2010年8月1日日曜日
不味いもの
ヒトには一見矛盾するような相反する心理が同時に存在する場合があります。
怖いけど見たい…。ホラー映画やお化け屋敷にある程度の需要が変わらずあるのは、ヒトには“怖いもの見たさ”という心理があるからです。同様に、“不味いもの食べたさ”というのもあるんじゃないでしょうか(ちなみに“臭いもの嗅ぎたさ”もありますね。間違いなく。)。
先日宿泊されたスウェーデンのグッドルッキングガイズ、MarcusさんとJohanさんから“LAKRISAL”なるスウェーデンのステディセラーキャンディーをいただきました。
コレ、
「おいしいからぜひ食べてみてくれョ!(ニコニコ)」
という感じではなく、どちらかというと、
「“おもしろい味”だからぜひ食べてみてくれョ!(ニヤニヤ)」的な、かなりクセのある味のキャンディーです。
彼らはそのキャンディーを子供のころから食べているので、たまに“craving”になると言っていましたが、要するに、オーストラリアでいうところのベジマイト、日本でいうところの梅干しだとか納豆のポジションだと考えられます。もしもガイジンさんの知り合いが日本に来たら、納豆食べさせてみたくないですか?
先日ブログに出た韓国のムスメたちにも納豆食べさせましたが、予想通りすこぶる不評でした(ニヤニヤ)。
で、“LAKRISAL”ですが、口に入れた瞬間の私のリアクションは
「うゎ、マズ!」でしたが
5秒後には、ちょっとだけ慣れました。まあ、それほどひどくはありません。でも口の中から早く溶けて消え去ってほしい、との想いは基本的に最後まで消えませんでした。
舐めている最中、心の中で葛藤がありました。
早く無くなるように、噛んでしまおうか…。
しかし噛んでしまうことによって、この味が口の中に爆発的に広がってしまうかもしれないという恐怖感が、私を思い留まらせます。少しずつ、少しずつ、小さくなっていくのを辛抱強く待って、ついに無くなったとき、かすかな安堵感と達成感が湧きあがるのを自覚しました。
皆さんの“不味いもの食べたさ”の心理を少しくすぐったところで、コレ、食べてみたくないですか?
「ブログ見たよー!」、と一声かけていただいた方に限り、ひと粒ずつ、先着順で差し上げます。日本ではなかなか手に入らない、このスウェーデンの珍味をこの機会に是非体験してみてはいかがでしょうか!
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