2012年5月26日土曜日
はく、目覚める。
10日くらい前でしたか、はくがみ゛ゃーおみ゛ゃーおとやけに興奮した声で呼んだのでドアを開けてみると、スズメを一羽口にくわえて持っていました。
どうも猫はとらえた獲物を持ち帰り飼い主に見せるという習性があるらしいということは小耳にはさんでおりましたので、その死にかけのスズメを見て(まだ息がありました)一瞬固まったものの、猫とはそういうもんなんだと自分を納得させました。
翌日か翌々日だったか、今度はカナリヤのような黄色い鳥を持ってきました。その数日後には再びスズメを持ち帰ってきました。
仕留めた鳥たちに軽くジャブをかますなどしているはくを見ると、昔テレビで見たシャチがまだ息のあるアザラシの子供を空中に放り投げたりして弄ぶ映像や、ライオン(かトラか忘れたが)の親がガゼル(だったか忘れたが)の子供を生殺しのまま子供達に狩りの訓練も兼ねて与えていたような、幾分残酷な映像を思い出します。
スポーツハンティングだとか釣りにおけるキャッチ&リリースなど、食べるつもりもないのにむやみやたらと生き物を傷つけることはやはり基本的には全く感心しないので、
「はくあのな、食べるつもりもないんだったらかわいそうだからもう獲ってくんのやめな。」とはくの目をしっかり見て言い聞かせました。
相変わらず猫の言いたいことはよく解りませんが、
「アイアイサー。もうこんなことは二度としません、マスター。」とは絶対に思っていないことだけはそのつぶらな瞳がはっきりと語っていました。
そして本日4羽目を仕留めてきました。
はく、完全に狩りに目覚めてしまいました…。
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