2012年8月17日金曜日

ほほえましい。

お盆期間中はたくさんの方にお越しいただき、ありがとうございました。

こういう会社が休みの時期は家族連れの方々が多くなる傾向があります。
阿蘇ベースの場合、3人家族の場合はなんとかツインの部屋かダブルルームプラスの部屋でエキストラの布団を敷いて(または小さいお子さまの場合は無しで)対応できますが、4人家族の場合はひとつのプライベート部屋では狭い為お断りしており、部屋をふたつ借りていただいております。

ドミトリー(相部屋)は4人部屋ですが、入り口がドアではなくカーテンになっており、10歳未満のお子さまはお断りしています。

このお盆期間中に、ある4人のゲストさんがドミトリーの部屋を予約されました。いらしたところ、ご家族でした。

こどもがふたり、お姉さんと弟。そしてその弟さん、かわらしいけど…、小さいぞ。

10歳以下ドミトリーダメポリシーをお読みになっていなかったか。しかし他のプライベートルームは無いし困ったなあ。でも言わなきゃあな。出来ればそのこがいないところで聞きたいけど、ずっと横にいるからしょうがない…。


「あ、あのー、お子さん何歳ですか?」

「あっ、ああー、この子ちっちゃいけどこれでも10歳、小学校4年生なんですよー。」

と私達の規則をよくご存じだったようで、そう仰いました。それはたいへん失礼しました。

横で聞いていたその子は「だってぜんぜん大きくならんもーん。」と少し拗ねたように言いました。
彼のプライドを傷つけてしまったようです。私は、“失敗した”と内心若干動揺したので「いやー、男は中学校入ってから大きくなるよ。俺もそうだったし。」などと気の利いた大人のフォローも、うまく出ませんでした(だいたい後からあー言えばよかったー、などと後悔するんだよなー、私の場合。)。


そしてそのご家族のチェックアウト時、受付にいる私達に向かってその弟さん「どうもありがとうございました。」と少し照れながら、でもはっきり聞こえるように言ってくれました。おかあさんが横で「もっと大きな声で言わんかい。」と頭をぺしっ!と軽くはたきます。ほほえましい光景です。

じゃあバイバーイ、と手を振る私、手を振り返す弟。その手が何故か空中で停まりました。


私の手と彼の手、その距離30cm程、“??”と思いましたがどうやらハイタッチを待ってるようです。趣旨はよく解りませんがとにかくパシッと力強くハイタッチ。横にいた妻も「私も私も!」とハイタッチ。


ほほえましい男の子でした。大きくなれよ~。

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