2011年5月15日日曜日

山登りの代償

紆余曲折を経て料理人になった10代からの友人Tが静岡からやって来ました。働いている店が移転するらしく、約7年ぶりの10日程度の長期休暇です。
1週間ほど阿蘇に滞在するのでやはり何はともあれ山歩きに連れて行きました。


仙酔峡からのややマニアックなルート、強風により運ばれてくる火山ガスが細かい水滴となって眼鏡に付着する程で、鼻や口はタオル等で防御要。意外とかなり目もしみる、ということも分かり、ガスマスクだけではなくゴーグルも必要だな、と今後の為(←?)に貴重な教訓を得ました。


「こりゃ、富士山登山よりきついよ!」と、もともと寝ているのか起きているのか分からないような細い目をさらに細くしながらTは言いました。


そんな中、ガスの影響なのか、おっさん化の影響なのか、「イテー!」と、突然Tがコケました。


「山行くから、歩きやすい靴で来てくれよ。」と言っといたので、普通はある程度服装も考えると思うのですが、Tは半ズボンしか持って来ておらず、おかげで脛から少々血が出るダメージを負ってしまいました。まあ自業自得でしょう(と突き放す私)。


しかしポケットに入れておいた彼のデジカメに、そのときから本人の意図より右寄り狙いのユニークな癖が付いてしまったのは、すこしだけ同情しました。


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