2015年12月29日火曜日

本年度もありがとうございました。

今年中にやるべきことなのにまだ出来てないこともあり、年末らしくバタバタしている今日この頃ですが、いよいよ今年ももうすぐ終わりです。お越しいただいたゲストのみなさま、大変ありがとうございました。


今年のはじめに、今年はいろんな面でもう少し余裕を持ってやっていきたいなとの目標を持っていました。やはりというか、そんな狙い通りにはなかなかいきませんでしたが、大きな事件事故病気怪我不幸等もなく、ということはまあ個人的にはなかなかよい一年だったんじゃないかなと思います。


阿蘇ベースでも相変わらず連休以外は滅多に満室になることはありませんでしたが、それなりにたくさんのゲストさんにもご宿泊いただきまして、大変ありがたく思っております。


訪日外国人旅行者の増加が様々なメディアで報じられておりますが、それはやはり私共のところでも追い風として実感があります。山登り目的の方がほとんどである欧米系のゲストさんは実際のところ残念ながら以前より若干減っておりますが、それにも増してアジア系のゲストさんが2、3年前あたりから大きく増えており、今年はそれなりの噴火があり後半ガクンと落ちたものの、おかげさまでなんとかなってます。

アジア系のゲストさんは基本的にスーツケースで旅行される方が多いので、私共の名称も、“阿蘇ベースバックパッカーズ”というより、“阿蘇ベーススーツケーサーズ”と改名しないとそろそろ現実に即してないのではないかと心配になります。

近い将来、遠い目をしながら、「俺、昔バリバリのスーツケーサーだったんだよな…。」などと自分語りする人がでてきたり、旅行者の間で「あそこのスーケースゲー良かったよ。」というような会話をする時代になるのでしょうか(←そんなわけない)。




私共の冬期休業ももうすぐですので、気を抜くと気持ちがそっちのほうに飛びがちですが、あと少し気を抜かずにがんばります。それではみなさまよいお年を。

2015年12月12日土曜日

インド人と格闘家。

阿蘇ベースには世界のいろいろな国から旅行者においでいただいてますが、インド人のゲストさんは実際のところ滅多にいません。先日その大変珍しいインド人ゲストのSさんにお泊まりいただいた時にドミトリー同室の3泊もしてくれた日本人好青年Yさん、英語も話される方でしたのでそのインドの方ともよくお話されてました。

で、Yさんがあるとき半笑いで私にこう言いました。

「インド人ってめっちゃアグレッシブっすねえ!」

私は特にインド通というわけではないのですが、むかーーし3ヶ月半ほどインド旅行をしたことがありまして、Sさんのいかにもインド人的な曲者具合(←失礼。でも悪い人という意味ではないですよ)には当然気付いてましたので、「わかりますっ!」などとは言わなかったものの、同意の笑いを返しました。

どうやらおしゃべりしていて明日の予定の話になり、Yさんがレンタカーを借りて黒川温泉に行く予定を伝えたところのSさんの返しのひとことが、“俺も行けるよ。”だったとのこと。
「“俺も行けるよ。”ってどういうこと?って思いましたよ(笑)。」とはYさんの弁。おそらくですが、『I can go.』とか『I can go there with you.』などと言われたんじゃないかと思います。


コレ普通日本人ならだいたいこんな感じじゃないですか↓。


A「明日はどこ行くんスか?」
B「レンタカー借りて黒川温泉行くつもりなんですよ。」
A「えーっ、そうっスか。いいなあ。(などと行きたそうな雰囲気をそこはかとなく醸し出す)」
B「え、明日の予定は?」
A「まだナンも決めて無いんスよ。」
B「もしアレだったら、一緒に行きます?」
A「え、いいんスか?」
B「いいですよ。じゃあ一緒に行きましょう!」


これが、インド人のSさんになると、こんな感じになったようです(なんとなく大阪弁にしますが、特に気にしないでください)。

Sさん「じぶん、明日どこ行く予定なん?」
Yさん「レンタカー借りて黒川温泉行くつもりなんですよ。」
Sさん「ワイも行けるで。」
Yさん「えっ、じゃ、じゃあ一緒に行きます?」
Sさん「ええで。ほないこ。」


日本人の一般的な例とは許可を出す側が完全に逆になってます。流石はインド人。私には到底真似のできないその奔放さ、自信満々さには憧れすら抱いてしまいます。


帰ってきたYさんにおそるおそる「どうでしたか?」と聞いてみると、「なんだかんだで楽しかったですよ(ニコッ)。」となんだかんだでふたりで楽しんできたご様子。Sさんのチェックアウト時はふたり並んで記念撮影もしましたし、それなりに良い思い出になったようでひと安心しました。


ところでこの好青年Yさん、耳を見てそうじゃないかと思ったので聞いてみるとやはりプロの格闘家の方で、日本の格闘技メジャー団体で今年4戦4勝の注目株の選手でした。「今年は結構試合したんで、しばらく休もうと思ったんですけど来年の1月下旬にまた試合が決まっちゃいました。」とのことでお話を伺うと、格闘技ファンなら絶対知っているUFC経験者のビッグネームとの対戦がほぼ決まりそうとのことで、私もとてもびっくりしました。大変厳しい相手ですがチャンスと言えばチャンス。これに勝てばUFCの目にも留まるはずです。東京だけど見に行きたいなあ。がんばれYさん!今後も陰ながら熱烈応援してますよ!

2015年12月1日火曜日

サポートしっかりしてください。

12月に入りました。

噴火警戒レベルが2に下がって、祝、登山解禁!と思ったら一気に寒くなり、山登りにはしっかりした防寒対策、もしくは気合が必要な時期に入ってしまいました。気合だけではどうにもならないこともありますので山登りされる方はしっかりした防寒対策はしてきてください。


最近PCの調子が悪くなって、頻繁にフリーズしたり突然シャットダウンしたりしだしまして、メーカーサポートに電話したらウインドウズの再インストールをしてくださいと言われました。今までもさんざん調子悪くなったPCなので、何度もサポートに電話しており、ウインドウズの再インストールをしてください、と言われたのも1度や2度じゃありません。しかし、今まで頑なに再インストールまではせずになんとか使ってきましたが、購入して6年を過ぎ、サポート期間も終了しております。それでもとにかく無料でくれたアドバイスはやはりウインドウズの再インストールをしてくださいでした。


私はパソコン関係に決して明るくないので心配でしたが、もうここまできたら仕方ないと覚悟を決めて初のウインドウズ再インストールに挑戦しました。



…やっとこさ再インストールして復元作業などをあーでもないこーでもないとモタモタやっていると再びフリーズして私自身もフリーズしました。何かの間違いだろうとしばらく使いますが相変わらずたびたびフリーズしやがります。イヤイヤ、何か良く分からないけどやり方間違ったんだろうと、再度再インストールやり直ししました。今度は大丈夫かなとビクビク使いつつしばらくしたらまたフリーズ。やはりそうくるか…、と半分予想通りの結果ですが絶望感に包まれます。


こりゃ新しいの買わんといかんかな、と諦めかけましたが、最後の悪あがきとして少しググってみるとパソコントラブルをリーズナブルな料金で出張解決しますというところがあり、“ほとんどのパソコンは1~2万円の修理代金で直ります”と書いてあったので買う前にとりあえず一度診てもらおうかと思い電話すると今日これからすぐ伺いますとおっしゃる。


で、来ていただきましてその時も何か不安定な動きをしていたパソコンの診断を開始して数秒後(ホントに数秒)、この動きはおそらく…、とか言って本体を開けてある基盤(メモリでした)を引っこ抜き、まあまず8、9割これが原因ですね、と確信をもった口調で仰いました。その方によると、ウインドウズではメモリは8ギガも必要なく、4ギガで十分だそうで8ギガあったメモリを半分にして新しい部品を買うこともなく修理は終了。

それから4、5日程経ちますが、その後全くフリーズなどなくメモリが半分になったことで遅くなったなどというストレスも全く感じることもなく快調に動作しています。


…ウーム。さすがこの道20年のプロフェッショナル。そうやって必要以上に高性能にしてどんどん新しいものを買わせようとするんですよというようなことをおっしゃいました。なるほど、勉強になります。



しかしアレだ。メーカーサポートのトラブルシューティングフローチャート、全然間違っとるやないかい。だいたいいつもいつも『ウインドウズの再インストールをしてください。』までが速すぎんじゃい。

などとメーカーサポートには大いに不満があるのですが、後でメールされてきた『お客様満足度アンケートご協力のお願い』で評価を返さずにスルーするのは低評価された時のやるせない気持ちが分かる私の優しさなのです(なんのこっちゃ)。


今年も残すところあと一ヶ月。師も走る月ですのでみなさんもお忙しいでしょうが、ぼちぼちがんばっていきましょう。

2015年11月23日月曜日

拍手。


そろそろクリスマスツリーを出そうかという11月後半ですが、例年になくなま暖かい日が続いております。薪ストーブも4、5回焚いたものの、ここのところしばらく使ってませんし、清掃中は本日も小学生のように半袖半ズボンでした。

熊日新聞で噴火警戒レベルの引き下げが今週辺り検討されているとの記事がありました。正直なところ『やっとかい!』という気持ちですが、とりあえず素直によろこびます(まだ決まってませんけど)。しかし、今後もいつかはまたなるであろうレベル3の場合の“半径2Km外の登山規制”は本当に必要なのか、という検討は是非していただきたいですし、レベル3からレベル2への引き下げの決断にこれだけ慎重ならばレベル1はいつになるやら、とも思います。

阿蘇ベースからは火口の噴煙が良く見えるので、毎日噴煙を見ています。いつもより元気に噴煙が出ているとか大人し目だとか黒っぽくて灰混じりだとかうことはここからでもよく分かります。

9月14日の噴火の前日には、火口からの噴煙が明らかに普通でない程たくさん出ていたので、奥さんが写真撮りに行こうと言っていたことをはっきり覚えています(掃除が多めだったので却下したのが悔やまれます)。そして翌朝、噴火しました。

シロウト考えですが、そういう明らかに活発なときにレベルをあげて、大人し目な時はパッとレベルを下げたりとか、レベルの上げ下げをもっと軽やかにしてほしいなと思ってます。それプラス噴火の前兆を捉えた瞬間に警報が鳴るようなシステムを作れば、レベル1にもしやすいかと思いますがいかがでしょうか。


以前阿蘇ベースに宿泊されて日本と東南アジアを旅行してすでに1年余りのカナダ人旅行者の方が、四国のお遍路を終え、『阿蘇ベースよりのんびりできるところが思いつかんので行きます。』というようなありがたいメールを送ってくれて本日、来てくれました。

阿蘇駅で何か外国人ツーリストを対象にしたアンケート調査をしていたらしく、『どうやったら阿蘇にもっと旅行者を呼べますか?』と聞かれた彼は、『Open the volcano.』と答えたそうです。拍手。

2015年11月6日金曜日

6周年になりました。

おかげ様でなんとか無事に6周年を迎えることが出来ました。これまで阿蘇ベースをお泊まりいただいたゲストのみなさま、何度もお泊まりいただきましたリピーターのみなさま、今までいろいろと助けていただきました友人知人のみなさまに改めて感謝申し上げます。


6年と言えばピカピカの小学1年生だった子が小学校を卒業してしまう年数です。それほどの年数がこんなに早く経過してしまったことに今更ながら驚きます。

考えてみると阿蘇ベースを始めるまでにもいろいろな仕事をしてきましたが、ひとつの場所で6年以上働いたことは今まで一度もありませんでした。これだけの期間同じ場所で働いているので、やや“慣れ”が先行してしまい、反省する部分も多々ありますが、こういった節目に改めて初心を思い出して、これからも心のどこかには少しの初心を常に持ち続けていきたいです。





去年の今頃拾ったぎんは一年でこんなになりました。ウチは世界中から毎日入れかわり立ちかわりゲストさんがいらっしゃる宿ですので、人見知りしない癒し系八方美人ネコに育ってほしいという勝手な願いがあったのですが、期待に反してウチに来た当初からあまり変わらず大変警戒心が強いです。もう一匹の猫、はくは自らゲストさんに寄って行ったりはまずしませんが、それなりに結構慣れてきて、『気分によっては』逃げずに大人しく撫でられたり、写真を撮られたりするまでには成長しました。ぎんの今後の成長に期待します。


7年目です。6年前のピカピカの1年生だった阿蘇ベースから、中学生になってウスヨゴレたりしないよう、これからも出来ることから一歩一歩改善を重ねて成長していきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します!


2015年11月4日水曜日

冬季休業のご連絡。

数日前に、薪ストーブ焚き始めました。よく燃えなかったので煙突掃除をしてみたら、煤がどっさり詰まっていました。煙突のお通じが良くなったので今では大変快腸です。

さて、毎年毎年早いですが、今年もやっぱり早いもので残すところ2ヶ月を切ってしまいました。すでにチラホラ来年のご予約お問い合わせが入ってきてまして、少し遅くなりましたが来年の冬季休業の報告をさせていただきます。

阿蘇ベース冬季休業期間

2016年1月5日(火) ~ 2月26日(金)

2月27日(土)から再開致します。


毎年のことですが、この間のご宿泊を検討されていた方がもしいらっしゃったら本当に申し訳ございません。ほぼ10ヶ月間特に休日というものが無い中、煙突に煤が溜まるように、どうしても心身ともに少~しずつ疲労が溜まってしまいます。そういった心の煤のようなものを落とす大事な期間ですので、どうかご理解の程よろしくお願い致します。



2015年10月25日日曜日

登山規制について。

『ようやく阿蘇登山の規制が解除されましたねーっ!』と書こうとずーっと待ち構えていましたが、残念ながら私の予想に反して1ヶ月をとっくに過ぎた今も未だに噴火警戒レベルは3のままで、登山規制も解除されていません。

特に欧州系のゲストさんは山歩きするために阿蘇に来られる方がほとんどですので、そういった方々に、『山歩きは現在のところ全く出来ないんですよ(根子岳など一部山登り可能ですが、車が無ければスタート地点まで行けません)。』と伝えるのは、お客さんにとってはケンタッキーで『すみません、ただ今チキンを切らしておりまして…。』と言われるようなもんで、みなさんテンションダダ下がり。かなり落胆されます。伝えるこちらもツライです。


阿蘇ベースは結構山歩き押しの宿でもありますので、この山歩きが規制されている状況では、山歩きを目的にされている方に、『山歩きはできませんけど、阿蘇に遊びに来てくださいねーっ!』などと言う気には到底なれません。


宿屋の主人が『ツライ』などとのたまおうと大勢に影響は無いでしょうが、規制が解除される前にここはひとつ阿蘇の宿屋の主人のひとりとして不満を表明しておこうと思います。



つい先日、“噴火警戒レベル:研究者「機能せず」41%” という毎日新聞の記事がアップされていました。


噴火警戒レベル3の据え置きはまだ数歩譲って理解できます。しかし私が特に不満に思っているのは2Kmの円の外にある山の登山規制です。先日の新聞報道でも、規制引き上げのきっかけであり、全国的に報道された9月14日の噴火では、低温の火砕流(巻き込まれたら直ちに命は無い、というものではない)は半径1km以内、噴石の飛散は半径500メートル以内であったとのことです。


その噴火時に適用されていた半径1km規制の警戒レベル2では結果的に死傷者をひとりも出さず済みましたが、今はレベル3です。レベル3時の標準的な規制距離は半径2km(“概ね2km以内”という表現)です。グーグルマップで距離を測ると杵島岳の頂上は火口の煙が噴出しているところからから約2.7km、烏帽子岳は2.8km。規制区域外の草千里レストハウスも約2.8kmほどです。私は登山規制はせず、2km規制だけで十分じゃないかと考えてます。


じゃあ何かあった時お前が責任取れるのか、という反論があったとするならば、そんなもん取れるわけないだろうと答えるでしょう。開き直り、とか逆ギレとか言われそうですが、基本的に山登りなんて自己責任、“At your own risk”であるべきと考えます。
責任問題になってしかるべきなのは大きな噴火につながる可能性のあるデータをキャッチしていながら、適切にその情報を開示していなかった場合に限るはずです。

ご存じの方も多いと思いますが、御嶽山の噴火で多数の犠牲者が出てしまった後から、噴火警戒レベル1の説明を「平常」から「活火山であることに留意」に改定しています。そらそうだ、と全然納得しますけど、意地悪な見方をすると、予測が出来なかった時の責任の所在を分散する狙いもないことはないでしょ、という気もします。

仮に今現在、自己責任で杵島岳、烏帽子岳に登ってよいとなったら私なら躊躇なく登りますね。命を粗末にしているわけでも決死の覚悟で、という訳でも当然なく。まず大丈夫だろうという自分なりの判断からです。

もちろんそれで突然の大噴火が起こり墳石に直撃されて死んだとしても、それは仕方の無いことで、登山禁止にしなかった規制する側の責任ではないですよね。

『安全第一』、ごもっともです。しかし安全か危険かどうかの判断をもう少し、それぞれの個人に委ねてもいいんじゃないかと個人的には強く思います。規制する側は、『警告はしたよ。あとは勝手にして。何かあったら責任は自分で取ってね。』という態度で構わないと思います。


というか私思うのですが、多数の犠牲者が出てしまった御嶽山の噴火でも先月14日の阿蘇の噴火でも、噴火7分前には、はっきりした噴火の前兆を捉えていたとのことですから、その瞬間に昔の空襲警報みたいなサイレンが山上一帯に大音量鳴りわたるようなシステムを作るくらい、今の時代そんなに難しいことなのかなあと思うのですがどうなんでしょう。5分間でも必死に逃げれば1km近くは離れられるし、1kmまで行かなくてもその間に避難した距離が生死を分けることもあるかも知れませんし…。



それにそもそもの話、阿蘇の山なんてそこらじゅう火口跡だらけです。現在規制なしで観光客に開放されている草千里だって元はと言えば火口跡です。今後未来永劫、現在唯一活動中である中岳火口からしか噴火しないとは限らないでしょう。前兆は必ずあるでしょうが、上昇するマグマが横に逸れて草千里で噴火発生、などということが今後一切絶対ないとは専門家の方でも言えないはずです。

つまり確率の問題であり、阿蘇の山では1000年待ったって絶対安全になんてなりません。それならば草千里をぶらぶら歩くことと、中岳火口からはほぼ同距離である杵島岳に登ることは、そこまで危険度に差があるものなのか、と思うのです。


先日NHKで“巨大災害 MEGA DISASTER 第4集 火山大噴火”という番組を放送していてなかなか興味深かったのですが、その中で阿蘇で9万年前にあった規模のカルデラ破局噴火が起きた場合のシュミレーション映像を、映画『2012』を彷彿させるような大変迫力のあるCGで作っていました。南北25km、東西18kmの阿蘇カルデラ全体、地中の巨大マグマの中に“落ちて”いて、『こりゃ、ヒャクパー死ぬな。まあ知ってたけど。』と、もう苦笑するしかありませんでした。


その番組によると、噴火10分後には800℃という高温の火砕流が福岡の街に到達するそうで、その火砕流が街を飲み込む映像もありました。私達は自ら選んで阿蘇に住んでいるので仕方ないですが、火山など普段特に意識しないであろう福岡の人たちはかわいそうだなー、となんだか同情してしまいました。



話が少し逸れましたが、寒くもないし暑くもない山登りにもってこいのこの季節、とりあえずはよレベル2まで戻すか、せめて登山規制だけでも解除してくんないかなぁ、と願いつつ過ごす噴火後の日々です。

2015年9月22日火曜日

コント夕刻の草千里にて A作、B吉編。

夕刻の草千里、夕日に照らされた噴煙を望みながらタバコをふかしている2人。
----------------------

A作「風が気持ちいいな。」

B吉「んだな。」

A作「噴火、こっから見たかったな。」

B吉「んだな。」

A作「…なあ、知ってっけ?」

B吉「ん?」



A作「…くまモンって、3ヶ月に1回しか風呂入んねえんだって。」

B吉「も、モァズィか!?臭くなんねか?」

A作「ケモノ臭はそれなりにするらしいけんど、3日に一度はマネージャーが全身にファブリーズかけるからOKなんだとさ。」

B吉「モァズィけ。んだら、除菌消臭ばっちしだべな。てか、くまモンにマネージャーおるんけ。」

A作「バッカかおめぇ。マネージャーなしであの殺人的なスケジュールを管理できるとでも思ってんのけ?平均睡眠時間なんて3時間だべ。」

B吉「3時間!?モァズィか!」

A作「しかも5年前にブレイクしてから未だに一度も冬眠してねーんだと。

B吉「モァズィか!クマが冬眠せんでいいんけ?」

A作「いいわけねえべな!一時期はストレスで心療科に毎日通ってたんさ。」

B吉「今はもういいんけ?」

A作「ああ、薬は今でも大量に飲んでるっつー話だけどな。あとな、家庭環境もかなり複雑なんだと。」

B吉「複雑?」

A作「親父が飲んだくれのプレイボーイで、異母兄弟が分かってるだけで14頭。

B吉「モァズィけ!」

A作「妹のひとりはすでに子供5頭のバツ3だし、そいつら全員寄ってたかってくまモンの仕送りに頼って生活してるんだと。んでもって本当の母親は本人にもどこに居んのかわかんねえって。」

B吉「も、モァズィか…。そりゃかなりヘビーだな。しっかしおめ、なんでそんなくまモンの個人情報知ってんさ?」

A作「“暮らしの手帖”にインタビュー載っとった。」

B吉「モァズィか。暮らしの手帖でカミングアウトするような内容じゃねえべ。」

A作「“an・an”とかよりいいんじゃね、逆に。」

B吉「んだな。逆かどうかはわかんねえけど。」


A作「なあB吉、…前からおめぇに言おうと思ってたんだけど…、おめぇの『マジ』の発音、クセあり過ぎじゃね?

B吉「モァズィか!?」

(ゴゴゴゴゴゴ…。)




B吉「ウオッ。スゲエ勢いで煙あがってんな。アレひょっとして噴火してんじゃね。」

A作「バッカかおめぇ!噴火ってのはよ、“火”を“噴”く、と書いて噴火だべ。火ィ噴いてねーだろ。あれは“噴灰”ってもんさ。

B吉「へぇ~、さっすがA作だべ。おめぇ昔、お習字コンクールで銀賞取ってたもんな。オレなんか生まれてこのかた“フンハイ”んて言葉は聞いたこともねえ。」

A作「後にも先にもオレが賞取ったのはあの時だけだ。…あー、懐かしいな。あの頃は早く大人になりてえと思ってた。大人になるってことは出来ることがどんどん増えていくことだと思ってたもんな。出来ると思ってたことをひとつひとつ諦めていくことが大人になるってことだとは思いもせんかった。」

B吉「…んだな。」

A作「大人になったらアイアンマンスーツ買って空飛び回るつもりだったのによ、まーだ売り出しもしてねえもん。」

B吉「アイアンマンってそんなに昔だったっけか。」

A作「19歳の時だな。

B吉「19歳…。確かに大人の階段はまだ登り切ってねえな。」
 

A作「こないだなんか東急ハンズで、『タケコプター売り場どこですか?』って店員に聞いたら『は?』とか言われて、こっちこそ『は?』と思ったもんな。だって今21世紀だぜ。あんな単純な構造の機械がなんでねえんだよ。要はヘルメットにドローンくっつけるだけだべ。

B吉「アゴ紐で首締められねえかな。」

A作「イヤ、やってみねえと分かんねえべ。」

B吉「おめ、よっぽど空飛びてんだな。」



A作「…よし、オレ決めた。今決めた。オレ、パイロットになる!ジャンボジェット運転するべ!!
 

B吉「モァズィけ!おめ、ニートやめんのけ!」
 

A作「来週からハローワーク通って片っぱしからパイロット募集に応募してやっぺ。俺達ももう26だし、おっとうとおっかあには迷惑ばっかかけてっからな。」
 

B吉「おぉ、何かオレもやる気出てきた!よっし。おめぇがやるなら俺もやる!とりあえず来週からゲームは1日4時間以上はやんね。んだけど、ハローワークにジャンボジェットのパイロット募集あっかな?」
 

A作「ハローワーク以上に全国展開してる仕事紹介所があっかよ。絶対あるべさ!」



B吉「…なあA作、…俺達、まだ終わってねえよな?」
 

A作「バカ野郎、まだ始ってもいねーよ。」

B吉「…阿蘇、来てよかったな。」

A作「んだな。」



B吉「…てか、灰、降ってるべ?ヤバくね?」

A作「バカ野郎、灰ぐらいでビビんじゃねーべ。ばあちゃんが畑に灰撒くと野菜が良く育つっつってたから大丈夫だべ!


【終】

2015年9月16日水曜日

噴火して思うところ。

結果論という言葉はだいたいにおいてネガティブな意味で使われます。「それは結果論にすぎない。」とかですね。一方でスポーツ選手などは特に負けたときなどよく「結果が全てですから…。」とうつむきがちコメントされることもあります。死力を尽くした感動的な試合などは、負けた方だって評価されますし、結果も時が過ぎれば過程になるし経験にもなりますから、私は結果が全てとは全く思いませんが、結果とは常に人々の関心を集めるものです。


今回の噴火は阿蘇ベースから直接ライブで見ていました。今までも噴火はあったし、また先の冬季休業中に立ち寄った桜島では噴火をなかなか近くで見ることが出来たものですから、全国ニュースのトップでやるほどセンセーショナルな報道をされるとはその時は正直思いませんでした。


確かに今までにあった噴火より規模は大きかったですが、結果的に観光客の方や働いている方にけが人を出すこともなく速やかに避難することが出来ました。結果論で言うと火口周辺1km規制の噴火警戒レベル2でも問題なく対処できた、と言えなくもないと思います。

たまたま運よくひとりのけが人もなく避難できたのか、レベル2の半径1km規制でも今回規模の噴火ならば十分対応できるのか、実際のところはよく分かりませんので“結果論にすぎない”、のかそうでないのか、“結果が全て”とはやはり全く思わないですけど、まあ結果的には良かったと思います。


今の状況としましては草千里までは行けますが、レベル2状態で山登り目的で来られた方におススメしていた杵島岳、烏帽子岳、往生岳、高岳の登山はレベル3になった現在のところ、残念ながらすべて規制されておりますね(昨日は烏帽子岳だけは規制なしだったんですけど)。阿蘇市役所のHPを参考にしています↓のでご覧ください。

阿蘇中岳警戒情報

もしそのどれかの山に登山中、今回のような突然の噴火があった場合どうだったのか。私が想像するに、火口からの距離がありますので生命に関わるくらいの危険はまず無かったと考えられますが、風向きによってはゴーグル、マスク(タオルでもとりあえずは良いと思う)を持っていなければ灰とガス臭で結構大変だったかもしれません。今後20年、武勇伝として語れる価値のある経験になると思いますが(←不謹慎なので小声)




阿蘇ベースにも報道機関の方が来たり電話がかかってきたりしていろいろ聞かれましたが、今回たまたま見た噴火のテレビ報道で、細かいことですが違和感を感じたところがありましたので書きます。


火口から7kmの地点での現地リポートでしたが、リポーターの方が葉っぱの上に積もった火山灰を見せて「このように火山灰が降りました。」とか何とか言っていました。いいんですよ視聴者の方に灰が降ったことをお伝えするのは。しかし、それを見たときテレビに向ってツッコミましたよ、「そのヘルメット、いる?」って。そこ火口から7km離れてんでしょ(因みに阿蘇ベースは火口より直線距離で約6km)。それじゃアンタはアレか。雪が降った後の現場でヘルメット被ってリポートするのか。桜が散った後の桜並木のリポートでヘルメットを被るのか、と。

酔っぱらいを追っ払うのにアイアンマンを呼ぶようなもんで、ヘルメットも(イヤ、オイラこんなとこで使われる為にヘルメットになったんじゃねーけどな。)思っているはずです。ヘルメットを災害現場感を演出するための小道具として使ってんじゃねーよ、と思いました。細かいことですけどね。


また阿蘇のとある小学校を取材していたテレビ報道にて。子供達が外で運動をするときマスクをさせています、とのことでマスクをしながら鉄棒などをしている子供達が映っていました。この小学校は阿蘇ベースよりさらに4km近く火口から離れた距離でその当時火山灰が流れていった方向とは全く逆の方向に位置しています。

…イヤイヤイヤイヤ。『今は火山灰が逆の方向に流れて行ってるからいいけど、こっちに来たらマスクしなさいよーっ!』と教えるのが教育でしょうが。この学校ではいつもそうしているのかは分かりませんけど、去年から噴火状況と風向きによっては火山灰なんてこちらの方向にも何度も来ているでしょうに、自分のアタマで考えて状況を判断させることを教えず、何でもかんでも杓子定規的に噴火したからマスクしなさい、とは火山のふもとにある阿蘇の学校としては情けない。
穿った見方かもしれませんが、テレビが来てるからウチはちゃんとやっていますよ的なアピールとしてマスクさせておこう、としてんじゃないかという印象も受けたんですけど実際はどうなんでしょう。

とにかく噴火直後から阿蘇ベースにご予約されている方、日本国内海外問わず問い合わせに追われてまして、キャンセルもどしどしありますけれど、私はレベル2にはほどなく戻るんじゃないかなと予想しています。

2015年9月14日月曜日

噴火についてと久しぶりの言い訳とパートさんヘルパーさん募集。

おそらくみなさまご存じの通り、今朝阿蘇で噴火がありました。受付から噴火の瞬間をライブでちょうど見てましたがなかなかの迫力でした。



(おー、今日は噴煙の勢いがあるねえ。)
(あっ、黒いの(噴煙)出た。噴火だ!)
「○○(奥さん)、噴火してる噴火!カメラカメラ。」

と、こんな感じ。2日前の朝にも写真に撮りたくなるようなずいぶん勢いのある噴煙が上がっていたのでまだまだ噴火警戒レベルを落としてもいいような状態じゃないんだろうなあ、と思っていたところでしたが、落とすどころかレベル3に上がってしまいました。

レベル3は火口から半径2kmの規制です(レベル2は1km)。火山博物館のある草千里あたりは規制区域内に入ってないですし、今まで(レベル2状態)お勧めしていた杵島岳、烏帽子岳、往生岳あたりもレベル3規制の円の中に入っておりませんので、それらの山登りに対しての規制は無いだろうと思われます(私にとってもなにぶん初めてなもので、行政が特別な規制をかけるかは今のところ不明)。とにかく過去の噴火でも噴石は最大でも1.3km程しか飛んでいないようですし、今後、もしも山登り中に今回と同規模程度の突然の噴火があったとしても、びっくりはするでしょうし、風向きによっては火山灰はある程度被るかもしれませんが、落ち着いて行動すれば大きな危険は無いだろうと考えております。杵島岳の頂上から今回の噴火を見たらスリルがあってさぞ楽しかろー、などと不謹慎にも想像してしまいました。


もちろん阿蘇ベースは通常通り営業していますのでそこんとこよろしくお願い致します。





ところで、ずいぶん久しぶりのブログになりました。夏休み中はおかげ様でたくさんのみなさまに来ていただきましてたいへんありがとうございました!

久しぶりの言い訳ですが、ブログなんてものは基本的には余力で書くものだと思っていますので、その余力がなければ書けないのは当然の結果であります。

まあサボりと言えばサボりと言えなくもないですが、あーでもないこーでもないと自分の時間を削ってがんばって書いたとしても、その為に本来一番優先するべき宿業がおざなりになるくらいなら、無理せず自然に書きたくなるまでじっくり待つのが賢明だろうという、高い志を持った戦略的且つ意欲的なサボりであり、決してただ単にやる気が無いからとかめんどくさいからとかいい加減なな気持ちでサボっているのではありません。もはや、「阿蘇ベースさんとこはあんなにサボってスゴイね~。エライよ、感心する!」などと逆に褒められてもいいくらいな気がします。

…こうやって日々、自己肯定力を高める鍛錬を積み重ねることがこの厳しい21世紀を生き抜く知恵でありましょう。


しかしながら、そのように自然に書きたくなるまでホウチしていたら、ふと気が付くと恐ろしいことに前回の更新から2ヵ月以上とかあっという間に経ってしまいまい、さすがに奥さんからチクリとクレームが入りまして、自然に書きたくなるのを待っていたらワールドカップ位の期間が平気で空いてしまうかもしれないことに気が付きました。また夏が終わって最近はゲストさんの数も若干少なめになり、多少の余力も出てきましたのでこうして久しぶりにがんばって書き始めたら、あろうことか噴火してしまったので冒頭の部分を書き足しました。


ところでどうしてそんなに余力がないのかと申しますと、お掃除を手伝ってくれるかたを募集してもなかなか応募が無いからです。どなたか手伝っていただけませんか。パートさん、ヘルパーさん両方募集中ですので興味のある方、近隣にお住まいで昼の時間に少しお小遣い稼ぎをしたい方がもしいらっしゃいましたら(長く働いていただける方希望)是非ご連絡ください。


2015年6月28日日曜日

コント阿蘇ベースにて初めてのドミトリー。A子B美編

B美「わー、これがドミトリーなのねー。あー、2段ベッド!なつかしーい!子供のころ使ってたわー。ウソー、山が見えるぅー。あの雲ってひょっとして阿蘇山の噴煙?きゃー、すごーい!」

A子「ほんとだ、すごいねー。」

B美「A子ぉ。ベッドどっちにする?上、下?」

A子「私…、ええと、上にするわ。B美下のベッド使って。」

B美「えー、いいのぉー?私が下でぇー?」

A子「いいよ。わたし上のほうが好きだから。」

B美「本当ぉ?」

A子「うん。」

B美「…。」

B美「……ねぇ、まさか、とは思うけど…。私が上に登るの大変そうだから言ってるんじゃないよね?」

A子「えっ、何言ってんのよ。」

B美「私が身長154cmで体重78kgだからそう言ってるんじゃあないよね?」

A子「ち、違うわよ。」

B美「『ち、違うわよ。』ってあからさまに動揺してんじゃない!私が太ってるから、登るのが大変そうだから、本当は下のほうがラクそうだと思ってるのに上が好きとかウソついたんでしょー!ひどーい!」

A子「そんなことないわよ。じゃ、じゃあB美上使って。私下でいい。」

(B美登る)
B美「わあ、全然ミシミシいわないよ。これ作りつけのオリジナルベッドなのね。ベッド下にロッカーついてるしコンセントも各ベッドについてるのね。すごいしっかりしてるぅ。ほらこの私が寝返り打っても全っ然揺れないし…。

この私がってどゆイミ(怒)!?

A子「私何も言ってないよ。…ねえB美、明日はどうする?」

B美「明日はそうねぇ、草千里行って途中うしさんと一緒に写真撮りたーい!わたしうしさん大好き。ギュウゥ~って抱きしめたくなっちゃう。牛だけに。それから内牧温泉のいまきん食堂で赤うし丼食べるの。A子知ってる?いまきん食堂。そりゃ、リサーチしたわよ。こと食に関してはぬかりなくてよ。すごい人気らしくていっつも行列が出来てるんだって。」

A子「へぇー楽しみぃ。私も大盛り頼んじゃおうかな。」

B美「私も、ってどゆこと!私大盛り注文するなんて一言も言ってないんですけど!」

B美「…。」

B美「…ねぇ、まさか、とは思うけど…。『アンタは牛より豚がお似合いなんじゃない?』って思ってない?」

A子「お、思ってないわよ。」

B美「『お、思ってないわよ。』って完全に動揺してんじゃない!まさかの図星!?ひどーい!」

A子「思ってないって!」

B美「ええ、確かにむかし男子にブタってあだ名つけられたこともあるわよ。でもねぇ、わたし心の中でバカな男子って思ってたわよ。ちょっとぽっちゃりだからってすぐブタってあだ名をつけるひねりもなにもない安易さに。それに世の中にはぽっちゃり好きな男って案外多いのよ。“ニッチェ江上9歳上男性と電撃婚約”って今朝のヤフーニュースに出てたわ!勇気をもらったような、くやしいようなひとことでは言い表せない複雑な気分よっ!」

A子「わかる。」

B美「ええ、確かにとんこつラーメンとしょうゆラーメンだったらとんこつラーメン選ぶわよ。こってりとあっさりだったら絶対こってり選ぶわよ。でもとんこつラーメンと尾道ラーメンだったら逆に尾道ラーメン選ぶわ。3回に1回は。どう、意外?」

A子「いや、わかる。B美ならその選択あり得ると思ってた…。」

B美「でしょ。確かに今後とんかつかステーキのどちらかしか食べちゃいけないって神さまに言われたらとんかつ選ぶわよ。ご飯とキャベツおかわり自由のとんかつ屋さん大好きでよく行くんだけど、こないだごはん食べてお茶碗置いた瞬間におかわりいかがですか?って聞かれたわ!それ3杯目食べ終わったところなのによっ!!でもわたし本当は味噌カツが一番好きなのよっっっ!!」


阿蘇ベーススタッフ「…あのー、ドミトリーではお静かにお願いします、ってチェックインの時お伝えしてありますよね。しゃべるんなら下の共用スペースでしゃべってくださいねー。」


A子、B美「すみませ~ん。」



【終】



明日29日、また予約無かったので閉めさせていただきますのですみませんがどうぞよろしくお願い致します。

2015年6月22日月曜日

明日休館します。


ブログは書かずとも阿蘇ベースは変わりなくすこやかに運営されておりましたが、明日23日はひと晩休館します。大変久しぶりのブログなのにこんな情報で申し訳ないですが、今年から3日前ルール(3日前に予約がゼロだったら休館)というのを採用してしまおうかと秘かに考えておりまして、今まで有り難いことになんとか休みなく来れていたのですが、ついに明日、3日前の時点で予約がゼロだったので休むことにしました。

あまりに人が少ないと逆に閉めてしまう場合があるかもしれませんので、6月とか12月などのローシーズンでも宿泊を計画されている方は念の為に3日前までのご予約をお勧めします。


阿蘇ベースでは毎日毎日ゲストさんが入れ替わり立ち替わりやってきますが、ここで初めて会った方々でも皆さん旅行者同士、共用スペースで和やかに話をされる光景が日常的に見られます。その中でも各々がスマホ画面を見ているような大人し目の日もあれば、それこそ料理も作ってお酒も入って皆さんで盛り上がるような日もあり、その日によって雰囲気はそれぞれ違います。

先日の連泊ゲストさん達は大変和気あいあいで、みなさん一緒に山登りにも行ってました。その時撮った写真をもらったんですが、なんともいい感じの写真なんです↓。



楽しそうでしょ。
こんな時は狙い通りというか、壁越しに25メートルの直接フリーキックを決めたときのような(決めたことはない)、IPPONグランプリでIPPONを取った時のような(もちろん取ったことなどあるわけない)喜びが湧きあがります。まあ自分は特に何もしてないんですが。それでも阿蘇ベースで出会って楽しい思い出を作ってくれたのなら私達も本当にうれしいです。


こんな写真を出すとまた阿蘇ベースは外国人宿などと言われそうですが、確かに大概の日は日本人が少数派なんですが、そんな海外にいると錯覚しようとがんばれば錯覚できるような雰囲気を楽しんでいただけたら幸いです。



ところでヘルパーさん現在募集してますので、興味のある方は是非お問い合わせを。

2015年5月10日日曜日

失踪しました。

ゴールデンウィーク後にぎん(猫)の不妊手術に行くことは決めてました。予約して来週(というかすでに今週)には行くつもりでした。

そんな矢先、ぎんが失踪しました…。



今思うと発情期が来ていたんじゃないかと思います。はく(もう一匹のウチの猫)とは違ってぎんはほぼ室内飼いでしたがちょっとずつ外にも慣れさせていて、外に出してもだいたい家の周りをチョロチョロしているだけでした。今までに1回だけ昼間いなくなり夜遅くに帰ってきたことがあって、その時は大変心配しましたが、ちゃんと夜には帰ってくるんだという自信にもなりました。




ところが今回、失踪1日目の夜にも帰って来ません。もちろん周辺を名前を呼びながらいろいろ探しましたが出てきません。2日目も帰って来ません。ネットで猫、失踪などと検索してみると、発情期にありがちだとかそのまま野良になる場合もあるとか言ってる人もいます。よく考えてみると、はくが突然降ってわいたようにウチに現れたときも同じような状況だった可能性が高いんじゃないかと思えます。

事故などの可能性も脳裏をかすめましたが、これはひょっとしてもう帰り道が分からなくなっているのかもしれない、と考え、3日経って帰ってこなかったらチラシを配ろうとせっせと作りました。





翌日そのチラシを配ろうとした夜…、発見、捕獲。


近所で名前を呼びながら探していると、ニャニャニャとか言いながら出てきました。何がニャニャニャだ、バカぎんめ(嬉)。これ全部ラミネートまでしちゃったっつーの。



ちょうどぎん失踪中に読んでいた本、ダライ・ラマ自伝でダライ・ラマ法王がこんなことを仰ってました。

“これまでの経験でいえば、どれほど至れり尽くせりに面倒を見てもらってるペットでさえ、機会があれば逃げ出したがっているようである。これは、自由への願望はあらゆる生物にとって根源的なものだ、という持論をいっそう強めてくれるものだ。”


…でも自由って厳しいもんです。


今週不妊手術します。それまで外に出しません。



おまけ。若島津ぎんの手刀ディフェンス(古いか…)。


2015年5月7日木曜日

ゴールデンウィークを過ぎて。


ゴールデンウィークがそこそこ無事に終了しまして少しほっとしているところでこんばんは。連休中は多くのゲストさんに来ていただきまして大変ありがとうございました。特に5月2,3日あたりは当日まで何件も宿泊のお問い合わせ電話をお断りしなければならなくてすみませんでした。泊まれなかったみなさまも残念だったでしょうが、私達も残念でした。

毎年ゴールデンウィークという休暇の在り方には文句を言ってますが、今年はたまには気分を変えてゴールデンウィークのいいところを挙げてみようと思います。

・たいがいの観光地がにぎやかで寂しさがない。
・休みが皆と同じなので友人などと一緒に遊びに行くことができる。
・みんな休んでいるという安心感がある。
・おそらく休ませる側としてはみんな一緒のほうが都合がいいのかもしれない。

いかがでしょうか。私はどうしてもあのよく知られている民族性ジョークを思い出してしまいます。

----------------------------------------------

様々な民族の人が乗った豪華客船が沈没しそうになる。船長は速やかに船から脱出して海に飛び込むように指示しなければならなかった。

アメリカ人「飛び込めば貴方はヒーローですよ。」
イギリス人「こういうときにこそ紳士は海に飛び込むものです。」
ドイツ人「規則ですから飛び込んでください。」
イタリア人「飛び込むと女性にもてますよ。」
フランス人「飛び込まないでください。」

日本人「みなさん飛び込んでいますよ。」

-----------------------------------------------

誰が考えたのか知りませんが、なかなか辛辣に小馬鹿にされているジョークな気がします。だけど悔しいことに大変納得もしてしまいます。このゴールデンウィークという制度は日本人の国民性が全く影響してないとは言えないでしょう。

海外の方と毎年休暇が何日あるのかという話になるとうまく話がかみ合わないときがあります。

なぜなら多くの海外の会社勤めの方はホリデーとして3週間とか4週間あるよと言えるのですが、日本では感覚的に国民の祝日が主なホリデーで、有給休暇は風邪引いた時に使ったり、実際のことろ会社によってはあまり取れなかったりするので、旅行に行くようなホリデーが何日あるとはなかなか何日、とはっきり答えられなかったりするからです。

日本にも当然いいところはいっぱいありますが、個人的には休暇の取り方に関しては海外を見習って変わっていってほしいです。


阿蘇は新緑のシーズン。もうすでに結構緑色ですが、これからまた一気に緑に変わります。今年は火山灰もフリカケられそうですのでなにか新しい色の阿蘇が見られるかもしれません。また時間を作ってふらふら歩いてみようと思います。皆さんもぜひどうぞ。

2015年4月27日月曜日

もうすぐゴールデンウィーク。

チリの火山が噴火したと思ったら、しばらくずっと大人し気味だった阿蘇でも火山灰混じりの灰色の噴煙がボワンボワンとあがり出しました。



つい先日までは、ひょっとしてこのまま火山活動が収まってくれるかもとつい期待してしまいましたが、まだまだ元気がいいみたいですね。チリの火山噴火時、またUFOが出たとネットで話題になってるようですが、阿蘇でも是非出現ほしいところです。


でそのボワンボワンと噴煙が元気良かった翌日、いい年こいてUFOでも出てくれないかなと淡い期待を抱きつつ山歩きに行ってきました。

今回はまだ歩いてないあそこを目標に歩こうと思ってワシワシ進んでいったところ、だんだん枯れ草が高くなり、その枯れ草を掻き分け掻き分けすると、とても細かい黄色っぽい火山灰がモワモワモワっと立ち昇って口の中はあっという間にじゃりじゃり、どうしても吸い込んでしまうのでなんとなく体にも悪そうです。楽しい山歩きのはずがだんだん罰ゲームのようになってきて、目標地点を見上げると明らかに延々と灰だらけの中を進むことになりそうなので途中で心が折れ、引き返しました。それでも結構玉ヒュンな崖の上に突然出たり、ヒヤヒヤしながら山襞をよじ登ったりして、じゃりじゃりになりながらも久しぶりに楽しい山歩きができました。




UFOはもちろん出ませんでしたが、今日も受付の窓から阿蘇の噴煙を見上げる日々です。



もうすぐゴールデンウィークになりますね。5月2、3日辺りがピークらしく阿蘇ベースでもすでに何件もお問い合わせ電話のお断りをせねばなりませんでしたが、5月1日までは案外空いてます。ゴールデンウィーク突入のはずの29日昭和の日など、若干ゾッとするほど空いてます。

みなさまよい連休を。

2015年3月24日火曜日

贅沢をする。

ファミリーと頭に付かないレストランや料亭と言われる食べ物屋さんなどでコース料理を食べるとか、どこぞのビーチリゾートのプールサイドでグラスの縁にフルーツが刺してあるようなカラフルな飲み物を注文したりとかいうのが私の想像する典型的な贅沢ですが、贅沢には他にもいろいろなカタチがあります。


さほど大金を使うわけではないですが、私がものすごぉぉく贅沢だなと思うことのひとつに“読んだことのない完結した長編マンガを1巻からまとめて一気に読む”というのがあります。


ジャンプ黄金世代育ちですので中学高校時代はそれなりによく漫画を読んでましたが、大人になるにつれてじょじょにさほど読まなくなり知らない漫画も増えていきました。


しかし先日何となく、なんかちょっと久しぶりにマンガでも読みたいなー、完結した傑作マンガでもねーかなー、という気になりネットでふらふら検索していると、『クレイモア』というマンガに辿り着きました。その完結した最終巻のアマゾンレビューをみると大変な絶賛の嵐だったので私の気になるマンガリストにインプットされたのでした。

で、そのインプットされた数日後、毎日頼んでもないのに(いや頼んだっけ?)メールされてくるキンドル日替わりセールでそのマンガの1~5巻無料セールとお知らせが…。ええ、すかさず1巻から5巻までダウンロードして読みましたよ。間髪入れず古本ですが全巻まとめ買いしましたとも。アマゾンさんの潜在顧客を探知する嗅覚の鋭さ、まさにジョーズのごとしです。


このクレイモアというマンガ、おそらく少年マンガに分類されるかと思いますけど、40を過ぎてしまったおっさんが読んでも十分楽しめました。ただ、読んだぜ―、おもしろかったぜーなどととこんなところで発表するのは日経ビジネスでも読んでいそうな40過ぎとして若干のこっぱずかしさもあります。しかし、はじめのうちはおもしろくても、後半になるとグダグダになってしまうパターンのマンガを幾度となく見てきたので、最後まで丁寧に物語を作っていますし、しっかり奇麗に完結しているのは大変素晴らしいと思いました。全27巻、連載は13年続いていたとのことで、その13年の作者の方の情熱の結晶とも言える作品をほんの数日で読んでしまう…。これが贅沢でなかったら、無駄に金粉を振りかけたお好み焼きだって、スイカの中心部の種の無いところだけ食べてあとはカブトムシにあげてしまうことだって、伊勢エビで出汁を取った豆腐とわかめの味噌汁だって、贅沢とは言えないでしょう。


阿蘇ベース本棚に置いておきますのでみなさん阿蘇ベースに連泊して(一日じゃ多分無理)、そんな贅沢をしてみてはいかがでしょうか。



また何か面白いマンガでもあればこっそり(別にこっそりじゃなくてもいいですけど)教えてもらえたらありがたいです。


『進撃の巨人』なんかも大変気にはなっていますが、完結してない不安もあるし、流行りものには時間を置いてから手を着ける、という少しひねくれた基本方針を持ってますのでまだ読んだことありません。早くスパッときれいに完結してくれたらと待ち構えてます。


因みに個人的に思い入れのある漫画を3つあげると、超定番ですが、『AKIRA』『寄生獣』『BANANAFISH』の3作ですね。3作すべて阿蘇ベースの本棚に英語日本語両版置いてありますので、まだ読んだことない、読んだことあるけど英語でも読んでみたいという方がいらっしゃったら是非連泊、またはリピートして読んでみてください(宣伝)。

2015年3月15日日曜日

一歩を踏み出す。

早いもので3月も半ばになり、寒さの厳しい阿蘇ですからまだまだ薪ストーブはバリバリ働いてますが、近頃は春らしく段々と寒さの柔らかい日が増えてきました。


阿蘇の山々は現在野焼き後の黒色春バージョンで、火口の状況といえばまあ相変わらずです。通常時の真っ白な噴煙をあげていて、お、いまはおとなしいなと思う時もあれば、火山灰混じりの黒っぽい噴煙をあげていて、おー、元気いいなー、灰こっち来ないでクレー(風下のみなさまには大変申し訳ありませんが)とか思うこともあります。


噴火警戒レベルは昨年の8月から変わらずですが、やはり噴火及び火口周辺1キロの立入禁止の影響もあり、予約状況は昨年に比べ明らかに少なめです。この状況がいつまで続くかは阿蘇の神様のみぞ知る、というところでそんなにすぐに通常時のレベル1に戻るような期待はすでにしてません。まあある程度長引くことは覚悟しています。


そんな中、以前働いていた会社の先輩が遠方から初めて阿蘇ベースに来てくれたので少し山を案内してきました。

 

とても簡単に行けるのにあまり多くの人が歩かないようなところをのんびりと歩いた、歩きはじめが遅かったので2時間弱程度のちょっとしたハイキングでした。その先輩は阿蘇には以前何度か来たことがあったそうですが、山はほぼ草千里と火口を見ただけだったようです。近年は長野県などの高い山にもよくトレッキングに行かれるそうで、その日は阿蘇やまのほうから外輪山の稜線がぼやけて見えないくらいモヤっていたいまいち空気の透明度の低い日でしたが、そのハイキング中にしみじみとこんなことを言ってくれました。

『阿蘇がこんなにいいとは知らなかった。』

私は鼻高々に(←私が鼻を高くする筋合いは実際のところないのですが)、「でしょー!阿蘇ってスッゲーいいんですよ!」などと言ったのですが、同時に阿蘇を訪れる人達のどのくらい割合の人達が阿蘇の本当の良さを体感してくれているのかふと疑問に思ったのでした。

ここで言った本当の良さとは要するに、火口も勿論いいんだけど、車で火口横まで行って火口をサッと見て阿蘇観光終了とするだけじゃなくってことで、阿蘇の山をウロウロ歩いてみるとまたかなり違う感じを受けるはずだと思うのです。いまのところ火口周辺1キロの立入禁止区間がありますが、それでも阿蘇の素晴らしい景色を見ながら歩けるコースも阿蘇ベースではいくつかおすすめしてますので是非歩いてみていただきたいですね。




『When you want something, all the universe conspires in helping you to achieve it.』
(お前が何か望めば、宇宙のすべてが協力して、それを実現するように助けてくれるよ)

突然でしたが、パウロ・コエーリョ氏の世界的な大ベストセラー、『アルケミスト』の有名な一節です。
私は阿蘇ベース立ち上げ時に、普通ではそれほど起こらないだろうと思える幸運がいくつか続いたという経験もありますので、割と素直にこういうことってホントにあるよなと思ってます。


40代の半ばで“いろんなものをふっ切って、やりたいことをやる”という勇気ある新しい一歩を踏み出したその先輩ですから、きっと全宇宙が協力して助けてくれるだろうと思います。



2015年2月28日土曜日

再開しました。


大変長らくお休みさせていただいておりました。

冬季休業明けまして、昨日今日とドタバタしながらも阿蘇ベース元気に再開しました!


冬季の閑散期とはいえ2ヶ月近くも休業させていただいておりましたので、のんびりばかりしていたわけではありませんがある程度のんびりも出来ましたし、旅行とかいろいろ普段出来ないことをしたり、とても有意義に過ごすことができました。


私が大昔ある会社で働いていた頃には、どこか旅に出たいので半年くらい休みなしでもいいから2ヶ月とか連続で休ませてくれないものかとよく考えてましたが、この年になってある意味思考が現実化したわけです。半年が10ヶ月強になりましたが有り難いことです。


すっかりリフレッシュさせていただきましたので、これで来年の正月明けまでしっかり頑張れそうです。というか頑張れそうな気が今はしています。イヤイヤ、ぼちぼちですがしっかり頑張りますよ。みなさま、今シーズンも阿蘇ベースをどうぞよろしくお願い致します!

2015年2月20日金曜日

ヘルパーさん募集2015。Helper WANTED!

(English follows Japanese)

お仕事でへとへとに疲れていらっしゃる方々には申し訳ないですが、阿蘇ベースは現在冬季休業満喫中なのです。仕事っぽいこともある程度はこなしながら、主に旅行に行ったり、うだうだしたり、ダラダラしたり、ふらふらしたりして過ごしています。もういい加減休み疲れて仕事がしたくてたまらない、というまでにはいま一歩、いや二、三歩か四歩くらいは届いてないですが、それなりに長いこと休ませていただいておりますので、かなり気分的にもリフレッシュされ、また一年弱ゲストのみなさまをお迎えするに充分な精神的エネルギーもあと1週間でなんとか溜まってくれるんじゃないかと期待しています。


というわけで阿蘇ベース、もう少し後の来週2月27日(金)から再開致しますが、ここで突然ですが2015年のヘルパーさんの募集をさせていただきます。以前の募集と同じようなことを書きますが、1日3時間程度の主に清掃のお手伝いをしていただいて、給料の代わりに宿泊費が無料になる、という例のシステムです。お休みも10日間で2日の割合でとっていただけます。


外人さんの宿などと揶揄される阿蘇ベースですので(もちろん日本の方もウェルカムです)、


・外国語を話す機会を作りたい。
・国際交流的なものに興味がある。
・海外に行く予定だが、もう少し先なのでいまのうちに外国語の勉強がしたい。

というような方には非常にいい環境だと思います。他にも、

・長期の旅の途中だが、若干疲れたのでしばらく落ち着きたい。
・阿蘇移住も視野に入れていて、この機会に少し住んでみたい。
・仕事を辞めたし、次はどーしたものかと人生思案中。
・時間があるし、なんか楽しそう。

というかたもいかがでしょうか。


ご希望の方は、

1.お名前
2.希望期間(15日以上希望)
3.年齢
4.電話番号
5.志望動機・自己紹介

をお書きの上、とりあえずメールで(asobase@aso-backpackers.com)ご応募ください。質問などは電話(0967-34-0408)でもメールでもお気軽にどうぞ。

コチラ過去のヘルパーさん募集の記事ですので参考にしてください。それではご応募お待ちしておりますので興味のある方はどうぞよろしくお願いします。

--------------------------------------------------------------------

今回からは海外の方でもご応募いただけます。

ASO BASE BACKPACKERS is now looking for a staff who can help us mainly cleaning for an exchange of free accommodation.


Terms of stay : More than 15days term
Working time : from 10:30am to 1:30pm (for about 3hrs)
Job description : Cleaning of the hostel
Condition : No experience or Japanese is required but one who takes cleaning seriously. We prefer non smoking person.
Day off : You will get 2days off in the 10days term
Number of seats : 1person at a time
Payment : There will be NO SALARY/NO PAYMENT. You will get free accommodation in a private room instead.

If you are interested in working with us, please send us a e-mail with following information.

1).Your name
2).Dates of your working term (it has to be more than 15days)
3).Nationality
4).Gender
5).Age
6).Contact number
7).e-mail address
8).Please introduce yourself

send your message to: asobase@aso-backpackers.com

We are looking forward to working with you!

2015年1月5日月曜日

冬季休業に入ります。

阿蘇ベース本日1月5日より冬季休業に入らせていただきます。

冬の阿蘇は空気がキリッと澄んでいる日が多く、冬季限定のすばらしい景色が見られるのでおすすめなのですが(というか春夏秋冬どの季節にもそれぞれの良さがあります)、いかんせん寒いです。関東の方など阿蘇をあまりご存じないゲストさんにはよく、「阿蘇ってこんなに寒いんですか!」と驚かれます。阿蘇には温泉がたくさんあるので冬は温泉目的で阿蘇を訪れるかたも多いかと思いますが阿蘇ベースでは冬はやはりローシーズンとなります。

本来なら働きたくてしょうがなくなるくらい休めたらベストですが、それだと私の場合おそらく丸2年くらいは平気でかかりそうですので、経済的にも、また阿蘇を訪れる旅行者の方の為にもそこまで贅沢は言ってられません。まあ実際のところ、休業中もなんだかんだとやることもあるのですが、普段なかなかできないことをしたり、旅行にもちょろっと行ったりしながら、とにかく一生懸命うだうだして来シーズンに備えようと思います。


空いてりゃー泊まったのに…、という方がいらっしゃったら大変申し訳ありません。人生には時には休みも必要なんです。ご不便おかけしますがお許しください。




阿蘇ベース、再開は2月27日(金)となります。予約は休業中も受け付けておりますのでホームページ(http://www.aso-backpackers.com/ratesbooking_jp.html)でご確認ください。

それではみなさま、来シーズンもどうぞよろしくお願い致します!

2015年1月1日木曜日

あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。
2015年がみなさまにとって良い年になりますように。

本年もどうぞよろしくお願い致します!