2010年6月20日日曜日

プチ旅行 to 阿蘇観光ホテル②




続き。

おー、いかにも、『廃墟』だな…。



中をのぞくとまるで整理する暇もなく逃げ出したかのように色々なモノが乱雑に残されています。お、ドアが開いてる。入っていいのかな。まあ、どちらかといえばいけないのだろうが、いいや、入っちゃえ。と、キキを紐でつなぎ、一緒に建物の中へ。

食器類がこんなにいっぱい。料理技術優秀と書かれた記念の盾のようなものが掛ってます(なんで置きっぱなしなんだろう)。



廃墟特有の物悲しい雰囲気。ひとことで言うと薄気味悪い。かつてここでにぎやかな食事が毎晩繰り広げられたことだろうと想像してみる。大昔に見た『シャイニング』でも、ジャックニコルソンが過去に繰り広げられていた優雅なパーティの幻覚を見るシーンがなかったっけ…。もうちょっと奥へ行ってみよう。暖炉もある。そして階段がある。

上に行ってみようか。しかしこの階段…。く、暗い…。が、行くぞ、キキ。Let's step into the darkness! だ。ホラ、来い、キキ。このくらいの階段登れるやろ?

ん?なになに、“ソッチハ クラクテ コワイカラ イキタクナイヨ”だって?なんだよナサケないヤツだなぁ。

と、なんとか飼い主=親分の威厳を誇示しつつも、そのキキの嘆願をアッサリ受諾

イヤ、暗闇に恐れ(畏れ)を抱くのは人類の遺伝子に刻まれた本来の機能が正常に働いている証拠だし(言い訳①)、別にこのプチ旅行、罰ゲームじゃあないし(言い訳②)、、、よし、撤退。

ふぅ、外の空気はウマいぜ、とひと安心。しかし、建物の周りをうろうろしてみると外に階段が。ちょっと登ってみるか。かなり急だな。よし、キキ。抱っこしてやる。行くぞ。おー、屋上テラス。なかなかいい眺めだなー。おや、さらに上に行く階段が。よし、キキ。ここで待ってろ。ちょっと上見てくる。



そして親分(私)の姿が見えなくなると、“ドコイクノー! オイテ イカナイデヨー!!”とばかりに、きーんきーんと狂ったように鳴き(泣き)出すキキ。まだまだ子供なんです。

よしよし、そんな心配すんなって。さあもう行くぞ。と阿蘇観光ホテル跡を後にします…。



しかし私も何度か野宿の経験がありますが、雨風がしのげるからと言ってこの建物の中でひと晩過ごすのは絶っっっ対にイヤですね。

もう少ーしだけ続く。

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