仙酔峡からスタートして阿蘇の山々で一番高い高岳に登るルートは山登りのゲストさんには一応ご案内するのですが、その高岳に至る一般的且つ最も急なルートが仙酔尾根、通称バカ尾根と呼ばれるルートです。高岳には私も何度か登ってますが、仙酔尾根は今まで下りしかしたことがありませんでしたので、一応一度は登らんといかんかなぁ、と心に引っ掛かっていたのですが先日ようやく隙を見計らって登ってきました。
あまりの美しさに仙人すら酔ってしまったという言い伝えが仙酔峡の名前の由来です。美しい風景を見ると体内でアルコールが醸成されるのか、ナチュラルに酔えてしまうとはさすが仙人、X-Menばりの特殊能力です(敵を倒せそうにないのが残念ですが)。世界の車窓からを見る度にほろ酔い気分が味わえそうな大変羨ましい能力ですが、阿蘇に住んでいる私にとってはアル中になりそうで危険です。
しかしながら今年の仙酔峡のミヤマキリシマは、どうやら火山ガスにやられたらしく残念ながら例年の1~2割程度しか咲かなかったそうです。今後4、5年はダメかもなぁ、なんて声も聞こえます。
本来ならこの時期、この山肌一面ピンクの花々が咲き誇っているはずなのですが…。早期の再生に期待します。
あんまりここは登りたくないなぁと下りるたびに思っていた仙酔尾根ですが、ひぃひぃ言いながらも思ったより早く1時間半ほどで頂上へ。しかし登る途中は上を見ると荒い呼吸にため息が混じったりしました。見上げるとこんな感じ。
帰りは一般的なコースではないですが阿蘇ベースイチ押しの沢コースで。
と言う感じで久しぶりの山登りでした。6月は若干ゲストさんの少ない月になりますので隙を見つけてまたふらふら外出できたらと思ってます。
2014年5月31日土曜日
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6/1から3泊お世話になりました中島です。
返信削除仙酔峡気になってたのですが、見頃を過ぎていたと思い行きませんでした。火山活動が落ち着くといいですね。
ありがとうござぃました。
中島さん、
返信削除火山活動は現在とりあえず落ち着いてますが風向きによって火口周辺が立入禁止になります。他の季節の阿蘇もいいので(というか天気が良ければいつもいいです)、まあ遠いですけど機会があれままた是非おいでください!どうもありがとうございました!