2015年9月16日水曜日

噴火して思うところ。

結果論という言葉はだいたいにおいてネガティブな意味で使われます。「それは結果論にすぎない。」とかですね。一方でスポーツ選手などは特に負けたときなどよく「結果が全てですから…。」とうつむきがちコメントされることもあります。死力を尽くした感動的な試合などは、負けた方だって評価されますし、結果も時が過ぎれば過程になるし経験にもなりますから、私は結果が全てとは全く思いませんが、結果とは常に人々の関心を集めるものです。


今回の噴火は阿蘇ベースから直接ライブで見ていました。今までも噴火はあったし、また先の冬季休業中に立ち寄った桜島では噴火をなかなか近くで見ることが出来たものですから、全国ニュースのトップでやるほどセンセーショナルな報道をされるとはその時は正直思いませんでした。


確かに今までにあった噴火より規模は大きかったですが、結果的に観光客の方や働いている方にけが人を出すこともなく速やかに避難することが出来ました。結果論で言うと火口周辺1km規制の噴火警戒レベル2でも問題なく対処できた、と言えなくもないと思います。

たまたま運よくひとりのけが人もなく避難できたのか、レベル2の半径1km規制でも今回規模の噴火ならば十分対応できるのか、実際のところはよく分かりませんので“結果論にすぎない”、のかそうでないのか、“結果が全て”とはやはり全く思わないですけど、まあ結果的には良かったと思います。


今の状況としましては草千里までは行けますが、レベル2状態で山登り目的で来られた方におススメしていた杵島岳、烏帽子岳、往生岳、高岳の登山はレベル3になった現在のところ、残念ながらすべて規制されておりますね(昨日は烏帽子岳だけは規制なしだったんですけど)。阿蘇市役所のHPを参考にしています↓のでご覧ください。

阿蘇中岳警戒情報

もしそのどれかの山に登山中、今回のような突然の噴火があった場合どうだったのか。私が想像するに、火口からの距離がありますので生命に関わるくらいの危険はまず無かったと考えられますが、風向きによってはゴーグル、マスク(タオルでもとりあえずは良いと思う)を持っていなければ灰とガス臭で結構大変だったかもしれません。今後20年、武勇伝として語れる価値のある経験になると思いますが(←不謹慎なので小声)




阿蘇ベースにも報道機関の方が来たり電話がかかってきたりしていろいろ聞かれましたが、今回たまたま見た噴火のテレビ報道で、細かいことですが違和感を感じたところがありましたので書きます。


火口から7kmの地点での現地リポートでしたが、リポーターの方が葉っぱの上に積もった火山灰を見せて「このように火山灰が降りました。」とか何とか言っていました。いいんですよ視聴者の方に灰が降ったことをお伝えするのは。しかし、それを見たときテレビに向ってツッコミましたよ、「そのヘルメット、いる?」って。そこ火口から7km離れてんでしょ(因みに阿蘇ベースは火口より直線距離で約6km)。それじゃアンタはアレか。雪が降った後の現場でヘルメット被ってリポートするのか。桜が散った後の桜並木のリポートでヘルメットを被るのか、と。

酔っぱらいを追っ払うのにアイアンマンを呼ぶようなもんで、ヘルメットも(イヤ、オイラこんなとこで使われる為にヘルメットになったんじゃねーけどな。)思っているはずです。ヘルメットを災害現場感を演出するための小道具として使ってんじゃねーよ、と思いました。細かいことですけどね。


また阿蘇のとある小学校を取材していたテレビ報道にて。子供達が外で運動をするときマスクをさせています、とのことでマスクをしながら鉄棒などをしている子供達が映っていました。この小学校は阿蘇ベースよりさらに4km近く火口から離れた距離でその当時火山灰が流れていった方向とは全く逆の方向に位置しています。

…イヤイヤイヤイヤ。『今は火山灰が逆の方向に流れて行ってるからいいけど、こっちに来たらマスクしなさいよーっ!』と教えるのが教育でしょうが。この学校ではいつもそうしているのかは分かりませんけど、去年から噴火状況と風向きによっては火山灰なんてこちらの方向にも何度も来ているでしょうに、自分のアタマで考えて状況を判断させることを教えず、何でもかんでも杓子定規的に噴火したからマスクしなさい、とは火山のふもとにある阿蘇の学校としては情けない。
穿った見方かもしれませんが、テレビが来てるからウチはちゃんとやっていますよ的なアピールとしてマスクさせておこう、としてんじゃないかという印象も受けたんですけど実際はどうなんでしょう。

とにかく噴火直後から阿蘇ベースにご予約されている方、日本国内海外問わず問い合わせに追われてまして、キャンセルもどしどしありますけれど、私はレベル2にはほどなく戻るんじゃないかなと予想しています。

3 件のコメント:

  1. 自分の頭で状況判断できるように教えるのが教育、というのは心から同感です!自然の中で生きているのだから、人間は知恵を身に付けないと‥(私も‥)。
    今回の噴煙は、なかなかの迫力ですね。阿蘇の風景の印象がこんなに変わるんだと驚きました。さすが阿蘇‥本当にいろいろな表情が隠れていますね。
    阿蘇山がこのまま無事に落ち着いてくれることをお祈りしています。

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  2. どんな状況か気になっていましたが、お元気そうで何よりです。

    中々息子のサッカーで忙しくて阿蘇に行けていませんが、また必ず行きたいと思っています。阿蘇ベースの壁にあった貼り紙に毎週何曜日かにフットサルをしていると書いてありましたが、それはどんな感じのイベントですか?

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  3. さとさん、
    コメントありがとうございました。
    噴火もすることも含めて阿蘇はスバラシイです。大昔に“クリープのないコーヒーなんて…”という名コピーがありましたが(若い人には通じない)、“噴煙のない阿蘇なんて…”とも山を眺めてると思いますもんね。


    Takahashiさん、
    お久しぶりです。すみません、私参加したことが無いのでどんな感じかはちょっとよく分かりませんが、asovigoさんはサッカースクールやってらっしゃるのでそこの生徒さんたちとフットサルして楽しめるんじゃないかと思ってます。何でしたら電話して聞いてみますんで、またご予定が決まりましたらお尋ね下さい。
    またのお越しをお待ちしております!

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