幸いですし、そもそもが夫婦喧嘩中である可能性も少なからずありますので慈しみの心を持ってご宿泊いただければ大変ありがたき幸せでございます。
10年後にまた自分がどんな気持ちになって阿蘇ベースと関わっているのかいるのか今のところ想像できませんが、兎に角、次の10年も阿蘇ベースが無事乗り越えられるよう自分たちができることはしっかり、きっちりやっていく所存です。
私達も借金を返済しながら生活をしていかなければならないのは当然として、うぬぼれて言うわけではないのですが、阿蘇駅近くには阿蘇ベース(のような宿)が、旅行者の為に必要だと思っていますので。
…因みに、ウチの犬、ネコ達はまだまだ元気にしてます。ただキキ(犬)は阿蘇ベースと同じ年齢ですので、徐々に動きものそのそとしてきました。犬は人間の5倍の速さで年を取りますから切ないですねえ。
なかなか撮れない4ショット↓。
そして冬季休業のお知らせです。
冬季休業期間
2020年 1月5日(日)~2月27日(木)
また一年しっかり働けるように心身ともにリフレッシュして、2月28日(金)から再開いたします。
また、12月10日から12月20日まで、館内メンテ、大掃除及びささやかな改修工事の為お休みさせていただきますのでこちらもどうぞご了承ください。
それではみなさま、今後とも阿蘇ベースをどうぞよろしくお願い致します!