2010年5月31日月曜日

旅に一番持って行きたいもの

さわやかな山男的雰囲気を漂わせた、東京からお越しの金井さん。




実家が長野県でインド料理屋さんをなさっていて、ご自身も東京のインド料理屋さんで働いていたそうですが、今回仕事を一時辞めて、これから長い旅に出る予定です(そのお店のオーナーに“熱い気持ち”を伝えたので帰ってきたらまた戻れる“かもしれない”とのこと)。


そして彼はやはりインドには何度か行っている“インドの達人”です。もう10数年前になりますが、私もインドを旅行したことがあり、彼にこう言いました。


「インドには3ヶ月半いたけど、毎日下痢でしたねー。」


実際インドに入国して2週間弱くらいで下痢になり、その後半年以上何食べても毎日下痢でしたから(日本に帰ってから抗生物質を飲んでようやく治りました)…。

彼は言いました。

「そうなんですか?僕は水があってるのか、下痢しないんですよねー。」

ス、スゴイ…。日本人でもにいたんですよね、インドで下痢をしない方(インドの方、気を悪くしないでね。まあ、インドの方は誰も読んでないか…。)。


海外、特に安く旅行できる国に行くときに私が一番持って行きたいもの。それは、『鋼鉄の胃袋』です。でも悲しいかな、どちらかと言うと『ガラスの胃腸』である私は時折下痢してしまいます…。


さわやか山男の金井さんですので、ヒマラヤ登山(ネパール)にも挑戦する予定だそうです。十分気をつけて、旅を楽しんできて下さいねー!

2010年5月30日日曜日

あしたのジョー

こちらが申し訳なってしまうほどの腰の低さがチャーミング?な、シンガポールからお越しのLimさん。
日本語特訓中のご様子で、英語日本語ちゃんぽんでお話しされます。



永遠の名作、あしたのジョーTシャツが素敵だったので電車の出発時間が近づく中、記念撮影のお願い。上海のユニクロで買ったそうです(上海であしたのジョーですか!?)。




懐かしいなぁ。

えーっと、

最強最後の敵、ホセ・メンドーサでしょ。

“ベネズエラの戦慄”カーロス・リベラでしょ(ナゼかこの“ベネズエラの戦慄”というフレーズをよく覚えています。私の勝手なイメージですが、“戦慄”には“ベネズエラ”がよく似合うような気がします。“スリランカの戦慄”とか“パプアニューギニアの戦慄”とかじゃあ、なんかねぇ…。まあ、ベネズエラがどんな国かあまりよく知らないのですけど…。)。

もちろんライバルの力石でしょ。

一番上は、当時仲間ウチではザコキャラの代名詞だったのマンモス西、…だよな?



…あとひとり、…誰だっけ??

2010年5月28日金曜日

ディアボロ教室

ギターとディアボロを携えた、ドイツのThomasさん。

ディアボロとは一種のジャグリングの道具で、スペイン語でDevil(悪魔)という意味だそうです。何で、悪魔という名前なの?と聞いてみましたが、

「I don't know.」とのこと(名前の由来は諸説あるようですね)。



ある晴れた日の夕方、彼はASO BASEの玄関前でおもむろに練習を始めました。




しばらく経つと…




…ギャラリーが。でもこのとき彼は全く気が付いてません。ものすごい集中力です(イヤホンで音楽を聴いていました)。



そしてようやく気が付いた後、臨時のディアボロ教室開催。



お湯を注ぐ前のインスタント焼きそばにソースを入れてしまっていた彼に日本何日目か聞いてみると、やはりまだ4日目でした…。あと3週間ちょっとあるそうです。よい旅を!


2010年5月27日木曜日

Google Pac-Man

海外の気になったニュース。

パソコンを使って仕事をされる多くのみなさんが気付かれたんじゃあないかと思いますが、先日パックマン誕生30周年を記念してGoogleトップページが2日間遊べるロゴになりました。
『The Pac-Man game on Google's home page has gobbled up almost five million hours of work time,』
(グーグルホームページのパックマンゲームが約500万時間の労働時間を丸呑みにした。)

~記事の要約~
グーグルページでの1回の平均検索時間は11秒だったが、その日は平均36秒まで跳ね上がった。1日に5億400万の人が平均22回の検索をするが、その日は480万時間増え、時間あたり25ドルで計算すると(時給25ドルは日本から見ると相当高いが)、1億2千万ドル分の生産力が失われた。


…はい。私もたっぷり1.5時間分はグーグルパックマンに丸呑みにされてしまいましたよ…。

最少最速

『旅の達人は荷物が少ない』

とはよく言われることですが、基本的にそれほど的外れなことではないと思います。
それを踏まえると、彼は旅の達人どころか、なんと言ったらいいか、旅の仙人クラスでしょう。
遠く千葉からバイクでお越しの鈴木さんです。



彼が上の写真で手に持っているものとバイク(SR400)が、彼の現在すべての所持品です。私もそれなりに旅人を見てきましたが、間違いなく今まで見た荷物最少記録です。

日帰りでも2、3泊でもありません。移住も頭に入れつつの、いわゆる『旅行』ではなく、“いつ帰るか分からない”系の『旅』です。Tシャツ洗ったら着るものがないので乾燥機まわして乾くまで上半身裸です(パンツは?)。

私は思わず、「よ、夜逃げ?」と聞いてしまいました。彼は笑って「まあそんなようなもんです。」と言ってましたが、冗談ではなく本当にそんなようなもんかもしれません(失礼)。



彼の腕にはバングル(と言うそうです)が装着してあり、何やら英文が書いてあります。「これどういう意味ですか?」と聞かれました…。

『TOO MUCH SUGAR FOR A DIME』(10セントにしては砂糖が多すぎる)

アメリカンジョークだろうか?意味不明でした。

…が、ググってみると出ました。

“something was too much effort for what you would get out of it.”

(そんなしょーもないもん手に入れるためとしては、労力がかかりすぎる)、というようなことかな?わかったようなわからんような…。
また、あるジャズのアルバム名にもなっているようです。



そんな彼ですが、本日チェックアウトして本日またASO BASEに戻ってきてくれ、笑顔で「しばらく阿蘇にいます!」との報告が??なんと住み込みバイトが近くで早くも見つかったそうです(彼は料理人で、レストランで働きます)。そうですか!それはおめでとう!!

2010年5月21日金曜日

初めてにチャレンジ

少々久々感のある日本人のゲスト、長崎からお越しの守田さん。

ずーっと佐世保にお住まいだそうですが、めずらしいことに生まれてこのかた熊本は初めてだそうです。そしてひとり旅も今回が初めて、ドミトリーも初めて。今回の旅のテーマは、“初めてにチャレンジ”(と勝手にテーマ付)。


話を聞くと、やはり初めての女性の一人旅でちょっと緊張してた、と言ってました。しかしASO BASEで知り合ったフランス人シェフ、Guilさんと食事に行ったり、阿蘇山では現在熊本市の美術館で個展を開かれているフランス人画家の方とバスで同席され、山上を一緒に観光したりと、個人自由旅行の醍醐味を存分に堪能なさってるようでした。



少しだけ勇気を出してひとり旅に出ると、心細さはあるかもしれませんが、お友達と行く旅行とは全く違った楽しさのある、新しい世界がひろがっていたりするものです。そして中にはその楽しさに目覚めてハマってしまう方もいるかもしれません。でも、それはひょっとしていいことなのかもしれません(いいことじゃあないかもしれませんが)。


そして彼女は、ウチの本棚にあるボクシング漫画、『はじめの一歩』を読み耽っていた希有な女性でもありました。

2010年5月16日日曜日

Smells Good!


「The dinner sucks!」
(晩メシ、マズかったぁー!)



『謙遜』、でしょうか(謙遜が似合わないタイプに見受けられますが)。食事後、自分の料理に悪態をついていたのは、北海道で半年近くスキーのインスラクターをして現在帰国前旅行中のカナダのAdrianさん。スキンヘッドが何処となく親近感を湧かせます。


「Oh yeah!? The smell was so nice... 」
にんにくタップリ系の、何処かアジア的な本当にとてもおいしそうな匂いがしていたのです。

そしたら彼はこう言ってきました。

「Pretty woman can smell bad, and ugly woman can smell good.」


な、なるほど~(なるほどちゃうか)。

たわいの無い野郎バナシです。女性の皆さん、どうかお気を悪くされませんよう…。

2010年5月15日土曜日

こんな日は外出。

天気は快晴、しかもほとんどのゲストさんが連泊だった昨日、素早く掃除を終わらせて、妻は今がミヤマキリシマが見ごろになっている仙酔峡に、私は阿蘇山でまだ歩いたことのないルートを歩きに行ってきました。

風の音とウグイスの鳴き声だけのとても心地よい場所でした。
牛の骨…かな。


アリ地獄、天国。




君らも居たのか。さすが阿蘇。

キツネさんです。写真では分かりにくいかと思いますが、キツネの親子、3匹いました(右上の二匹はうしさんです)。


彼らのお家。お友だちになりたかったですが、やはり野生動物です。かなり遠かったですが、私に気付いて数秒間じぃーっとこちらの様子をうかがったのち、サッと引っ込んでしまいました。あまり怖がらせるのはかわいそうだったので早々に立ち去りましたが、また会いたいですね。




そして仙酔峡はこんな感じ。


2010年5月12日水曜日

浴衣でピース。

スイスの仲良し2人組、Delayさん、Denliさん。

近くの温泉『夢の湯』さんへ。My浴衣がキマッてましたので記念撮影。ASO BASEから夢の湯さんまでの2分の道のり、けっこう注目の的かも(このへんは温泉街ではないですからね)。



ちなみ彼ら2人ともピースサインをしてますが、ひとりは手の甲を向けてます。これは海外では“ふぁっキュー”という意味にも取られかねないのであまりおススメできません。かといって彼の微笑みの裏に私に対する悪意はないと思われます。

たぶん。

2010年5月10日月曜日

Ash Again

アイスランドの火山噴火、私達のように海外からのゲストさんを主な顧客対象とした宿にはどうやらかなり影響があるようです。私達は1年目なのでこんなもんなのかな、という気もしなくはないのですが、2年以上経営されている同業ホステルさんによると、明らかに昨年の同時期より減っているそうです。“対岸の火事”ではないんですね、全く。

また再び活発に噴煙を吐きだしているらしく、世界の航空業界を混乱に陥れています。自然のこととはいえ困ったものです。

海外のウェブニュースをチラッと見たのですが、その記事で読者からのコメント蘭がありました…。


“This could go on for years.”

いやですねぇ。そうなってほしくないものです。



“Time to think about submarines to get to Europe.”


なかなか良いアイデアかも…。でも日本まで来るのに一体何日かかるんでしょう。途中で武装した米原子力潜水艦などに敵と間違われて撃沈されるかもしれないですし…。



“that cloud is a real ash-hole”

座布団一枚やっとくれ。

2010年5月9日日曜日

社長も旅に出る。

ひとりで始めて現在は従業員を30名ほど抱える会社に成長させた若き社長、ハンガリーのPeterさんです。ハリウッド俳優のSean Beanさん似のなかなかのイケメンでもあります(彼と話している最中、このカオThe Lord of the Ringsで見たぞ、と思い、名前調べました)。


忙しい社長業の筈なのに、3週間も留守にしての日本旅行。大丈夫なの?との疑問が湧きますが、兎に角、

「I like traveling!」だそーですので、少々無理してでも旅行に出てしまうようです(インターネットを使いちょくちょく連絡を取りつつとのことですが)。


やはり冒険心旺盛なのでしょう、ここ阿蘇でも道なき道を歩きまわり、南阿蘇へ下り、すてきなカフェを見つけて、そのオーナーの老夫婦が大変英語が上手だったそうで長い時間おしゃべりして大変楽しかったと言ってました。




“The true traveler is he who goes on foot, and even then, he sits down a lot of the time.”
Colette (1873 - 1954)




そして彼はやはりITに詳しく、阿蘇ベースのHPにいろいろダメ出し、いや、有り難いアドバイスをしてくれました。ええ、仰る通り、あまり最近チカラ入ってないです。苦手なのでミミが痛いっす…。

2010年5月6日木曜日

AKIRA



「・・・ん!?」

とあるゲストの上着の背中に、やけに見覚えのあるような絵がプリントされていました。

じぃ~~(っと見る。ちょっと遠かったので)。


「…ややっ!!! あっ、アレはまさしくっ!!」
(と、声には出してませんが)


DJにジャグリングにマルチな才能を発揮されております、アムステルダム在住フランス人、ヤンチャそうな顔だけれども、笑顔率が非常高いPierreさん。

そーです。『AKIRA』です。私はホントーぉにこの作品が大好きなのです。

ASO BASE BACKPACKERSにはOSUSUME NOTEBOOKなるものがあり、その最初のページに私が書いたおススメが、『AKIRA』でした。以下に、以前頑張って英語で書きました全文をご紹介します。

I will recommend my all-time favorite manga. I guess it is unnecessary to take it up for the most of people, because it is just so famous.

『AKIRA』by Otomo Katsuhiro. I used to (maybe still?) think that I would not be able to communicate properly to one who does NOT like or interested in AKIRA. I remember when I was in junior high school, I talked to one of my friend how I like AKIRA…「Well, AKIRA is SO interesting, isn't it?」 the friend replied,「Well, you know, AKIRA is boring…」


…I was speechless.

I did not understand at all how could it be possible for him to think that. That day, I think I learned something that there are a variety of people in the world whom beyond my understanding.

I believe definitely, cleary AKIRA is a masterpiece without any doubt and I know most people agree with me.

You should not die before reading AKIRA at least once….
2010/Jan/7


そして、Pierreさんはさらなる秘密(別に秘密じゃあないか)を私に見せてくれたのでした。




どーですか!!AKIRAのワンシーンを切り取ったタトゥーが左右のわき腹に!!!
思わず、「おおーーーっ!!!」っと声、出ました。


…なんかコーフンして感嘆符が多くなってしまいましたが…、

Pierre! You've got the coolest tatoo I have ever seen!!!


因みに、もちろん阿蘇ベースには『AKIRA』、置いてありますヨ。

勝手な解釈

どなたが作ったのか、謎の折り紙を掃除中に発見。




ゴールデンウィークにかけているのかいないのか、金色の折り紙で羽のついたハートと手の込んだ力作!

私はこれを

『サンキュー、阿蘇ベース。楽しかったゼ(楽しかったワ?)。』


とのメッセージだと勝手に解釈しておきました(意識して前向き思考遂行)。そーですか。どなたか分かりませんが、それはどうもありがとうございました!

2010年5月4日火曜日

かわいい質問。

GWなので、日本人旅行者率が高いASO BASEです。19歳大学生さわやかチャリダーかわえさんの、とてもかわいらしい、と思った質問。

「ここって、外国人の人と交流とかしちゃって…、いいんですか?」




「すみません、ちょっとそれは困るんですが…。」と、言ってみようかと思いましたが、止めました。


モチロンいいんですよ。じゃんじゃん交流しちゃって下さい。彼は流石英語専攻だけあって、なかなかお上手な英語で積極的に外国の方に話されていました。この調子だともっともっと上達されることでしょう。私の19歳の時とエライ違いだ(英語なんて全く眼中になかったですね、その当時)。

GW

さすがにゴールデンウィークということで、5カ月目にしてやっと初の満室を記録したASO BASE BACKPACKERSです。今までご宿泊いただきました皆さま、ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い致します!

しかしながら、ゴールデンウィーク…。混みますよね。どこに行っても。天気が良かったこともあり、阿蘇山上もすごい混みようだったようです。まあ個人的にはゴールデンウィークなぞ無いほうがよろし。ふぁっくGW(George Washingtonではアリマセン)、と思ってます。

日本にはお盆と正月があるんですから、もうこれ以上『みんな仲良く一緒に休みましょう』はいらんでしょう。お客さんとも話したのですが、その分有給休暇を1週間分でも好きな時に取り易くすれば、こんな渋滞、混雑、さらにはゴールデンウィーク特別料金など無駄な時間、お金を使わず、もっと快適に旅行できるのに。