2011年10月16日日曜日

アラスカの語り部、ボブサムさん。

アラスカ、クリンギット族の語り部で世界各地を公演で周っていらっしゃるBob Samさんにご宿泊いただき、特別に貴重なお話をしていただきました。ボブさんは有名な写真家で随筆家、故星野道夫さんの友人で、星野さんを追悼した(というか本当は星野さんをフィーチャーして撮影する予定だったのですが、撮影開始予定の1週間前に熊に襲われて亡くなったそうです。)ドキュメンタリー映画、ガイアシンフォニー第三番にも出演されています。

日本には毎年のように公演に来られているようですが、今回は即興演奏家の奈良裕之さんと語りと音楽のジョイント公演で日本を周ってらっしゃいます(※奈良さんは今月の20日、阿蘇ベースから歩いてすぐの雑貨屋さんコム・シェ・ヴさんでライブあります)。今回は特に阿蘇ベースで語りをしていただく予定はなかったのですが、ご本人がやってくださるというのでお言葉に甘えさせていただきました。しかも同行の美人通訳岡田さんの同時通訳付き。


ちょっといやらしいはなしですが、通常タダでは聞くことはできないのでその日に宿泊された皆さん、もちろん私も含め、とてもラッキーだったと思いますよ。




聞く者をトランス状態に導くことも可能と言われる(ご本人がそう仰ってました)抑揚を抑えた低く重厚な声は、聞いて心地よく、引き込まれます。話の内容は、書くと大変ですし、勝手に書いていいのか分かりませんのでここでは記しません。ただ、1時間超にも及ぶ話の終わりに「世界中の人々は友だちになれます…(←要約)。」と順番にゲストさんひとりずつ握手をしていったとき、次私の番!というところでくるっと向きを変えて元の立ち位置に戻ってしまいました。『そ、そこまでかい!(←心の声)』と準備万端だった私の右手が一瞬所在なく宙を彷徨ったのですが、次の日の出発前に「また是非来てください!」というと、にっこりと快く握手してくださいました。心当たりはないけどじつは何故か嫌われてるんじゃないかと若干心配してましたので、そのボブさんの笑顔にホッとひと安心したのでした…。

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