2014年10月9日木曜日

イタリアで褒められる。

秋ですね。

『女心とタイの予約』とは宿業界ではよく言われることですが、阿蘇の噴火警戒レベルは今のところ変わりなくレベル2のまま。秋も深まってきた行楽シーズン真っ盛りの今日この頃、阿蘇ベースでは10月らしくなかなか賑わったり、レベル2らしくぽつぽつだったりしながら日々変わらぬテンションを意識しつつ元気に営業しております。


私がブログをサボっている間、御嶽山が突然噴火して残念ながら登山者に多数の死者が出る被害になりました。今朝のニュースでは霧島でも不穏な動きがあるとかなんとかで、富士山も私が昔学校で習ったような休火山などではなく、現役バリバリの活火山であることが現代では周知の事実になっており、周辺にお住まいの方々も一抹の不安をお持ちだと思います。

活発に活動中の火山である阿蘇のふもとに暮らしている私達も不安が無いかと言えばそんなことはないですが、はっきり言って中岳火口で噴火が起こっても阿蘇ベースが火砕流に飲み込まれるとか、噴石が飛んでくるとかそんな心配は全くしてません。せいぜい火山灰の心配くらいです。人口密度の高い東京に住んでいる方々の地震等の天災に対する不安のほうが、火山のふもとで暮らしている私達より遥かに大きいのではないかと想像します。私の不安の99%は噴火によって観光で阿蘇に訪れる方々がいなくなることで、借金返し終わるまで何とか持ってくれないかなどとムシのいいことを考えてます。まあ、9万年程前に起こったと言われている北海道まで大量の火山灰を降らせたASO4( 太古の昔の大噴火にアソワンからアソフォーというクールな名前が付いている)クラスの噴火ともなれば、九州全域が火砕流に飲み込まれるらしいのであきらめもつくというものです。

現在火口から半径1キロメートルが立入禁止になっているのは突然の噴火があったとしても、噴石が飛ぶ範囲がせいぜい1キロメートルという見込みがあるからでしょう。山歩き押しの宿、阿蘇ベースですので何となく火山って不安、と思ってらっしゃる方々にも、この暑くも寒くもない絶好のこの季節、少し遠くからでも噴煙がモクモクと元気に立ち昇る雄大な阿蘇の景色を楽しんでもらえたらなあと思います。



ところで先日、イタリアのとあるウェブサイトで阿蘇ベースが褒められました。多分日本の方は誰も気がつかないだろうと思い、その誰にも気づかれない寂しさに耐えるのも寂しいのでここでお知らせします↓。

http://www.skyscanner.it/notizie/i-10-ostelli-piu-belli-dellasia

"the 10 best hostels in Asia" という記事です。私が自分で書いているのではないので勘弁してください。イタリア語なのでなんて書いてあるのかは分かりませんが褒めてはくれているようです。

そこらじゅうに世界遺産があり、皆国内旅行で満足しているからなのか、欧州の他の国々よりバックパッカーが少ないイメージのあるイタリアですが(現に阿蘇ベースではイタリア人の宿泊者は2014年でいまのところ7人のみ)、こんな地方の小規模ホステルに目を付けてくれたイタリアの記者の方に感謝します。グラッツェ!

2 件のコメント:

  1. 僕にスペイン人の義弟ができました。

    その義妹夫婦が10日くらい前にASO BASEにお世話になりました。楽しい旅ができたと満足していましたよ(^^)

    僕たち家族もまた伺うのを楽しみにしています。

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  2. そうなんですか。あの方々かな。そんな時は心の準備をしたいので是非お越しになる前にお伝え下さい。
    またのお越しをお待ちしております!

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