2014年12月26日金曜日

2014年を振り返って。


クリスマスも過ぎ、早いもので今年も残すところあとわずかになりました。
みなさまにとってこの一年はいかがでしたでしょうか?

毎年今年の漢字というのをやってますが、1年間あれば大概良かったことも残念だったことも楽しかったことも辛かったこともいろいろあるものだし、選ばれた漢字を見るといつもその一文字だけじゃあねーだろとモヤモヤします(今年の漢字は『税』だとか…)。

一文字で表すならば、全体的に見て『上』『中』『並』とか『吉』『凶』『良』『悪』などで程度を表すぐらいしか納得のいく漢字はないような気がしますが、個人的に今年の漢字を無理矢理考えてみると『困』に辿り着きました。今年一年を振り返ってみると、参ったなぁ、困ったなぁ、という感じの出来事が目立った年でした。


というわけで突然ですが全く個人的な今年の三大ニュースを発表します。


①阿蘇山噴火。

今年は前半の3月中旬までと8月の終わりから現在も火口周辺1kmの立入規制が続いております。阿蘇ベースがオープンしてからも火口周辺立入規制は何度かあり、小規模噴火と言われる噴火なのかいつもの噴煙が少し多いかなあくらいしか素人目には分からないような噴火は何度かあったようですが、今回のものは22年ぶりのストロンボリ式噴火とのことで下から見ていても噴煙の迫力が違います。
夜中に車で山に行ったゲストさんが、赤いマグマの飛沫が火口から噴き上がる写真を撮ってきたので見せてもらいました。大変羨ましかったです。その後私も夜に一度行きましたがその時は残念ながら見えませんでした。いつまでこの噴火並びに活発な状態が続くか分かりませんが、暗闇に赤い放物線を描いてマグマの飛散する様子は今後自慢する為にも是非見てみたいです。

とはいえ、宿としてはキャンセルもありましたし、12月の予約状況はかなり少ないですし、山登りのゲストさんの為にも阿蘇山が早く落ち着いた状態に戻ってほしいところです。それに火山灰の降灰は相当厄介です。困ってます。



②奥さんの腰痛。

昨年の秋ごろから腰と足が痛いと言いだしてMRIを撮ったり、リハビリに通ったり、整体行ったり、病院も評判のいいらしいところを何件も回ったり、知り合いの方から気功まで紹介してもらって行ってみたりしましたが一向に良くならず、一時期はほぼ寝たきり状態までなっていました。光が見えたのは7月頃だったでしょうか、以前読んだ、『腰痛探検家 高野 秀行 (著)』の中で『腰痛放浪記 椅子がこわい 夏樹 静子 (著)』が紹介されていて読んでみたのですが、腰痛の原因は一般的に考えられているような外科的な疾患ばかりではないらしい、と気付いたことが分岐点でした。
その後、本人に『腰痛は<怒り>である 長谷川 淳史 (著) 』、『サーノ博士のヒーリング・バックペイン―腰痛・肩こりの原因と治療 ジョン・E. サーノ (著)』を読ませたところ、目からウロコ的な気付きがあったようで読んでいる最中から徐々にですが、それでもはっきりと回復していくのが感じられたみたいでした。それから2ヵ月程で痛いと言わずに普通に歩き回れるまでに回復し、いまでは痛みもほぼ感じなくなりました。

実際腰痛に自信を持っているらしい病院では、割とすぐに「じゃあ手術しましょうか?」というような話になりがちだったので、腰痛に苦しんでる方で病院行ってもリハビリしても全然回復に向かっていると感じられない方がもしいらっしゃるなら、安易に手術に踏み切る前に上記の本(他にも同類の本が結構あります)ご一読おススメします。

当時は困りましたがほぼ全快した今思うと逆にいい気付きになったと思います。



③ねこ(ぎん)を拾う。

この子のせいではくが今でも家の中に入るのを拒否している状態でちょっと悲しいですが(はくにはすぐ外に床暖房付き別荘があるのでそこで寝ています)、あの時この子をウチに連れて来なければたぶん死んでしまったんじゃないかなと思うところもありますので、これもタイミングというか縁でしょう。


はくとぎんの仲よし化作戦をずーーっと展開していますが、当初よりはましになったものの、困難を極めています。はくを捕まえて連れてくる(捕まえないと来ない) → ぎんがじゃれつく → 少し我慢する → 調子に乗るなと殴られる(毎回)。


ぎんとキキ(犬)の仲よし化作戦ははくよりは進んでいる感じですが未だ道半ばです(キキは好きだがぎんがウザがる)。



はくとキキの仲よし化作戦はすでに諦めました(犬猫の仲)。


誰に似たのかはくは気難し屋で頑固なのです。

子供らしく家の中を縦横無尽に駆け回り、モノを落とし、ダメージを与え、時にはう○こ踏んだ足で飛びついてきたり、寝ている私の顔を平気で踏みつけたりしますが、かわいいので許します。かわいいは武器です。




毎年のことですが、振り返ると何かと反省もあります。おかげさまで今年も多くのゲストさんに来ていただきまして、大変ありがとうございました。私達の反省として、若干心の余裕の乏しい状態が多かったかなという気もしてますので、来年はもう少し時間を上手に使うよう考えながら、日常に空白を入れる工夫をしていきたいなと思ってます。そして変わらず阿蘇ベースがもっと良くなるようアレコレひとつひとつ改善していこうと思います。

というわけで来年も阿蘇ベースをどうぞよろしくお願い致します。みなさまよいお年を!





2014年11月27日木曜日

折角なので杵島岳へ。

昨日は噴火を下から見ていて折角ですのでもう少し近くで見たいな、と思ったのですが、掃除が終わったくらいの時間帯は丁度曇っていて山へ行くのをやめておきました。報道によると噴石の飛散を確認したのは19年ぶりとのことで、今回を見逃すとまた次はいつになるか分かりません。本日は快晴だったので掃除後に杵島岳に登ってきました。





昨日の禍々しいと言えなくもない黒い煙が次から次へとに立ち昇っていた荒々しい状態に比べると、本日の午後は若干落ち着いてしまっていて噴煙もほとんど白色でしたが、やはり大変元気よくは出ていました。風が止まった時など、イメージ的には大豪院邪鬼の登場シーンを彷彿させるような火口からの音も聞こえました。






3、40分くらい眺めていました。この絶景、ただ今19年ぶりの特別期間中です…。

2014年11月26日水曜日

阿蘇噴火してます。

噴火なんだか常時出ている噴煙なんだかよくわからない“小規模噴火”と言われている噴火は阿蘇ベースが開業してからも何度かあり、今年8月30日の噴火警戒レベルの引き上げからも何度か小規模な噴火がありました。しかし、今日のは山のふもとの阿蘇ベースから見ていても、もう“小規模”とは言わせないぞ、という迫力に満ちていて興奮しました。




噴火の瞬間。









続々と噴煙が出てきます。




阿蘇ベースの2階からです↓。噴火の様子がよく見えますよ。




夕日に染まる噴煙…。2009年に阿蘇に引っ越してきて初めてお目にかかる、荒ぶる阿蘇やまの姿にしばし見入ってしまいました。

今のところ噴火警戒レベルは火口周辺1Km立入禁止のレベル2のままですね。この状況の阿蘇は滅多に見れるもんじゃないと思います。阿蘇に来るのは今でしょ。逆に。

2014年11月25日火曜日

奇跡の湯…、なのか?


3連休でした。火口周辺規制が続いている11月下旬なのに、土曜日曜と連日は完全に満室となり、大変ありがたく思っております。これから年末まではローシーズンらしく若干落ち着いた感じになりそうな気配ですが、連休中は薪ストーブを焚かなくてもいいほど暖かだったですし、山登りはまだまだいけそうです。


連休中に韓国からいらっしゃった、ややご年配4人組ゲストさんの不思議な話。

そのグループのおひとり、耳がよく聞こえない、という状態が何年も続いていたそうです。そしておととい、こちらに来て阿蘇ベースから徒歩2分の温泉、夢の湯さんに入ったところ、なんとなんと、それまでよく聞こえなかった耳が聞こえるようになってしまったとのこと。

韓国にはチムジルバンという、以前は日本でもよく見かけた健康ランドのような施設がかなりたくさんありその方もちょくちょく行っていたそうですが、今回のように耳がきこえるようになった経験をしたことは今まで一度も無かったそうです。阿蘇はソウルに比べれば高度が高いし、旅行中なので気分も日常とは違うことなどが影響したとか、理由はなんだかよく分かりませんがとにかくそんなことが起きたのでみなさん興奮気味に、今度は一週間ぐらい、いわゆる湯治に来よーかなどと話しておられました。そのよく聞こえる状態が今後ずーっと続いてくれるのかは分かりませんけど、とにかく良かったです。

夢の湯さんの適応症(ホームページより抜粋)

1 適応症

 (1)一般的適応症
   神経痛  筋肉痛  関節痛  五十肩  運動麻痺  間接のこわばり  うちみ
   くじき  慢性消化器病  痔疾、冷え性  病後回復期  疲労回復  健康増進

 (2)この温泉固有の適応症
   動脈硬化症  きりきず  やけど  慢性皮膚炎

プラス 『難聴』、と言ってもいいかもしれません…。


阿蘇周辺には温泉がたくさんあって、湯治場としても有名な地獄温泉もありますし、温泉巡りしてもいいかもしれませんよ、とその方にはお伝えしたのですが、夢の湯さんでもそんな奇跡が起きましたので、湯治目的の阿蘇ベース宿泊もグッドアイディアです。たぶん。

2014年11月9日日曜日

薪ストーブシーズン開幕。

阿蘇ベースの“ウリ”を3つあげてください、と聞かれたら、3つめに『薪ストーブがあるのです(ドヤッ)。』と答えるでしょう。

というわけで、今年も薪ストーブの季節がやってまいりました。4日前今シーズン初めて焚いたとき、ある日本人のゲストさんに、『え、これ本物なんですか?』と驚かれて逆に驚いたのですが、もちろんモノホン(死語)ですよ。逆にニセモノだったらこのリアルさにみなさん驚くでしょう。




今晩はまだ室温が20℃あって半袖の方もチラホラいるので焚いてないですが、もうすぐ毎日焚くようになるでしょう。

薪ストーブを使っている家の方は、まず十中八九、『薪ストーブは暖まり方が灯油のストーブとは全っっ然違う!』などと力説して薪ストーブの良さを教えてくれたりします。『君もひとつどうだい。』などとおすすめされたりもするでしょう。
街に住む方はなかなか難しいでしょうが、田舎暮らしの方には私もついおススメしてしまいます。 暖まり方もなんか違いますし、ユラユラと揺れる炎を眺めながら飲むお酒もまたいいものですよ。今年も焚き係がんばります。

2014年11月6日木曜日

阿蘇ベース5周年。

早いもので、2009年にオープンした阿蘇ベース、無事に5周年を迎えることが出来ました。はっきり言って自信満々でオープンしたのですが、ここまで幾度か難しい時期もありました。今年も何かと水面下ではバタバタしてないこともないのです。それでも何とかやってこれたことは、裏方で何かと助けていただいてるみなさんと阿蘇ベースを選んでいただいたゲストのみなさんのおかげです。5年営業していると、中には繰り返し繰り返し来ていただける方もチラホラいらっしゃいます。スペシャルサンクスです!殊にありがとうございます、そして今後ともどうぞよろしくお願い致します!

今年などはアジアからのゲストさんが目立って増えてきまして、火口周辺立入規制が8月の終わりから続いている中、何とか今のところ昨年を越える数のゲストさんに来ていただいております。出た利益は阿蘇ベースがもっと良くなるようにじゃんじゃん使っていこうと思います。とりあえず、アレとソレは変えたいし、ってところがまだまだいろいろありますが、ジワジワやりますのでどうぞ気長にご期待ください!


ここでひとつ若干個人的なお知らせ。2週間程前に子猫が助けを求めていたので拾って飼うことにしました。


リンクスティップ(直訳すると山猫の先っちょ)、と言うらしい耳の先端の毛が山猫っぽくて大変ワイルドなのでスギちゃんにしようかとかいろいろ考えたんですが、ふるっ、とか言われるのもかわいそうなので結局“ぎん”にしました。

猫好きの方の『見せて』リクエスト、お待ちしてます。

2014年10月27日月曜日

2015年冬季休業のお知らせ。

来年のご予約お問い合わせをポツポツといただくようになりました。

遅ればせながら来年の予約管理表の準備が整いまして、冬季休業の日程を決めましたのでご連絡します。

冬季休業期間
2015年1月5日(月)~ 2月26日(木)

2015年2月27日(金)より再開

とさせていただきます。

今年などは、正月休み明けにはパタッと予約が途絶えたので、来年は、すこし早めにお休みに入らせていただきます。

今年もいまのことろ、“ほぼ”毎日ゲストさんが途切れることなく来ていただきました。毎日毎日厭々働いてるわけでは全くないので10カ月間休日なしでも何とか大丈夫ですが、それでも日々の疲れはじわりじわりと溜まっていかないとも言えません。休みが必要だ テレビがそう言ってる と奥田民生さんもそう言ってますので私達も休まないといけません。

この期間内に泊まりたかったなあ、という方がもしもいらっしゃったら申し訳ございませんがご理解の程どうぞよろしくお願い致します。

2014年10月9日木曜日

イタリアで褒められる。

秋ですね。

『女心とタイの予約』とは宿業界ではよく言われることですが、阿蘇の噴火警戒レベルは今のところ変わりなくレベル2のまま。秋も深まってきた行楽シーズン真っ盛りの今日この頃、阿蘇ベースでは10月らしくなかなか賑わったり、レベル2らしくぽつぽつだったりしながら日々変わらぬテンションを意識しつつ元気に営業しております。


私がブログをサボっている間、御嶽山が突然噴火して残念ながら登山者に多数の死者が出る被害になりました。今朝のニュースでは霧島でも不穏な動きがあるとかなんとかで、富士山も私が昔学校で習ったような休火山などではなく、現役バリバリの活火山であることが現代では周知の事実になっており、周辺にお住まいの方々も一抹の不安をお持ちだと思います。

活発に活動中の火山である阿蘇のふもとに暮らしている私達も不安が無いかと言えばそんなことはないですが、はっきり言って中岳火口で噴火が起こっても阿蘇ベースが火砕流に飲み込まれるとか、噴石が飛んでくるとかそんな心配は全くしてません。せいぜい火山灰の心配くらいです。人口密度の高い東京に住んでいる方々の地震等の天災に対する不安のほうが、火山のふもとで暮らしている私達より遥かに大きいのではないかと想像します。私の不安の99%は噴火によって観光で阿蘇に訪れる方々がいなくなることで、借金返し終わるまで何とか持ってくれないかなどとムシのいいことを考えてます。まあ、9万年程前に起こったと言われている北海道まで大量の火山灰を降らせたASO4( 太古の昔の大噴火にアソワンからアソフォーというクールな名前が付いている)クラスの噴火ともなれば、九州全域が火砕流に飲み込まれるらしいのであきらめもつくというものです。

現在火口から半径1キロメートルが立入禁止になっているのは突然の噴火があったとしても、噴石が飛ぶ範囲がせいぜい1キロメートルという見込みがあるからでしょう。山歩き押しの宿、阿蘇ベースですので何となく火山って不安、と思ってらっしゃる方々にも、この暑くも寒くもない絶好のこの季節、少し遠くからでも噴煙がモクモクと元気に立ち昇る雄大な阿蘇の景色を楽しんでもらえたらなあと思います。



ところで先日、イタリアのとあるウェブサイトで阿蘇ベースが褒められました。多分日本の方は誰も気がつかないだろうと思い、その誰にも気づかれない寂しさに耐えるのも寂しいのでここでお知らせします↓。

http://www.skyscanner.it/notizie/i-10-ostelli-piu-belli-dellasia

"the 10 best hostels in Asia" という記事です。私が自分で書いているのではないので勘弁してください。イタリア語なのでなんて書いてあるのかは分かりませんが褒めてはくれているようです。

そこらじゅうに世界遺産があり、皆国内旅行で満足しているからなのか、欧州の他の国々よりバックパッカーが少ないイメージのあるイタリアですが(現に阿蘇ベースではイタリア人の宿泊者は2014年でいまのところ7人のみ)、こんな地方の小規模ホステルに目を付けてくれたイタリアの記者の方に感謝します。グラッツェ!

2014年9月14日日曜日

杵島岳と往生岳山歩きのすすめ。

8月から9月のあたままで梅雨のような天気が続いてもういいかげんうんざりでしたが、ここのところようやく晴天の日々が続いてうれしいです。しかしながら、おそらくみなさんご存じのように、9月14日現在阿蘇の噴火警戒レベルというのが通常時の1から火口から半径1kmの立入規制があるレベル2になっていて、火口底を見下ろす事の出来る場所に入れません。実はそれでも阿蘇ですばらしい景色が見ることが出来ますよ、ということをみなさんに少しでも知ってほしいと思います。

写真はどシロウトですが、スカッと晴れた最初の日に山歩きに行って写真を撮ってきましたのでご覧ください。今回は杵島岳と往生岳です。

杵島岳は火口跡がふたつありまして、その火口跡の縁を歩けます。
火口の縁を左回りで歩きましして右を見ると、



火口跡の向うに噴煙を上げる中岳火口。


そして左を見ると、

















米塚。

そしてその火口跡の東側からはこんな感じでもうひとつの火口跡(古御池火口群と呼ぶらしい)、そしてその先に中岳火口が見えます。



 



 そして往生岳へ。
往生岳と杵島岳の中間地点から中岳火口を望む。




















往生岳これからここ登ります。





往生岳の上のほうでは若いススキが。もうすぐ秋らしくなるでしょう。




 往生岳にも実は火口跡が4つもあります。ここもそのひとつ。

















往生岳から杵島岳の古御池火口群。そしてその向こうに烏帽子岳が見えます。



















というわけで、中岳火口周辺が立入禁止でも阿蘇の絶景は楽しめるということが少しはお伝えできましたでしょうか。まあ早く立入禁止規制が解除されてほしいですけど。

2014年8月30日土曜日

ソウルのアガシと臨時ニュース。

日照不足がニュースになってるようですが、本当にうんざりするほど曇りや雨の日の多い8月でした。今週に入ってずいぶん落ち着きましたが、それまではいまいちパッとしない天候の中、たくさんのゲストさんに来ていただきまして誠にありがとうございました。ここ数日は9月を前にして朝晩は肌寒さを感じるほどで、今夏も川遊びする余裕が無く夏の終わりを迎えることに若干の心残りがないと言えばウソになりますが、少しの暇もなくくたくたになるまで仕事ばかりしていたと言えばウソになります。

少し前ですが、韓国から姪っ子たち(姉妹)が二人だけで遊びに来てました。ひとりは大学生になりまして“っ子”とつけるのも適当でない年頃、韓国語でアガシ(いわゆる“お嬢さん”という意味)にいつの間にかなっていたので、おっさんとしてはやはり少々気を使いました。曇り時々雨な日々が続く中、都会(ソウル)のイマドキの若者らしく一日中スマートフォンをいじくってるような日も多々ありましたが、一日だけちょっと晴れた日があったので山登りに連れて行きました。





ソウルのイマドキのお嬢さんたちだからなのか(どうも韓国では中学高校で部活動、特に運動部が日本に比べて盛んでないらしい)、特に高校生の妹、運動不足気味らしくバテるのが早い。



予定より1時間以上も余計にかかってやっと中岳まで登って昼ごはんのおにぎりを食べながら、ここからそんなに時間もかからないし折角なので高岳まで行く?と一応聞いたところ、『ノー!もう下りる。』とキッパリと力強い返答が。

男の子ならここまで来といてアホかとか言って無理やり連れていくかもしれませんが、女の子なので、はいはい、分かりました、と従います。

ソウルのイマドキのお嬢さんたちにはまだ阿蘇の魅力を十分理解するにはヒヨッコ過ぎたようですが、、まあこういったしんどい経験をひとつひとつ重ねながら大人の階段を上っていくのでしょう。


それに今回の阿蘇ベース滞在中には、自分達二人だけで青春18切符で長崎や、また由布院にも行かせました。やはり初めての個人旅行らしく、長崎行きの前はずいぶんドキドキワクワクしてたみたいで、多少迷ったりもしたようですが、忘れられない個人旅行デビュー戦になったようで大変良かったなと思ってます。本人たちはこの経験からずいぶん自信がついたようで、次回はバックパックで(スーツケースでなく)来ますよー、とバックパッカーデビュー宣言をして韓国へ帰って行きました。


とここで臨時ニュースが入ってきました。




火口噴火レベル2へ引き上げです(今回の山登り時の写真↑)。ずいぶん前から火口が干上がってましたもんね(21年ぶりだそうです)。火口周辺1KMの立入禁止です。残念ですが仕方ありません。早めのレベルダウンを阿蘇の麓からお祈りしています…。






2014年8月21日木曜日

坊中地蔵祭りのお知らせ。


今年の夏は雨が多いです。8月に入ってから週間天気予報を見ると、思わず梅雨じゃんとボヤいてしまうほど大概雨と曇りのマークしかなく、たまにはカラッと晴れてくれないかとうんざりします。

そんななかでもお盆休みにはたくさんのゲストさんに来ていただきました。今回は阿蘇の100%本気の景色が見れなかったかもしれませんが、またいつか再訪していただけたらと思います。


そしてお知らせですが23日、24日は阿蘇ベースから歩いてすぐの場所で『坊中地蔵祭り』が3年ぶりに大々的に開催されます。去年おととしは何か諸事情で若干こぢんまりと開催してましたが、今年はまたかなり大掛かりにやるそうです。


ローカルなお祭りではありますが、熊本では有名なタレントさんも来ますし、音楽のステージもありますし、大変面白いお祭りになると思いますので、興味のある方はもちろん、行けないこともないけどどうしよっかなー、という方も、迷ったらGo!です。

このお祭り目当ての方も多そうですが、有り難いことに阿蘇ベースでは23日はほぼ予約でいっぱいです(少しは残ってます)。24日はまだまだたくさん空いてます。

2014年8月1日金曜日

ドロップ。


延長して3泊してくれた日本語が大変上手なオランダのレンテさん。チェックアウトの時にオランダの真っ黒いお菓子をくれました。






まずはにおいをかいでみると、以前日本でないどこかで嗅いだ事のあるような気もする、食べてみたいという気持ちを落ち着かせる独特の香りがあります。かじってみるとなかなか馴染みの薄いインパクトのある風味が口いっぱいに広がります。

私は大概好き嫌いなく、キュウリ以外は何でも食べますが(キューちゃんは可)、これは一切れ食べ切ることは出来ませんでした。罰ゲームとして使えるポテンシャルすら感じてしまいました。

後日オランダ人のジェレミーさんに聞いてみると、これは通称“DROP”と呼ばれているオランダでは非常にポピュラーなお菓子らしく、彼曰く、『まあ、あなたがおいしくないというのはよぉぉ~く分かるけどね。僕も好きだし、ウチのお父さんなんか毎日食べてるよ。(意訳)』とのこと。

なるほど。日本で言うと納豆、オーストラリアで言うとベジマイト的なポジションと言って間違いないでしょう。



『A piece of cake.』 という英語表現があります。“ケーキを一切れ食べるくらい”簡単という意味で、『It's a piece of cake.』と言ったら日本語的には「朝飯前さ。」とか、「楽勝!」とか、「余裕のよっちゃんだね(←少なくともここ10年は聞いたことが無い)。」とかそのような意味になります。

つまり、『It's a piece of drop.』と言ったら、大変な困難な課題、ミッションベリーディフィカルト。申し訳なさそうな顔で、手刀を顔の前でヒラヒラさせながらムリムリって言う感じの意味になるでしょうか。



しかしながら、このような大変めずらしい味を経験させてくれて大変有り難く思っています。先程再挑戦としてまたひと齧りしてみましたが、ふた齧り目はまた明日にします。本気で一切れ一気に食べ切る為には、私としては1食抜いて体調を整えてからの挑戦にしたいと思います。

まだまだ残ってますので、『A piece of drop』に挑戦したい方は阿蘇ベースまでぜひ声をかけてください。

2014年7月25日金曜日

触られてやる。

旅の宿の猫として、ゲストさんに対して私の足らない部分を埋め合わせするように愛嬌を振り撒いてほしいと期待をかけていたウチのはくですが、残念ながらゲストさんが近づいて行くと、大概そそくさとめんどくさそうに逃げて行きます。もし宿猫検定試験なるものがあるとすれば完全に不合格です。


猫が生きていく上での重要な能力をレーダーチャートで表すと、はくの場合、だいたいこんな感じになるかと思います。





しかしながら、最近になってようやく入れ替わり立ち替わりやってくるゲストさんに少しずつ慣れて来たのか、『あ、逃げないで触られてる。』というはくをチラホラ見かけだしました。


3泊してくれた大変フレンドリーな香港の自転車旅人の毎日トライした末の3日目の場合↓。




触らしてやってる感丸出しですが、これでも大変大きな進歩です。


大概受付横の車の下あたりでうだうだしていることが多いので、今後お越しのねこ好きのみなさまもはくを見かけたら触らせてもらえるかトライしてみてください。私が近づいても逃げていくことがありますので、たとえ逃げられてもがっかりせずに、そんなもんだと諦めてください。気まぐれな猫のすることですから。

2014年7月13日日曜日

しんぼるねーむ。

先日とあるオランダのご夫婦ゲストさんの奥さんのほうから、名前をニホンゴで書いてほしいんだけど、とリクエストされました。

カタカナ?漢字で?オーケー、そんなことぐらいお安い御用です。


名前はMaraさん。発音を聞いてみると何か若干喉の奥に痰が絡まったような欧州のあのあたり独特の音を使ってましたが、日本語で書くとやはり一番近いのはマラさんです。



ふむ…。



…。



……。



将来タトゥーでも彫ってしまう危険性も無きにしも非ずです。こういう状況になってしまった以上、私には説明責任があるような気もします。彼女にはなるべくショックを与えないよう細心の注意を払って言いました。

『アナタの名前は日本のスラングでち○こ(Dick)という意味だよ。』(←細心の注意?)。


私はお葬式の参列者のように沈痛な表情を浮かべながら、ほとんど『アイムソーソーリー…(大変お気の毒さまです…。)。』と言いかけましたが、彼女は逆に大笑いしてくれたのでホッと胸を撫でおろしました。

しかしこんなことを頼まれることもかなり久しぶりなのだけれど、久しぶりに頼まれたと思ったらマラか…。と何気に感慨深いものがありました。

魔羅 婦麗駆 さん、漢字当てby 阿蘇ベース

見栄えの良いクールな名前じゃあないですか。

2014年7月10日木曜日

台風が去り、オランダブラジルも去る。


今回は目に入っちゃうんじゃないかという位に阿蘇に向ってきていると思った台風は、前日は結構な雨と風でしたが今朝になると拍子抜けするくらい思ったより南に逸れて雨も風もさほど強くなく通過していきました。


今朝はオランダのカップルゲストさん2人が朝早くからオランダ×アルゼンチン戦を観戦しており、試合終了直後に顔を合わせましたのでとりあえずアイムソーリーと言っておきました。

しかしながらブラジル×ドイツは衝撃的でした。私は自国開催の利が多少なりともあるのではないかと考えて、ブラジルが優勝するのでは?とぼんやり予想していたのですが、7対1という結果になるとは誰が予想できたでしょうか。

と思っていたら、ブラジルのW杯初戦を見ただけでまるでブラジルの結末を予言していたかような鋭い分析を残していた方がいました。


http://chidazen.msz.co.jp/?day=20140709

私も大変尊敬しているオシムさんでした。流石。

2014年6月26日木曜日

日本の敗因のひとつ。

ここのところワールドカップのことしか書いてませんが、日本代表のブラジルW杯が終わったことにも触れておかないとスッキリしない気もするので遅ればせながら少し触れておきます。

コロンビア戦もよく戦ったとは思いますが結果は残念でした。試合内容的には1戦目より2戦目、2戦目より3戦目と段々良くなりましたが、結局1勝も出来ずに敗退してしましました。

よく『自分たちのサッカーをすれば勝てる。』と選手達は言っていましたが、自分たちのサッカーというのは一番調子のよかった、手応えのあった、プレイしていて楽しかった、そして見ているほうも楽しかった時のサッカーということだと思いますが(例えばコンフェデ杯のイタリア戦とか)、自分たちのサッカーが本番で出来なかったということも含めて、これが今の日本の実力なのでしょう。

決勝トーナメント進出するのが当然、、みたいな空気があったような気がしますが、相手も当然勝つ気で研究してきますし、実力的には“自分たちのサッカー”が出来たら決勝トーナメント行けるかも、ぐらいがやはり現実的だったのではと思います。


私なりに強いて敗因をひとつだけ挙げてみると、監督をはじめ多くの選手がCMに出過ぎなんじゃないか、ということが思い当たります。

そんなもん関係あるかアホ、と思われるでしょうが、こういうところをストイックに引き締めていくことで、最後のちょっとした運を引き寄せることがあるという考え方もアリでしょう。

岡田武史元日本代表監督がよく言ってます、『神は細部に宿る』と。岡田監督ならCMなんか絶対に出ないやろと思ってましたが、一応確認の為ググってみたらなんと出てました↓。
http://youtu.be/x1gqhZSkANo
しかしこれは勝負の南アW杯後なので問題ないでしょう(しかもこのCMはちょっと面白い)。


よくハリウッド俳優が日本のCMに出て、何かたった一言日本語でしゃべったりするのを見た時、『ちゃんとしたキレイな日本人的発音を練習してしゃべりなさいよ。短ーいたったひと言なんだから。渡辺謙さんの爪の垢でも煎じて飲みなはれや。』とかいつも思うのですが、ザッケローニ監督も『チョウセンコソガ、カクシンヲツクル。』などとガッチガチのカタカナ発音で大変残念でした。こう言うちょっとしたところが最後の運を引き寄せられなかった原因なのかもしれません。ただザッケローニ監督は全然イタリア人らしくなくて(ジローラモさんとか、ベリッシモさんとかが私の想像するイタリア人の典型的なイメージ)、大変好感が持てるのですけれどもね。

本田選手がまたよく出てました。中田ヒデさんが昔よぉぉくCMに出てましたが、本田くんもまた同じ路線というか。おぉ、本田くんじゃん、アレ、また本田くんか、笑顔がイマイチ似合わないねえとか思いながら(あのカメラのCM)。
キャプテンハセベにもテレビ見ながらツッコミましたよ、エイトフォーかい!と。たしかに爽やかさ抜群の彼を起用した企業の狙いも分かりますが、こここそは逆に監督を起用していたらインパクトは相当だったと思います。

さらに川島選手も何かのCMに出ていたのを見たとき思わず呟きました。「カワシマよ、お前もか…。」と…。


ですので次回のW杯時は、あくまでコマーシャルの出演は控え目に、エイトフォーは監督に、で決勝トーナメント進出の可能性は相当上がってくるものと信じています。あくまで個人的な意見ですが。

とにかく選手監督はお疲れさまでした。結果は残念でしたが、勝負ごとですので負けることもあります。胸を張って帰って来てほしいですね。

2014年6月21日土曜日

可能性はなくはない。

世界最大のスポーツの祭典といわれるワールドカップといえど、フーン、とか、あっそ、とかその程度の感心しかない方々はそれなりにたくさんいらっしゃるようで、W杯期間中限定でリビングルームに置いてみたテレビですが、思いのほか見る人が少ないということが分かりました。というかW杯に多少なりとも興味のある人(特に欧州人)は先ず阿蘇まで来ないという阿蘇ベース調べの残念な事実らしきものが確認できました。

まあ基本的に6月はかなりのローシーズンなので、毎年この時期はどーせ梅雨だし、と考えることでゲストさんが少なくてショボくれがちな気持ちを和らげるのですが、今年はそれプラスW杯だし、と追加の理由もつきますのでいつもより元気です。

さてギリシャ戦、勝てなくもなさそうな相手、しかも相手は結構早い段階で10人になっただけに残念な結果でした。後半の45分は、アレもう残り15分?もう5分?、えっパワープレーすんの?ここはハマメッシの出番ちゃうんか、とかじりじりして見ながらあっという間に終わってしまいました。ここ数年で一番早い45分だった気がします。

これでグループリーグ突破はかなりキビしくなったなあと思ったのですが、今朝面白い記事を見つけました↓。

http://curazy.com/archives/15328


うーむ、なるほど。あれほどなんとか1点でも入れてくんねーかと思いながら見ていたのに、決勝トーナメントに進出することは1点差で勝とうが引き分けようがどっちにしろかなり難しくて、可能性としてはひょっとして引き分けのほうが高いのかもしれないとは全く目からウロコです。


とにかくまだ可能性はゼロではありません。日本代表の中で気落ちしている選手はいても諦めている選手はだれもいないでしょう。ここからの奇跡のグループリーグ突破、過度な期待が出来る状況ではすでに無いですが、まだほんの少ーし期待しながら応援しますよ。ガンバレ日本!

2014年6月15日日曜日

負けフラグ?

ワールドカップが始まり、おかげさまで予約状況は若干低調気味ですがワールドカップなのでこれは仕方ないでしょう。

むしろ、この時期に欧州のワールドカップ強豪国の方々の中で、ブラジルにワールドカップを見に行く以外に海外旅行に行こうとする人は変わり者と見なされてもしょうがない気もします。

その変わり者かもしれないゲストさんが一組宿泊されていますが、スペインの方なので気を使ってワールドカップの話題は振ってません。


とは言え、日本も苦い敗戦となりました。


今朝は清掃を後回しにして阿蘇ベースパブリックビューイングでみんな(といっても日本人3人だけでしたが)で応援しましたが、ため息のでる結果になり、大変残念でした。日本のいいところがほとんど出なかったというか、やはり一番大切な本番の舞台で持っている実力の最大値を出すというのは簡単なことではないのでしょう。


フラグが立つという言い方が近ごろよく使われますが、2、3日前の本田選手の「叩くのは大会終了後にしてほしい。今は選手と一緒に戦ってほしい。」というようなコメントを読んだ時、コレ、負けフラグじゃあないよな…、となんとなくイヤ~な予感がしたのでした。今日の試合終了後、そのことを思い出し、“あのとき感じたああ、予感は本物ぉ?”とダイヤモンドなど持ってないし興味もない私は一瞬考えましたが、その本田選手の発言は実は“初戦は負けるが2戦目3戦目は勝つので叩いてると後で恥かくよフラグ”なのではという気も、今となってはしないではありません。と言うかそう信じたいです。

ここから立て直して是非グループステージ突破してほしいです。日本ガンバレ!

2014年5月31日土曜日

仙酔峡尾根登り。

仙酔峡からスタートして阿蘇の山々で一番高い高岳に登るルートは山登りのゲストさんには一応ご案内するのですが、その高岳に至る一般的且つ最も急なルートが仙酔尾根、通称バカ尾根と呼ばれるルートです。高岳には私も何度か登ってますが、仙酔尾根は今まで下りしかしたことがありませんでしたので、一応一度は登らんといかんかなぁ、と心に引っ掛かっていたのですが先日ようやく隙を見計らって登ってきました。

あまりの美しさに仙人すら酔ってしまったという言い伝えが仙酔峡の名前の由来です。美しい風景を見ると体内でアルコールが醸成されるのか、ナチュラルに酔えてしまうとはさすが仙人、X-Menばりの特殊能力です(敵を倒せそうにないのが残念ですが)。世界の車窓からを見る度にほろ酔い気分が味わえそうな大変羨ましい能力ですが、阿蘇に住んでいる私にとってはアル中になりそうで危険です。

しかしながら今年の仙酔峡のミヤマキリシマは、どうやら火山ガスにやられたらしく残念ながら例年の1~2割程度しか咲かなかったそうです。今後4、5年はダメかもなぁ、なんて声も聞こえます。


本来ならこの時期、この山肌一面ピンクの花々が咲き誇っているはずなのですが…。早期の再生に期待します。



あんまりここは登りたくないなぁと下りるたびに思っていた仙酔尾根ですが、ひぃひぃ言いながらも思ったより早く1時間半ほどで頂上へ。しかし登る途中は上を見ると荒い呼吸にため息が混じったりしました。見上げるとこんな感じ。



帰りは一般的なコースではないですが阿蘇ベースイチ押しの沢コースで。





と言う感じで久しぶりの山登りでした。6月は若干ゲストさんの少ない月になりますので隙を見つけてまたふらふら外出できたらと思ってます。

2014年5月12日月曜日

ワールドカップ期間中はテレビ出します。


ワールドカップに挑む日本代表のメンバーが発表されました。

結果を出し続けてもなかなか代表に呼ばれなかった大久保選手、発表直前の試合での2ゴールはおそらくザックさんにとって当落線上だった彼の大きな後押しになったんじゃないかと想像します。是非試合に出て大暴れしてほしいですね。一方同じチームの好調中村憲剛選手は選ばれてほしかったので残念でした。鳥栖の豊田陽平選手も残念。どん底状態の名古屋、これで選ばれたらホントサプライズだとは思ってたけどやはりダメだった闘莉王選手。故郷ブラジルで吠えまくる彼を見たかった。そしてキングカズ。彼が5分でもワールドカップのピッチに立ったら泣くと思う。

若い選手より次回のワールドカップはほぼないくらいの選手が選ばれてほしいと思うのはやはり自分が年を取ったからでしょうか。とにかく選ばれた選手はおめでとうございます。ぜひともいい成績を残してもらいたいですね。



そしてテレビの無い宿、阿蘇ベースですがワールドカップ期間中だけはテレビを共用スペースに出すことにします。オリンピックだとテレビを出そうとまでは思わないのですが、ワールドカップだけは出しましょう(とはいえ、2020年の東京オリンピックの時はひょっとして出すかもしれませんけど)。


地球の反対側、ブラジル開催ということで、どうやら全ての試合が真夜中か早朝になるようです。『ワタシ、ワールドカップなんか全然興味ないし。ザックって何?ガンダム?』とかいう方も実際のところたくさんいらっしゃるかと思いますが、4年に一度のこの期間だけは少々我慢していただいて、『つまんないからめざましテレビにチャンネル変えてもいいですか?』などという質問はなるべくお控えください。

2014年5月7日水曜日

今日郵便局で驚いたこと。


ゴールデンウィーク期間中は大変多くのゲストさんにお越しいただきありがとうございました。5月3日、4日がピークで阿蘇ベースでも満室のところ、ダース単位のお問い合わせ電話がありましたがお断りせざるを得ませんでした。みなさん野宿などしなくて済んだか心配ですが、ゴールデンウィーク期間の痛ましい野宿事件、事故等のニュースは聞いておりませんので、もし『ワタシ、ゴールデンウィークは泊まるとこなくて野宿だった。』という方も後々のちょっとした話のタネになると思えば貴重な経験だったかもしれません。

今日からはスカスカというとちょっと言い過ぎ程度のそれなりに余裕のある空き具合ですが、仙酔峡のミヤマキリシマはこれからが本番です。阿蘇はどの時期に来てもそれぞれ良いのですが、この時期の阿蘇もお見逃しなきよう(下の写真は去年のです)。



ところで本日ポストカード用の切手を買いに近くの郵便局に行ったら、なんと70円切手は4月で廃止されたのだと聞きました(海外に送るポストカードの切手代は70円です)。オリンピックを6年後に控え、訪日外国人旅行者数2500万人をそれまでに目指そうとしているらしいこの現代日本で、海外からの旅行者が必要としている70円切手を今廃止って…。何ヤソレ?という感想です。ゲストさん用の70円切手を定期的に大人買い(?)する私を知っている窓口の局員の方も、『なんか知りませんけど上のほうで(人差し指で上を指しながら)勝手に決めちゃって…。いるところではいるのにねぇ。』なんて困惑気味でした。

仕方ないので50円切手と20円切手の2枚を貼るしかありません。その切手1枚分の面積が増えたことによって、最後のひと言、例えば"I love you."と書こうとしたところ "I l"としか書けなくなって、“何?何なのこのヒト、なんかキモい…。”などと思われる方がでたらどう責任を取るつもりなのでしょう。


だからですね、いっそのこと海外へのポストカードも値上げして82円にすればいいじゃん、と思うのですよ。


ちょっとググってみたらアメリカでは海外へのポストカード送付の切手代は$1.15(約116円)、カナダなんか、ホントなのかと思いましたが$2.5(約230円)もしてました。

70円から82円の、この12円の値上がりに目くじら立てて怒る人は少ないんじゃないかと思いますし、なんてったって82円にすれば切手の種類が豊富になります(じゃあ勝手に82円切手貼ればいいじゃんと思うかもしれませんが、ゲストさんに売る私達にしてみたら70円で送れるところ82円で買ってとは言えないわけですよ)。何より今までのようにシジュウカラさん一匹に負担を丸投げするようなこともなくなるし、日本郵政株式会社の収入もほんのちょっぴり増えるだろうし、みんながハッピーになるんじゃないかと思いますがいかがでしょう。

2014年4月25日金曜日

嵐の前の更新。

大変久しぶりの更新になってしまいました。

4月は3月とは打って変わって海外からのゲストさんがありがたいことに結構増えまして(3月は日本人ゲストさんが例年より増えましたが、4月は逆に減りましたね)、また他にも普段と違う諸事情でばたばたと忙しくしておりまして、ブログを更新する気力などゼロと言うかマイナスでした。よーやく今週から諸事情も落ち着きはじめ、ゲストさんの動きも嵐(ゴールデンウィーク)の前の凪状態で、今を逃すとゴールデンウィーク後になりそうなのでこうしてなんとか書き始めています。

私達が水面下、時々耐えきれず水面上でばたばた忙しくしている間も世の中は関係なく悲劇喜劇で満ち溢れ、阿蘇ベースでは毎日レンタカーで阿蘇周辺をぐるぐる観光しながら5泊もしていただいたイギリスのご年配夫婦や仕事を辞めて将来に悩みつつとりあえずふらふらしている若者や、ウチではさほどめずらしくはない仲良し同姓カップルさんや何年か振りに阿蘇ベースに来られたリピータの方やついこないだ来られたリピータの方やそのほかにもたくさんのゲストさんにご宿泊いただきました。ありがとうございました。

こないだ2,3年か振りに阿蘇ベース宿泊された方は前回宿泊した時にここで知り合った方と未だ連絡取り合っているとのことを教えてくれました。そういうことを聞くのはとてもうれしいですね。宿冥利に尽きるというか。


明日からゴールデンウィークです。ゴールデンウィークは5月の3、4日がピークなのでしょうか、その日ばっかり問い合わせが多く、すでに結構お断りしてますが(ただキャンセルもあり、まだ1、2ベッドは空いてます)、他の日はまだそれなりに空きもありますので、どこ行こーかまだ決めていないというのんびり屋さんは是非阿蘇も視野に入れてもらって、阿蘇ベースもついでに視野に入れてもらって、その勢いで予約もしてしまいましょう。人生ときには勢いも大事です。

草原が緑色に変化していくこの時期、山登りなどいかがでしょうか。私も行く行くといいながらこの時期になるまで山に行けてませんので反省してます。ゴールデンウィーク後には必ず。

それではみなさまよい休日を。

2014年3月20日木曜日

韓国でこんなものを食べてきた。

日韓関係がいつにも増してにキンキンに冷え切っている今日この頃ですが、先日の休みに韓国にほんの少しだけ行ってきました。


ご存じの方はご存じなのですが、私の奥さんは韓国人なので韓国に行く場合は、『さあ、韓国のいいところを見せてごらんなさいっ!』と言わんばかりにふんぞり返りながらも、奥さんの後を子供のようにトコトコとついてまわるような、いささか残念な旦那というか人間になってしまいます。不本意なのですが。


今回は釜山と、奥さんが幼少のころ住んでいた晋州(ジンジュウ)という街に初めて行ってきました。彼女にとって何十年ぶりというその街で、ここは昔父が何々したところだとか、この教会こんなに小さかったっけとかそんな説明をいろいろ聞きながら街をぶらぶら歩いたノスタルジックな小旅行となりました。


私としては観光というより、とにかく韓国料理を食べることだけを楽しみにしていましたので、韓国でこんなものを食べてきたぜ、というのをサラッとご紹介します。




まずはコレ、




うなぎです。この晋州市ではうなぎが名物で川沿いにうなぎ屋さんが数軒並んでいました。奥さんも昔何回も行ったことがあるというその中の一番の老舗で食べてきました。韓国ではうなぎはこのように甘辛いタレで焼いて、葉っぱに包んで食べるのが一般的だそうです。うなぎの下には刻んだ玉ねぎが敷いてあります。韓国らしくたくさんの種類の小皿がついてきました。韓国では普通らしいですが若干グロテスクな虫の炒め物もありました。全然食べられますが、今後積極的に食べたいかと聞かれたらそうでもないと答えます。うなぎはやはりうなぎなので当然かなりウマいですが、日本のウナギの蒲焼きとどっちがいいかと聞かれれば蒲焼きがいいと答えます。でもまた食べたいです。冷麺は韓国に来たら一回は食べなきゃと言う奥さんのリクエストです。



そしてコレ、



これは奥さんが子供のころの同級生の両親がやっているというスイーツのお店のチンパン(蒸しパン)というものです。昔と変わらず小さくて古くさい、オシャレさのかけらもないお店ですが、遠くからお客さんがコレ目当てではるばるやってくる超有名店で、メニューは一種類(季節によって違うらしい)。

簡単に言うと小さいあんパンにあんこベースのたれが掛っているという、何となくどこでも同じようなものは作れなくはなさそうですが、何かクセになる秘密もあるような気もします。写真を見てると今でもまた妙に食べたくなります。

開店してすぐの時間にお店に行ったのですが、すでに狭い店の中はお客さんで一杯。毎日何個販売と決めていて、昼少し前に開店なのに午後の早い時間には売り切れてしまうそうです。『店を大きくしない(増やさない)。たくさん売らない。それなりに生活できる分売れれば十分。』というお店の姿勢も潔くて男前です。店構えの写真など撮り忘れましたけど、こんなお店はなかなか観光客では分かりづらいと思います。韓国人が身近にいることの特典はこんなところでしょうか。


写真は撮ってなかったのですが、この街には昔ながらの市場が街の中心にあり、生鮮食品からキムチ、たくさんのお惣菜類などなどバラエティに富んだ韓国の食べ物が売っています。この街で一週間くらい部屋を借りて、市場でいろいろなおかずを買ってご飯だけ自分で炊いて食べまくるのはさぞ楽しかろうと想像しました。




そして釜山に移ってチャジャン麺 。ウマいですが、細切りのキュウリが致命的に邪魔してます(←キュウリ嫌い)。




そしてマンドゥー(韓国餃子)。なんか変わった形ですがウマかったです。




行列のできるホットク(甘い焼き(揚げ)パン)屋さん。ここが元祖とのこと。いろんな種類のナッツが入ってます。



今回韓国に行って円安の影響もあり、食べ物が安いという感覚はほとんど無かったのですが、かなりお得だと思ったのがコレ。



ホテルで取ったいわゆる韓国的中華料理の出前です。これで16000ウォン(1600円弱)。

この写真だとイマイチおいしそうさが伝わってないですが、どれもかなりウマかったです。この韓国チャンポンはエビやら貝やら魚介たっぷりの出汁が利いていました。日本の白濁スープチャンポンもいいですが、これはこれで好きです。チャーハンには韓国ではチャジャンがかかっているのが普通、というのは初めて知りました。そしてタンスーユク(豚唐揚げに餡をかけたもの)も相当ウマかったです。これはセットメニューですがお腹が空いていても私達ふたりでぎりぎり食べられるかどうかというボリュームで(ビールも飲んだので結局翌朝の朝ごはんにもなりました)、なお且つ本格的なウマさで少し感動してしまいました。40年やっているという出前のお店ですがおススメです。



今回は期間が短すぎたので他にもまだまだアレとかソレとか食べてみたかったという心残りもたくさんあるのですが、まあいつかまた行くこともあるでしょう。これから韓国に旅行を考えている方の中で、何か気になる食べ物があるという方はご遠慮なく阿蘇ベースのスタッフに聞いてください(出来れば泊まってね)。

2014年3月12日水曜日

中岳火口規制解除のお知らせ。

本日3月12日、阿蘇中岳火口の噴火警戒レベルが2から平常の1へ2ヵ月半ぶりに戻りました。


今年はひょっとしたらずーーーっとレベル2が続いてしまうんじゃないかと最悪の事態まで考えないことはなかったので、3月の本格的な観光シーズン前という思いのほか絶妙なタイミングでの規制解除に阿蘇やまの神様に感謝の気持ちでいっぱいです(-人-)。40に手が届きそう(かひょっとしてすでに届いてしまっているのかは内緒)なおっさんが思わずが絵文字を使ってしまうほど感謝の気持ちでいっぱいです。

というわけで火口から高岳登山のルートが通行できるようになり、山登り目的のゲストさんもこれからじわじわ増えてくれるんじゃないかと期待しております。私も出来れば近いうちに一度登ってきたいと思ってます。

2014年3月9日日曜日

ヘルパーさん募集してます。

今まだ阿蘇ベースではヘルパー募集してんのかなー?と疑問に思っている方がひょっとしたらいらっしゃるかもしれないので、ここらへんでまた声を大にして言っておこうと思いますが、阿蘇ベースでは現在ヘルパーさんを募集しています。絶賛募集中です。誰が絶賛しているかはご想像にお任せしますが、とにかく募集中です。


ヘルパーってどうゆうもん?っていう方の為に一応ご説明しますと、1日3時間程度の主に清掃のお手伝いをしていただいて、給料が出る代わりに宿泊費が無料になる、というシステムです。フリーアコモデーション、略してフリアコとも言います。

やはり“外人さんが来るとこ”とよく言われてしまう阿蘇ベースですので、

・外国語を話す機会を作りたい。
・国際交流的なものに興味がある。
・海外に旅に出る予定だが、もう少し先で時間があるので外国語の勉強がしたい。

という方には非常にいい環境だと思います。他にも、

・仕事を辞めて人生思案中。
・長期旅中だがしばらく落ち着きたい。
・将来阿蘇に住むことも視野に入れている。
・都会の生活に疲れた。
・毎日途方に暮れている。
・なんか楽しそう。

という方もどうでしょうか。さらには、

・掃除のことを考えるとアドレナリンがでる。
・ベッドメイキングのプロになって、プロフェッショナル仕事の流儀に出たい。

というような方にもぴったりだと言えるでしょう。

尚、ヘルパーさんには個室を使っていただけますので、集中して勉強したい時や、今はひとりになりたいの、というブルーな気分の時にも対応してます。休む日は相談して決めますが、5勤1休の割合でお休みもあります。


というわけで、阿蘇ベースでは現在ヘルパーさんを募集してますので我こそはと言う方は、

1.お名前
2.希望期間
3.年齢
4.電話番号
5.志望動機・自己紹介

をお書きの上、とりあえずメールで(asobase@aso-backpackers.com)ご応募ください。質問などは電話でもメールでもお気軽にどうぞ。

コチラ過去のヘルパーさん募集の記事ですので参考にしてください。それではご応募お待ちしております。

2014年3月5日水曜日

タンカ。

数か月前もネパールに行っていたというマレーシアのLさん。

阿蘇ベース内のどこか目立たないところにひっそりと飾られているタンカ(仏画)を発見すると、「これはどこで買ったんだ?ベリーグッドタンカだ。細かいとこまで良く描けてる。今これはけっこう高いよ(英語です)!」と、何やら事情通とおぼしき態度で熱心にそう語ってくれました。

昔は安かったけど今は凄く値上がりしているとのことなので、それじゃあこれ今だったらいくらくらいしますか?と試しに聞いてみると、「2、3千US$はするだろうね。」だそうです。



このタンカは、昔私がネパールを旅行していた時、何故かどうしてもタンカが欲しくなり、カトマンズの街中探し回って何千ドルもする高いのから10ドルもし ない安しょぼいものまで相当な数見て回り、そしてカツカツ旅だったけれど、何とか手の届く値段で最高(と思った)ものを相当値切って買ったものでした。

Lさんが何の仕事をなさってるのかは結局聞かなかったのですが、古美術品などのバイヤーなんじゃないかと勝手にニラんでます。ゲストハウスのスタッフ歴5年弱の私がそうニラむのですからおそらく間違いないでしょう。そしてそのLさんが2、3千ドルというのですからおそらく間違いないでしょう。


実際のところ100ドルも出してないんですけど、それが今や2、3千ドルもするとは私の目利きもたいしたもんです。


彼はこんなとこに飾っといちゃダメだよ、とアドバイスしてくれましたが、目立つところに飾るのは奥さんが強く反対するので、目立たないところに飾ってます。気付かなかった方も多いんじゃないかな。これから阿蘇ベースにお越しのみなさま、2、3千ドルするらしいのでそのつもりでどうぞじっくりご鑑賞ください。


2014年3月3日月曜日

メッセージ。

3月に入り、以前のような厳しい寒さも少しずつ和らいできたと同時に目も痒くなりだした今日この頃、まだまだゲストさんは少なめですが、ぽつぽつと予約も入ってくるようになりました。今のところまだ噴火警戒レベルは2のままですが、3月は野焼き、火祭り、阿蘇神社の火振り神事と一気に阿蘇観光に勢いが出てきます。出てきてほしいです。


さて、こんな感じのゲストさんの写真は久しぶりになりますが…。



旅行中にいろんな人にメッセージを書いてもらっている、自転車旅行のOさんです。出してもいいですか?と聞いたらお任せしますと言われたので、遠慮なく晒させて出させていただきます。



彼は4年前も阿蘇ベースに泊まったことがあるというので今回2度目でした。彼をパッと見たとき何か以前見たことあるようなモヤモヤ感がたしかにあったのですが、確信が持てないまま、先に「以前にココに来たことあるんですよ。」と言われてしまいました。こんなときは今までも何度かありましたが、秘かにちっくしょーヤラレタ、と思います。後からジツはなんか見たことあると思ったんですよ、とか言うのもなんとなくウソ臭いじゃないですか。


どことなくシャイな雰囲気のあった彼ですが、手書きの九州マップの上にいろんな人からメッセージを書いてもらいながら旅行していました。私も書いてくださいと言われて、へーそんなことやってもらうんだ、と勝手に少々シャイな人だなと思っていた私は少し驚きました。これだけ書いてもらってんだからさぞや長い旅行なんだろうと勝手に思っていたら、10日間の旅行の8日目と聞いてさらに驚きました。意外とガンガン行くタイプなんですね。私がもし同じことをやるならこれだけ書いてもらうのに2年くらい旅行しないといけないでしょう。



また来てくれてうれしかったです。まだまだお休みにはいろいろなところを周ろうと計画しているようですが気を付けて旅行してください。是非阿蘇にもまたどうぞ。

2014年2月24日月曜日

再開しました。


お久しぶりでございます。1ヶ月半ほどお休みをいただき、充電やら放電やらしていましたが、本日2月24日から阿蘇ベース再開しました。

阿蘇の山々はまだ真っ白です。雪が積もることは滅多にない地域に長いこと住んでいたので、基本的に雪が降るとわくわくするのですが、今年は自分でもまさかと思いましたが、初めて雪に“うんざり”してしまいました。

雪にうんざりもしたことですし、できれば南の島でばけーしょんなどしたかったのはヤマヤマでしたが、諸々の事情により若干引きこもり気味のお休み期間でした。ですからと言いますか、それなりにしっかり休みましたのでホスピタリティも充分チャージできたんじゃないかと思います。来年の休みまで切らさないように大事に使いたいと思います。今シーズンもがんばりますのでみなさまどうぞよろしくお願い致します。


追).勝手ながら休み明けには戻ってほしいと願っていた阿蘇山の噴火レベルは、願い空しく2のままなので相変わらず火口から半径1km以内は立入禁止です。早くレベル1に戻ってほしいところですがいつまで続くのやら…。

2014年1月7日火曜日

フライングします。

HPでもお伝えしております阿蘇ベースの冬季休業にもうすぐ入るつもりだったのですが、7、8、9日と予約が入りませんでしたので、フライングさせていただいて今日から休みに入ることに決めました。

この仕事がイヤだとかそういうことでは全くないのですが、休みがうれしいかと聞かれればはなぢが出るほどうれしいと答えるでしょう。

このありがたくも降ってわいた3日を有効にうだうだ使いたいと思います。そして休みはきっちり休み、営業中ではなかなかできないことをしたり、小旅行などにもちょろちょろと行けたらなと思っております。


再開は2月24日(月)からになります。冬季休業中もご予約やお問い合わせなどは受け付けておりますのでご遠慮なくどうぞ。再開明けからのヘルパーさんも募集中です。


というわけで阿蘇ベースは2月23日まで閉めさせていただきますが、再開明けからまたがんばりますので、どうぞよろしくお願い致します。

2014年1月1日水曜日

あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。

昨年来ていただいたたくさんのゲストのみなさま、支えてくださったみなさま、ありがとうございました。

家族経営の小さな宿ですが一応の経営者として、遅ればせながら昨年を少し振り返ってみると、おかげさまで、5年目にして初めてそれなりに満足のいく部屋稼働となりました。

“外人さんの泊まるとこ”と言われてしまう阿蘇ベースですので、阿蘇にもこんな宿がある、ということが少しは知られてきたからというより、単純に訪日外国人増加の影響による稼働率UPだったんじゃないかなと思っています。



ただ昨年がそれなりに良かったといって、今年も大過なく順調に過ぎるとも限りません。現在も噴火警戒レベルが2(平常時は1)になっており、阿蘇観光の目玉とも言える火口すぐ横からの火口内部の見学はまだ出来ませんし、活発な活動を続けている火山である阿蘇ですから常に安心はできません。しかし私が心配しようとしまいと、霊山阿蘇にとっては、あたりまえですが知ったことではないので無駄に心配し過ぎないようにしています。

ドカンとでっかい噴火でもしてしまおうものなら、『あちゃー』とかつぶやきつつ青くなるのは目に見えてますが、リスク管理としてどうしたらいいかといういいアイディアは今のところさっぱりありません。けせらせら精神で何とか乗り切れないものかと夢見ています。


とにかく今年も変わらず、来ていただいたゲストさんが『阿蘇ベースにしてよかったー』、とひとりでも多く思っていただけるよう、ゲストさんの立場に立った改善をひとつひとつ重ねて、宿としての総合的なクオリティを引き上げていきたいと思っています。



それでは本年もASO BASE BACKPACKERSをどうぞよろしくお願い致します!