2010年10月13日水曜日

霊巖洞。五輪書。




行ってきました霊巖洞。ここも以前から行かなきゃ行かなきゃと思っていた場所です。

宮本武蔵のファンは海外にも多いので、「レイガンドーちゅーところに行きたいんだけど…。」という質問を受けることもたまーにはあります。

ご存知の方も多いかと思いますが、この霊巖洞は宮本武蔵が五輪書を書いた洞窟で、その手前には五百羅漢と呼ばれる一体一体個性的な石仏群が斜面一帯に座しており、頭の無い羅漢像が多いのは少々残念ですが、その様々な表情には目を奪われます。上の方にある羅漢像を近くで見る、または写真を撮るために斜面をよじ登る場合はかなり滑りやすいのでお気をつけ下さい(というか、登っていいのだろうか?)。





『五輪書』(ごりんのしょ。英語ではThe Book of Five Ringsと訳されています。)、といえば、かの400戦無敗、ヒクソン・グレイシーも座右の書にしていることでも有名です。私は読んだことはないのですが、以前私がオーストラリアに居たとき、日本語情報誌の記事で五輪書のことが話題にされており、そこに次の言葉が紹介されていたのでした…。


「二天一流」この道を行う原則がある。
第一に、邪心を持たぬこと。
第二に、道は観念で無く実践によって鍛えること。
第三に、一芸でなく他芸に触れること。
第四に、己の職能だけでなく、広く多くの道を知ること。
第五に、合理的に物事の利害と損得を知ること。
第六に、あらゆることについて、直感的判断力を養うこと。
第七に、現象面に現れない本質を感知すること。
第八に、わずかな現象にも最大の注意を怠らぬこと。
第九に、役に立たない無駄なことはしないこと。



これを読んで、当時の私には何かぐぐっとくるものがあったんでしょう。滅多にそんなことしないのですが、この言葉を持っていた小さな手帳に切り抜いて貼っておいたのでした。今でもその手帳はしっかり持ってます。まあ私自身そんな書いてあるような理想どおりには全然いかない月並みなニンゲンですが、よいこと言ってはるなー、と思いますので皆さんにもご紹介させていただきました。

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