2011年1月13日木曜日
トウガラシの辛さとマスタードの辛さ。
先日、Momoさんという、お父さんが日本人でお母さんがドイツ人の見るからに優しそうな、そして実際とてもジェントルマンなジャーマンの若者にご宿泊いただきました。Momoといえばエンデのあの名作のイメージが強いので、女性の名前なのかと思ってましたが、だいぶ前のオーストリアのゲストさんにおススメされて最近読んだ『ペルセポリス』というイランのマンガ(とても、良かったです)にもMomoというモヒカン男性が出てきたし、特に女性の名前といういうわけではないようです。
話はすこし逸れますが、以前エンデのMomoを読んで、とてもカンドーしたので私がオーストラリアにいたその昔、英語でも(勉強の為に)読んでみようとしたことがあります。本屋さんで探してそれを見つけたとき、表紙のMomoが私のイメージとあまりにもかけ離れていて「いや、モモはこんな子ちゃう。」と少しだけ怒りが湧いてしまったのを覚えています。
こんなです↓。
今回書こうと思ったのは実はそんなことではなく、彼が帰り際に「おいしいから食べてよ。」プレゼントしてくれたマスタードでひとつ思うところがあったので、そのことをすこしおはなしさせてもらおうかと思います。
辛い、辛いと一口に言いますが、辛さには種類があり、トウガラシの辛さとマスタードやワサビの辛さは全く違います。
トウガラシに代表される、よく火を吹くように辛いと形容される辛さは、ホントぉーに辛いのに当たってしまうと水を飲んでもダメ、走り回ってもダメ、ただただ汗をかきながら真夏の犬のようにハァハァと舌を冷やす呼吸法で辛さが引くのを時間をかけて待つしかない“ヒーハー発汗系”の辛さです。
対するマスタードやワサビの辛さは鼻の奥のほうに瞬間的にガツンと来る“ツーン涙目系”の辛さです。
この全く違う辛さをひと括りに“辛い”としてしまうのは形容詞としてやや無理があるのではないか、と結構昔から思ってました。
例えば、ワサビなどのツーン涙目系の辛さはカラいではなく、カツい(カラくてツーンとくる、の略)にする、とかですね。「うぉ、カっツ!!ワサビ効きすぎこの鉄火巻き!」とか言ってもそれほど違和感を感じないような気がしますがどうでしょう。
そしてMomoさんのくれたマスタード、やはりそのへんのスーパーの洋風ねりからしとはひと味もふた味も違ってとてもおいしいです。結構なスピードで消費させてもらってます。どうもありがとう!良い旅を!
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