2012年7月29日日曜日

暑い。

今日も暑かったです。阿蘇は熊本市内と比べると3~5℃くらい気温が低く、比較的過ごしやすいとは言え連日の30℃越え。暑いものは暑いです。


『暑いことに価値は無い。もし水遊びが出来ないならば…。』


と、どこかのハードボイルドな人が言っていたような気がします。逆に言うと水遊びさえできれば、ガンガン暑くても構わない、ということになるかと思います。


私は全くその通りだと思ったのですが、よく考えてみるとそれは私が言ったことだったのでハードボイルドというのは甚だしい勘違いでした。



川に泳ぎに行きたいんだけどなぁ…。

2012年7月28日土曜日

デスパレートに必要です…。

『デスパレートな妻たち』というおそらく女性しか見ない(←偏見?)アメリカ発のテレビドラマシリーズがあります。
なんとなくデス(死)とかパレート、パレード(行進)的なイメージから魔女の奥さんたちがアンタんとこの旦那はどーだこーだ、とか誰誰が浮気したから魔法で懲らしめてやるだとかそんなドラマなのかなと漠然と思ってました。

私はやはりここは男らしくこのドラマを見たこともないし興味も全くないのですが、このデスパレートというはなんぞやとほんのすこしだけ気になっていました。

で、このデスパレート、実はdesperate[de'spərət]といことが判明するまでもなく判明。以下スペースアルクさんより、

 desperate

【名】

    《the ~》絶望した人々

【形】

    1.〔事態などが〕絶望的な
    2.〔人・行動などが〕自暴自棄の、やけくそになった、捨て身の
    3.〔人が~を〕したくて[欲しくて]たまらない
    4.〔試み・努力などが〕必死の、死に物狂いの
    5.〔戦いなどが〕決死の、血みどろの

原題『Desperate Housewives』。日本語でぴったりの訳がなかったので『デスパレートな妻たち』のような日本人としては“?”なタイトルになったのだと推測します。


そしてそれがどうしたか、というと、実は今阿蘇ベースでヘルパーさんが、“Desperately”必要なのでどうぞこの機会にご応募ください、ということを言いたかっただけなのであります。


決して怖くはありませんので興味のある方はコチラ asobase@aso-backpackers.com かコチラ 0967-34-0408 まで是非どーぞ。

2012年7月24日火曜日

阿蘇登山バス通常運行に戻る。

というわけで、火口へのバスが通常どおりの運行に戻りました。途中片側交互通行の箇所がありますがいつものルートです。

本日も暑くなりました。これからが夏本番。スタートで完全にずっこけてますが、カール君のような後半の追い上げを是非とも見せたいところです…。

2012年7月23日月曜日

火口への道路通行可。

坊中線と言われる阿蘇ベースの横を走る阿蘇駅から火口へ向かう道路、1箇所大きく崩落している箇所があり通行止めになっていましたが、本日から片側交互通行での通行が可能となりました。

崩落個所が結構ごっついので大型車両であるバスは今晩もう一度慎重に調査してから通行可かどうかの判断をするとのことです。通行可なら迂回路での1日4本の臨時ダイヤを直ちに1日7本の通常ダイヤに戻すそうです。



梅雨明けもしたようですので、これから徐々に訪れる方も増えてきてくれると思います。しかしまだまだ「そちらはどんな様子ですか?」「行ってもいいんですか?」といった問い合わせをよくいただきます。



博多華丸さんか川平慈英さんにひとことビシッと言ってもらえないかお願いしたい気持ちでいっぱいです。

2012年7月18日水曜日

来てもいいんです。

阿蘇ベース横から阿蘇山に向けて走る道路は一時期片側交互通行も行ったようですが、7月18日現在また通行止になっております。

しかしながら本日より阿蘇登山バスの運行が再開されております。阿蘇山の西、熊本方面から山に登る道路は通行に支障が無く、阿蘇駅からそちらまで回り道して、火口のロープウェー乗り場まで運行します。本数は通常より少なく1日4本となっております。

ロープウェイ含む山上の施設は通常通り営業しております。阿蘇方面の道路状況などまだまだ災害の混乱は続いており、河川の氾濫により広域で床上、床下浸水の被害を受けた隣町の内牧等でもボランティアを必要としています↓。


http://www.aso.ne.jp/a-syakyo/news/index.cgi?mode=dsp&no=3&num

しかし幸いにも被害の少なかったところでは通常の営業もされております。阿蘇で観光業に携わっているものとしては、今ここに“遊びに”来るのは不謹慎だとか遠慮しといたほうがいいだとかそういう空気は作りたくはないです。いいんですよ、火口見て「わー!」とか「おおー!」とか言いながら記念撮影したって。阿蘇は変わらず美しいですから。


2012年7月15日日曜日

登山バスについてお知らせ。


阿蘇駅から阿蘇山のロープウェイ乗り場に行く道(阿蘇ベース横の道)が途中から通行止めになっております。よってその道を通る阿蘇登山バスが本日7月15日現在運休しております。

回り道をすれば車で火口まで行けますが、バスで行くつもりだった方は今のところ無理です。

様子を見て来ましたが、道路に石や岩がごろごろ散乱しており、崖崩れ跡もありました。石や岩をどけるのはすぐだと思いますが、1箇所道路が崩れていたのが素人目にもやっかいそうです。片側交互通行で通すのかどうか・・・。














こんなでっかい岩が流されてきたのを見るとあらためて凄まじい雨だったんだなと思います。













無理においでくださいとは言いませんが、とりあえず阿蘇ベースは通常通り営業しております。

2012年7月12日木曜日

unprecedented rainfall


「電車が止まってるんだって。(英語)」、と朝受付が空く前にチェックアウトして駅まで行ってきたというゲストさんが戻っていました。ゆうべあれだけ降ったらそうだよなあと思ったのですが、事態がそれよりはるかに深刻だったこと知ったのはそのだいぶ後でした。

“これまでに経験したことのないような大雨”とのことです。

阿蘇ベースの周辺は確かに雨はひどく降ったものの浸水被害などは無く大丈夫です。

ただ電車、バスが全く動いていないためチェックアウトしたゲストさん達、熊本の街まで行く交通手段が無く、また大分方面から本州に抜けたくても行くことができないいわゆる“陸の孤島”状況が続いております。

現在復旧に向けて懸命な作業が続いていると思いますが、そうした困っている人たちの為に頑張ってください。



そして今回の豪雨で亡くなった方のご冥福をお祈りします。

2012年7月11日水曜日

ワスレ、ラレナイ。

キリマンジャロは、高さ19,710フィートの、雪におおわれた山で、アフリカ第一の高峰だといわれる。その西の頂はマサイ語で、“神の家(ヌガイエ・ヌガイ)”と呼ばれ、その西の山頂のすぐそばには、ひからびて凍りついた一頭の豹の屍が横たわっている。そんな高いところまで、その豹が何を求めてきたのか、今までだれも説明したものがいない。

~キリマンジャロの雪(ヘミングウェイ)より~



1997年夏―タイ、バンコクでない何処か地方都市(←忘れた)。

私はいつものようにビーチサンダルでぺったんぺったん街を闊歩しておりました…。

ぺったんぺったんぺったんぺったん…


…ぺったんぺったんぺっ“プチッ!”


なんか踏んだっ!と思いました。しかもサンダル越しに踏んだのではなく、ナゼかフレッシュな生の感触です。


足の裏を確認すると、踵のど真ん中にハエが潰れてひっついていました。

「うへっ。キッタネー。」と慌ててピシッと人差し指で弾き飛ばしました。


…。

しかし…、と少し冷静になって考えました。


あくまでフツーに歩いていた足の踵とビーチサンダルの僅かな隙間、そして片足が地面を離れて再び地面を踏みしめるまでのほんの一瞬、その瞬間、そのハエは何を思ってその危険な空間に突入しようとしたのか…?

その当時ふたつの物語がふと私の頭に浮かびました。
リチャード・バックの『かもめのジョナサン』とヘミングウェイの『キリマンジャロの雪』…、

をアッシュが回想している『バナナフィッシュ』の名シーンです。



その隙間、オレなら…、イケる!とスピードの向う側を夢見たハエの自分の生命をかけた挑戦だったのか。

それとも私がその昔北海道で起こしたバイク事故のようにキラキラと光る美しい海に見とれながら走っていてふと視線を前方に移すと(←ふと移してどーする)もはや手遅れな距離に右折車両が停まっていた時と同じような感じだったのか(←馬鹿)。


今でも時々、このハエのことを思い出します。高みへ、高みへと登りつめる孤高の精神を持つ希有なハエだったのか、ただの馬鹿だったのか分からないハエのことを…。